こんにちは
さちの自然菜園へようこそ
コロナで休館していた図書館が再開したので
農業雑誌などを借りて
久しぶりに勉強しています
その中で『現代農業2020年1月号』が
とても面白い内容で鉄の特集でした
結論から言うと鉄イオンが主成分の
市販の活力剤と似たものが
簡単に手作り出来る!という事らしいのです
材料も家にあるので作ってみたいと思います
材料は3つだけ
①緑茶パック2個
②鉄(鉄釘10本くらいの量)
③水
まず10リットルのバケツに水を入れ
その中に緑茶パックの出がらし2個と
倉庫に転がってた使わない鉄杭?を入れて
緑茶成分が出るように揉み出しました
あとは1〜5日放置して黒くなったら完成です
翌日、早くも黒くなりました!
使う時は原液のまま使えますが
節約したい時は3〜5倍希釈でも良いようです
※鉄は何度でも繰り返し使えますが少しずつ黒くなり溶けにくくなってきたら酸性の液体(酢、クエン酸など)に漬けると元に戻ります
自然界の鉄は酸化鉄や水酸化鉄の状態であり
植物はこれを吸収しにくいので
根から根酸を出して溶かして吸収したり
根圏微生物がキレート物質を分泌して
キレート鉄になったものを吸収しています
吸収した鉄は葉緑素を作る材料になります
葉緑素は光合成をする葉緑体という
細胞小器官の中にあり
光エネルギーを吸収する役割の化学物質です
今日作ったものは
緑茶のタンニンと鉄が反応して
キレート化したタンニン鉄になります
タンニン鉄は植物が吸収しやすい状態です
植物の元気がない時や植え付け直後などに
与えると鉄を素早く吸収して
葉緑素を作り光合成を効率良く行えるので
早く回復して新しい根や芽を出すことが
出来るということです
まさに活力剤と同じ効果があるのですね!
念のため、活力剤は肥料ではありません
弱った植物に肥料を与えると肥料焼けして
更に弱ってしまいますので要注意です
サツマイモ苗の植え付けが控えているので
早速使ってみようと思っています