昨日は大通高校での講座の日。
仕事がお休みだったので、少し心に余裕を持てました。
今回の講座は点字には全く触れず、アイマスクをしての体験ワークが二つ。
一つは介助歩行。
ペアになって学校の周りを歩きました。
まるで小学生の遠足のように並んで歩く感じ。
人数が多いので、ペアを組んだり、全員揃ったかを確認したりするのがとても大変でしたが、受講生のみなさんはとても楽しそうに取り組んでおられました。
特に最初にアイマスクをした人は、逆の立場の役割をしたときには、前半での経験を生かせていたようです。
後半は音楽。
アイマスクをして暗闇の中で音を体験するという時間。
補助講師で協力してくださった佐久間さんがいろいろな企画を考えてくださり、場が和み、そして一体となっていた感じです。
この音楽を体験して
「目が見えないって楽しいこともあるのかもしれない。」
という感想を言ってくださった方もいて、準備や後片付けなど、ちょっと大変な思いを佐久間さんにさせてしまうのが申し訳ないのだけれど、できたらこの企画は続けられたらと思っています。
お忙しい中サポートいただいたことに本当に感謝です。
ただ、正直すごくあわただしいです(笑)
時計を見て時間と勝負していた感じです。
何度かやるうちに、きっと効率的にできるかもしれないので、講座が続く限り試行錯誤していきたいと思います。
そして昨日の一つ嬉しかったこと。
実は受講生の中には札幌市民の方が何名か参加されていて、私はそのうちの一人の受講生と、講座が終わってもかかわりを持ちたいと思っていました。
話しかけよう、講座の最後に手紙をお渡ししよう、そんなことを想っていました。
そうしたら!
昨日なんと彼女のほうから
「先生、がんばって手紙を書いてみました。」
と声をかけてくださったのです。
「これは運命?」
と思うくらい嬉しい気持ちになりました。
今後どのようなかかわりをしていくかはわかりませんが、講座が終わっても補足長く続く関係性になるような予感がしています。
そんな意味で昨日は充実&とても感動的な講座でした。
講座はあと2回。
来週はひたすら点字を書く時間になります。
短時間でどこまで文節分かち書きを伝えられるかわかりませんが、簡単な文章を書けるところまで指導できたらと思っています。