昨日は、母の日でしたが、我が家は特に何も予定がありませんでした。世の中は母の日なんだね、おばあちゃんに電話しよ、くらい(プレゼントはもう贈呈済み)🙄。なぜかテンションがあがらなかったのです。


お花屋さんで売っているお花は、おばあちゃん達のお庭のハイシーズンを迎えた薔薇を考えると、なんだかなと思ってしまうお値段がついてるし。


本気でダイエットを始めたから甘いものは食べないし。


娘は部活、夫は仕事で普通にいないし。


物欲もないので、欲しいものもないし。


自分で言うのもなんですが、娘と夫には、日頃から感謝されているので、母の日の特別感なくても大丈夫な感じで🙄。


と、本当に何もない普通の日になる予定だったのですが、それもちょっとつまらない気がしていた所に(以前はビッグイベントだった)、カレンダーをみていたら、昨日の夜しかロミジュリを観に行ける日がないことに気がつき、急遽、娘と夜の部の東劇に行ってきました😊。



2週間後に中間テスト&体育大会の疲れがまだ残るのに課題が終わっていない娘は、最初行きたいけどやめておく、と言っていたのですが、今日いかないと行けないよ!オペラちゃんと観たことないじゃない、初心者なんだから、質の良い経験値を積んでおかないと分からないよ、いざ行けるようになった時にもったいないことになるよ。それに今日は母の日だよ。ママとお出かけしようよ。


と説得して行きました😊。


行って良かったです。もう本当に素晴らしい圧巻の舞台で、ジュリエットのアリアにも、2人の二重唱にも、号泣しっぱなしでした。泣けた〜😭。


主役の2人が本当に本当に本当に凄かったのです。ジュリエットのネイディーン・シエラのエネルギーと言ったら、もう!プリマドンナってすごい。大谷翔平選手もすごいけど、人間って、才能のある人が磨きに磨きをかけるとここまで行けるものなんだ😳、人間の可能性ってすごいなぁと思いました。


最後のシーンは、さすがフランスオペラ、悲劇度マシマシだったね、と娘と頷き合いながら帰ってきました。あと、幕間のインタビューの英語は全部聞き取れた、字幕要らなかったよと言っていて、あらそこまで育ってたのかと思いました。良かったです😊。


ロミジュリは、プロコフィエフの音楽が好きで、バレエをよく観ていましたが、シェイクスピアの原作のお芝居よりも、バレエよりも、オペラが一番派手というか、音楽の力と、演奏者の力がかけ合わさって、感情の昂りや、盛り上がりの吸引力がすごいというか・・・。オペラが総合芸術ってほんとだなと思いました。


あと、衣装も、バレエのような動きのための制約がないから、やりたい放題できてる感じがする。お金の掛け方が、あぁアメリカの国力は強いんだな、世界のお金が集まってるんだなという感じで、日本には出来ない文化だな、勢いが違うなと思い、ちょっとさみしい気がしました。


でも、ライブビューイングでも、こうしてこんなにものすごい舞台に触れて感動することが出来るのは恵まれているし、幸せだと思います。昨日母の日として一番嬉しかったのは、忙しい娘と一緒に良い舞台に触れられたことでした。娘が凄かった、ママ連れて来てくれてありがとう、また来たい、いつかトゥーランドット観たいなぁ、と言っていて嬉しかったです。来シーズンの演目が今から楽しみ。家族やお友達や、いま同時代を生きてるご縁があった大切な人と、良い時間を過ごせること、心動かされる何かに出逢えること、それが一番幸せなことだと思う今日このごろです。


↓娘の初ライブビューイングの記念写真😊。いつか自分で生の舞台を観に行って欲しいです。せっかく今年の夏にNY行くのに、夜の予定が何もないのが残念です。学校のツアーだから仕方ないけど。ブロードウェイかなにかひとつで良いから舞台行けたらいいのにな😔。