旅行疲れで今日は1日、掃除と嫁さん側の親戚のお盆参り&お土産渡しで終わりました
嫁さんの実家にも行きましたが、偶然居合わせた初対面の女性が乳癌治療を終え、再発転移なく、2年程経過したと、お義母さんに話していました。
お義母さんが、私を舌癌の治療を終えたばかりと紹介すると、初対面の女性が涙ぐんだ声で、こんなに若くて3人の子供が居るんだからお互い気を付けて行こうね、と言って下さいました。
初対面でもサバイバー同士、察することができるのかもしれないですね。
さて、話は昨日に遡ります。
旅行5日目の最終日は、私の地元、陸前高田で御墓参りです。
毎年帰省(家はないですが)してはいますが、なかなか復興が進んでいない印象を受けます。
そんな陸前高田は、時間が掛かった土地の問題をある程度クリアし、津波対策のため、現在かさ上げ中。
↓の右の茶色い部分がかさ上げ地。
現在の土地より約14mかさ上げする予定。
当初は重機による作業でしたが、きりがないですよね。
この建物が隠れる程の津波に備えないといけませんから、かなりの土が必要になります。
一本松は天候不良のため、今回はパス。
↓子供達はお墓までの道程を覚えてくれていたのか先頭切って歩いてました。
でも、震災以降は、毎年お盆に御墓参りと親戚を回る事にしています。
生きている内にしか会えませんし、恩返しもできませんから。
お参りの後は、仮設住宅や災害復興公営住宅に住む方々を半日かけて訪問。
ご高齢の方が多く心配を掛けまいと、舌癌の事は報告していませんでした。
やはり、癌と伝えると涙ぐむ方もいらっしゃり、一概に全て伝えるのがよい訳でないと痛感しました。
気持ちを切り替え、今年はフリーペーパーで情報収集して遅めのランチを決めることに。
実はフリーペーパーは宿の備品のため、スマホで写真を撮っておいたんですよ~。
目に留まったのは、以前から気になっていた、未来商店街の中にある、地元の野菜を食べさせてくれるBricks.808というお店。
ここに決定
私と嫁さん、長女が野菜のワンプレートランチ。
トマトピューレ仕立てのため、大人も美味しく頂けます
桃のコンポート?とチーズケーキ。
次に同じ商店街にあるLaughという雑貨屋さんに行きました。
サバイバーにも震災復興にも笑顔が大切
このお店オリジナルのラフぷるーんがお目当だったのですが、残念ながら売り切れ。
ラフぷるーんは、陸前高田市民のソウル飲料であるマスカットサイダー(私はお土産に1ダース買いました)に使うブドウを搾ったあとに石鹸として再利用したもの。
どうも同級生だったみたい
共通の友人の話題も通じて、なんか嬉しい気持ちになった
数年間お盆に帰っているけど、同級生に会えたのはこれが初めてだから。
そんな嬉しい気持ちに浸りつつ、この旅の最後の訪問地、一関に向かう。
一関には叔父と従姉妹が住んでいる。
3.11の時には、殆ど毎週末、私は家族を探すため六本木と高田を往復していた。
その際に叔父は、自宅の一部屋を宿泊用に提供してくれただけでなく、捜索自体も手伝って下さった恩人。
今でも、特に冠婚葬祭関係では、多大なアドバイスを頂いている。
そんな叔父一家と楽しい食事をするのが恒例。
こうして無事に東北旅行を終えることができました。
まとめると、親戚や知人が皆さん元気であった事
辛かったのは、疲労が溜まる中、東北道を4時間運転して肩がかなりこった事でした
それでは皆様も、体調管理に気を付けつつ、お盆をお過ごし下さいませ。