こんにちは
さちの自然菜園へようこそ
カボチャ
先日行燈を外したカボチャです
1株だけ開花しましたが虫喰いだらけ↓
一方で虫喰いゼロの株も↓
この違いは一体!?
元気な株は共生する菌根菌の
代謝産物(防虫成分)を放出できるので
虫が付かないそうです
その詳細はこちら↓
菌根菌は植物の根と共生する菌類の総称です。植物は光合成した糖とタンパク質の一部を菌根菌に与えます。それと引き換えに菌根菌は鉱物や有機物から微量栄養素(リン、銅、亜鉛、他)を取り出し、植物が吸収しやすい形に変えて植物に与えます。
また、虫に食害された植物は菌根菌の代謝産物(防虫成分)を放出します。この防虫成分は植物自身が合成して作ることは出来ません。
窒素肥料を過剰に与えられた植物は、根から糖とタンパク質を出さなくなり菌根菌との共生を止めてしまいます。すると菌根菌からの微量栄養素や防虫成分が貰えないので、植物体だけは大きくなるけれど虫や病気に弱くなってしまうのです。
※『土•牛•微生物』D•モンゴメリー著 参照
↑この事から予想すると
窒素肥料が与えられていない畑であっても
弱った株は菌根菌への糖などの供給が減少
それに比例して貰える代謝産物も減少
そして虫食いを防げなくなる?
だから
この悪循環で枯れる前に子孫を残そうとして
慌てて花を咲かせた可能性はある?
そんな事を考えました