去年からマインドフルネスを実践するようになった。
瞑想とかマインドフルネスとか、心を穏やかにするのにいいらしいとは知っていたけれど、実際役に立つと知ったのは自分がうつ状態になってから。
あの時は想像さえしなかったことが突然起きて、ただただ衝撃を受け毎日絶望しかなかった。
起こったことを毎日繰り返し思い、悲しみをなぞるうちに身体が反応するようになってしまった。
そんなつらさを回避するのにマインドフルネスが役に立った。
「瞑想ってストレスにいいらしいよ。ハーバード大学でも研究されてる最新の脳科学なんだって」
以前授業で脳の機能のことについて習った受け売りで、そんなことをみんなに言ってただけだったのに。
何をしたかって?
ただ自分の息に感覚を集中させただけ。
でもこれが案外難しい。
気がつくと頭の中で別のことを考えていたりする。
自分の外側の感覚に神経を集中させるのが、急激に内側に向きすぎてしまった神経を穏やかにするにはいいのかも知れない。
実際そうだった。
どこにも逃げ道がない恐怖から逃れることができたのだから。
こんなにつらい…
という気持ちに集中し過ぎるのを防ぐからだろうと思う。
実際、感覚を五感に集中させることで脳のストレス機能が働き、痛みが薄らぐという実験があったりする。
マインドフルネスが抗ストレスになるというのを自分の身体で実感した体験だった。
過去のことを後悔し、未来のことを不安に思う。
そんな「今」を過ごしていたら未来永劫ずっと楽しみがくることはない。
いつかピクニックに行きたいと思っているのに毎日忙しくていく暇がないうちに時間切れになってしまう。
瞑想をする時に紹介してもらったティクナット ハン師のYouTubeの中の言葉だ。
「今ここ」
Here and Now
に集中すること。
「しあわせ」や「成功」を求めて走り回っている私たち現代人。
Stop running
「止まること」
そうすれば過去や未来に想いをはせ過ぎてエネルギーを消耗することがない。
マインドフルネスは感覚を五感に集中させることでストレスを軽減させ、自分が生きていることを実感する手段なのだった。