父が亡くなって、ひと月経ちました。



昔は
私の事をもっと愛してほしいと
思っていたけど、



今思う事は
父をもっと愛したかったです。



子供の頃、
大きな声で感情的に叱り、叩く
父が苦手でした。



去年、帰省した時に
父との心の距離を近付けたくて


子供の頃に
叱られて嫌だった事を
話そうと思っていたら、


父の方から
何かの話題の時に、


「俺は景子が子供の頃に
叩いたことはないな。」
と言いました。



私は、
「え?!
嘘でしょ、覚えてないの?」


と父に言ったけど、


父が私を激しく叱った記憶がないのは、
私の事を愛していた記憶しかないからなんだと
気付きました。



しっかり愛されていたんだ。






私が12/1に帰省する予定だったので、


父は自分が好きな希少なお酒を
私のために手に入れてくれていました。




しかし私が帰省する予定だった日は、
父のお葬式の日になってしまいました。



父の日本酒は、
父の愛を感じながら
夫とゆっくり飲もうと思います。



父を悪者にして、
被害者意識で自分を苦しめていた私。



でも、もう父は
私の中で悪者じゃなくなったから、



父からもらったものを
活かしていきたいと思います。