2時間ほど待って警察の方が来ました。
「ごめんやでー、こんな時に」
「最低でも検死、ほんまんとこ司法解剖やねん」
事件だと思ってる刑事さんに、これは事故です。なので、これ以上の調べは求めません。と言っても
「分かるんやけど、そうはいかんねん」
とにかく、遺体は預かります。
1日、2日返せないと思います。
そこからは、事務手続きの嵐です。
気持ちが追いつくとか追いつかないとか
そんな時限には居なかった気がします。
遺体を警察に預けて私もTちゃんの家に戻りました。
現場検証、家宅捜索
まるで、刑事ドラマのシーンに居るような時間でした。
遺言状があったこと、葬儀社の会員に成っていてくれたことはとても助かりました。
Eちゃんは少し認知が始まっていました。
よく迷子になったり、自転車どこに置いたかわからなくなったり、目的じゃないもの買ってきたり
そんなの、あるあるの認知初期
だから
Tちゃんがどうなったったのか
それから多分100回以上喋ったと思います。
60年以上生活を共にしていたのに
住民票を一緒にしていなかったので
同居人の認定もされず
喪主にしてあげることもできなかった…
そしてEちゃんの結核問題も残ったまま
何から手を付けて
何をどうしたらいいのか
混沌の、そして怒涛の日々がはじまります。