入院 4日目 手術後2日 | 【舌癌闘病記】Be a happy family ~がんを克服して幸せな家族になるぞ~

【舌癌闘病記】Be a happy family ~がんを克服して幸せな家族になるぞ~

読んで頂きありがとうございます。
このブログは、私が舌癌の告知を受けメンタルがかなり弱っていた時期に、たまたまこのアメブロで同病の方のブログを拝見し【とても】元気づけられたことをきっかけにはじめてみました。
つたない文章ですが、どうぞ宜しくお願いします。

2015/5/17(日)

結局昨夜も眠剤で寝つけたものの、深夜2時くらいに目覚めてしまった。

そこからは、喉が痛くてなかなか寝付けない。

夜中にトイレに起きるも、尿道が痛い。

血液を溜めるパックを首から下げているので肩がこる。

自分の身体がどうしようもない状態で、かなり憂鬱になる。

でも幸い、舌は時々ピリピリした軽い痛みがあるものの、喉や首の痛みに紛れてあまり気にならない。

6:00の血液量測定でも、まだまだ首から出血がある。

どのパックも100cc越え。

(「こんなに出ていいの?!」)



本日の朝食。

今日から3分粥。

ていうか、おかずは固形物だしw

4日目_1

案の定、食べるのに時間がかかり、朝の診察が最後の方になった。

でも、完食してやりましたぜ。

そういえば、昨日白板症では?!と疑った白い筋はほとんどが消えていた。

人間の治癒力ってすごいなと思い知る。



朝の診療は執刀してくれたK医師。

ご自身が執刀したという思いからか、舌の状態だけでなく、首の術痕も気にしてくれた。

K医師は周囲のメンバーに対して「テープ交換するから●と○番のテープ頂戴。」

メンバーたちがもたついていると「何年(この仕事)やってるんだ」と喝を入れる。

恐らく、K医師はメンバーからは怖がられてるかもしれない。

でも、この人はプロなんだな、と私は思った。

現に、テープを張り直してくれた後、K医師は笑顔で 「髭でテープ取れやすいかもね。傷の治りにも関わるから剥がれたらまた貼りましょうね。」と話しかけてくれ、感情的なところはなかった。

プロとして恥ずかしくない人材を育てるため、現場で奮闘しているK医師に、とても好感が持てたエピソードだった。



朝の診察が終わると、午前の看護師さんの定期検温・血圧測定。

37.5度、上126。

血圧の波が激しい。。。



そういえば、A病院にはドクターヘリが配備されていて、個室から離発着が見える。

1日に数回は飛び立っているようだ。

看護師さんに聞いてみると、山岳救助や事故現場への出動が多いらしい。

噂によると、患者が自分の意志でヘリでの搬送依頼はできないようだ。

ただ、必要を認められた場合には、無償になるみたい。

Dヘリ

そうこうしているうちに昼食。

4日目_2

液体に見えますが、右がポテトサラダですw

スプーンですくって口に入れるが、口の真ん中に入れてしまうと、手術した右側にどんどん漏れる。

スプーンで咀嚼と舌が動く左側に流し込む。

今日は次男が熱を出したため、嫁さんではなく、嫁さんのご両親とお姉ちゃんがお見舞いに来てくれた。

免疫力向上に効果があるといわれている「R-1」をたくさん買ってきてくれた。

がんの告知をされてからは、ほとんど毎日飲んでいる。

会話はやっぱりがんや入院の話が中心。

お義父さんの時は、胃がんで2/3を切除したため、こんなに直ぐ固形のものを食べれなかったようだ。

私に両親がいない分、本当に2人にはよくして頂いている。

お姉ちゃんはお子さん3人とも帝王切開で出産している。

術後3日は体調悪くて仕方ないけど、それ以降はよくなってくるから、と看護師の視点と自身の体験からアドバイスしてくれた。

ホントがんになってから一層、人の気遣いやありがたみを感じるようになった。



今日は夕食前に薬剤師さんが病室に来た。

いつも食前に飲んでいる薬の説明と、どのくらいの経過時間で効果を発揮するかなどグラフなど使って詳しく説明してくれた。

ご両親が帰り、嫁さんとLINEをしていると、看護師さんが食前薬を持ってきてくれた。

薬

今日は薬剤師さんの説明通り、夕食まで1時間程度前に飲んでおく。

そして夕食。

4日目_3


え~、真ん中の黄色いのが、サツマイモで、下の固形物はソフト照り焼きというもの。

しっかり照り焼きの味がしますw

夕食が終わると、歯を磨いて(毎食後スポンジで磨いてます)、読書や闘病記読んで、21:00の消灯を迎える。

看護師さんが「今夜も眠剤使いますか?」と聞いてきてくれた。

喉がまだ痛かったのでお願いする。

それから「明日には点滴が終わる予定ですからね。少し身体を動かすのが楽になると思いますよ。」

おおおおおお、やった

希望を抱きつつ、眠りについた。