こんにちは曇り

さちの自然菜園へようこそ



ビオレッタ• とろーり旨なす

賀茂ナス•庄屋大長茄子


育苗中のナス苗です↓


とろーり旨なすとビオレッタは葉脈が緑色で生育が早いです。昨年育てた翡翠茄子によく似ています。


対して庄屋大長茄子と賀茂ナスは葉脈が紫色です。生育は賀茂ナスは普通ですが庄屋大長茄子だけかなり遅くて、他品種より一回り小さいです。昨年育てた橘田中長茄子も葉脈が紫色で生育は遅かったです。


海外のナスは葉脈が緑色で生育旺盛?

日本のナスは葉脈が紫色で生育緩慢?


サンプル数が少なすぎるので違うかも知れませんが、そんな気がしました。

どちらにせよ同じ管理をしても生育差が出ることが分かったので、育てやすい品種選びは大事だなと実感しています。


生育が良い苗を3苗ずつ選抜して


畑に定植します


昨年もナスを育てた畝に連作します


今はまだニンニクがありますが


ぶつからない場所に


そのまま植えていきます↓


まず昨年コンパニオンプランツに植えたニラを


抜きました↓

植えっぱなしのままナスを連作し続けたらニラが大株になりすぎてナスの生育阻害をしたのではないか?と思う年がありました。それ以来、毎年ニラの根を切って抜いて再び植え直すようにしています。



そして今年の実験は冬の間に溜め込んでおいた

みかんの皮の乾燥粉末です↓



    

みかんの皮にはリモネン(柑橘類の香り成分)が含まれています。このリモネンが病原性糸状菌の動き(胞子の発芽、付着器形成、植物体への侵入)を抑制することが岡山大学の研究で分かっているそうです。更に、リモネンに触れなくてもリモネンの揮発物質が存在する空間では前述の抑制効果があるようです。植物体自身が揮発性物質を感知して病原菌の侵入を阻害する対策を講じることも出来るみたいです。

また、リモネンは害虫忌避効果も少しはあるような?経験則レベルの事もよく言われています。大きな期待は出来ないけれど、みかんの皮があるなら株元に撒いておいて損はしない程度の感覚みたいです。いずれ分解されて堆肥化すれば植物の肥料になりますしね。


さてナスの植え付けに戻ります

各品種3苗ずつあるので

みかんの皮を3通りの方法で使ってみます

①底と表面に撒く
植え穴の底に一握り撒いて↓



みかんの皮が根に触れないように土を被せ↓



その上にニラとナス苗を置きます↓



生ゴミ堆肥で覆土したら

上からもう一握り撒いて↓



苗に乗った粉をさっと振り払いました↓



②土に混ぜる

植え穴を掘った土に2〜3握り混ぜてから↓



ニラとナス苗を定植↓


覆土の生ゴミ堆肥にも混ぜて


表面にも薄っすら撒いて


葉に乗った粉を振り払ってあります


③対照(生ゴミ堆肥使用)

比較対照としてみかんの皮は使いません

植え穴に生ゴミ堆肥を一掴み入れてから↓



ニラと一緒に定植しました↓


覆土も生ゴミ堆肥です


   



定植完了したら

活着するまで風除けに行燈を設置しておきます↓



みかんの皮で病気予防が出来たら


昨年のように生育不良で消える株が


無くなるかなと期待しています


もし防虫効果も見られたら


他の野菜の株元にも


撒いてみような