不安症~その先には~

 

私は事業の一つに宿業をしております。

1:1でお付き合いしたいと、なるべくお客さんとお話をしたりしています。

宿は、親や親戚から相続した古い家を改装しているので、和風の宿になります。

貸切利用をメインとしております。

 

今回は、印象的な子連れのイギリス人女性がやってきました。子どもさんは、くりくりの髪の可愛い15歳の男の子です。

お子さんは、ADHDだと自称していました。

 

おしゃべりなお母さんです。お母さんのイギリス英語は聞き取れるのですが、弾丸トークで、ものすごい早口でした。

お子さんの方は、一生懸命話してくれているんですが、英語が聞き取りづらく、すこし、理解するのに疲れてしまう私でした。

 

チェックイン時間が大幅に遅れたり、チェックアウト時間も大幅に遅れたり、

サービス外なのにスタッフの送迎をアテにしていたりと、

 

私に合わせてよ」が強いなと感じておりました。

(はい、お客さんも私の深層意識です。)

 

チェックアウト時間10時を大幅にずれて、11時半になり、そろそろ清掃が来る時間に連絡が来て、

「タクシーを呼んで、できるだけ早く!」

とのこと。

 

私の心の声(え、セルフチェックアウトとはいえ、まだチェックアウトしてなかったの!?)

 

タクシーをすぐに呼ぶのは難しそうだったので、私が迎えにいきました。

 

するとASAP(できるだけ早く!)と言ったわりには、20分も私を待たすのでした。

他の仕事も忙しいのに、と正直、私は思っていました。

 

で、遅くなった言い訳が、「昨日はなかなか寝つけられなかったので、遅くなったの」とのこと。

 

こちらの宿で寒すぎるとか騒音とか不備があったのかな?と何故、なかなか寝つけられなかったのか聞くと

 

「こんな広いところで、2人だけで、なんだか怖くて。

 もしシリアルキラー(連続殺人)が家に入ってきたらどうしようと思ったら怖くて寝れなくて

 

私の心の声「え? 連続殺人犯? ・・・・びっくり

私の心の声「っていうか、鍵の閉め方教えたよね。ドアを破って、連続殺人犯が来ると思うわけ?

しかもこの日本で、連続殺人犯と出会う確率はどれだけか知ってる??」

私の心の声「っていうか、何かの時にすぐ駆けつける態勢もあることは、伝えたよね」

 

よくよく話を聞くと、いつも、自分はそのような不安症になる、とのことでした。

そして昨日は不安で、自分の元彼に連絡したのだとか。(彼女はバツイチなのです。)

 

息子さんの証言によると

「自分は怖くなかったのに、お母さんが怖がらせるから、僕もだんだん怖くなってきた」

とのこと。

 

こちらは、外国人むけにマットはしっかりとした寝具で寝心地は抜群です。

お母さんがそういう妄想さえしなければ、息子さんもぐっすり寝れただろうに・・・

 

と哀れに思いながらも、

 

フラクタル心理学を思い出していました。

 

連続殺人犯が来るかもガーン

 

そんな妄想をしていたら、ドラマティックですし、怖い怖い、と怖がる無力な女性を演じられます

その熱演の延長から、男性に甘えることが出来ます。

男性に甘え、「守ってもらえる女性」になります。男性に甘えるネタになります。

(実際に、元彼に連絡しています)

 

ですが、そうやって、不安、不安と口にしていたら

ちょっとしたことが不安になります。

やがて通常の生活が出来なくなります。

日本の安全な場所でも、連続殺人犯が来るかも!?とハラハラして、寝れないのです。

 

それを続けるとどうなるでしょうか?

 

 

思考は現実化する」です。

どんなに安全と言われる日本でも、連続殺人犯と対面する日が来るかもしれません。

 

そもそも連続殺人犯のネタは、どこから来たのか?

彼女はある映画の名前を出していました。

 

映画を自分の現実に持ってきているのです。(しかも日本の話ではないのに。)

 

映画は映画です。

フラクタル心理学では、五感で体感出来ることしか現実ととらえません。

映画は妄想の範囲で、現実ではありません。

 

ですが、その映画をリアルに怖がり、リアルに感情を味わい、リアルに自分の現実に起こるかも!?

と妄想したら、本当にそうなっていくでしょう。

 

もれなく連続殺人犯とのご対面です。

 

フラクタル心理学を学んでいる私達は、そもそも、起こってほしくないような内容の映画は見ません。

それに意識を注力したり、妄想するだけで、思考は現実化しうるからです。

 

恋愛がしたい人なら、悲恋ではなくハッピーエンドを。

おだやかに楽しく生きたいなら、コメディを。

 

連続殺人してほしくない人は、間違っても、連続殺人シリーズを見ないでくださいね。

 

それでも「見たい」と思う人は、何故か?

 

それは、日常がつまらないからです。

 

日常がつまらないのは、自分の力を出しきっておらず、何かに挑戦したり、達成感を味わっていないからです。

 

連続殺人シリーズを見るより、何かのビジネスに是非、トライしたり、新しいことを始めることで、ドキドキハラハラ

してくださいねウインク