入院 3日目 手術後1日 ② | 【舌癌闘病記】Be a happy family ~がんを克服して幸せな家族になるぞ~

【舌癌闘病記】Be a happy family ~がんを克服して幸せな家族になるぞ~

読んで頂きありがとうございます。
このブログは、私が舌癌の告知を受けメンタルがかなり弱っていた時期に、たまたまこのアメブロで同病の方のブログを拝見し【とても】元気づけられたことをきっかけにはじめてみました。
つたない文章ですが、どうぞ宜しくお願いします。

着替えが終わり、尿道カテーテル、モニターも取れ気分が上向いたところで朝食になる。

7:00位に看護師さんが、食前薬として「ポンタール」と「アルロイドG」という飲み薬を持ってきてくれた。

毎食前に飲むとのこと。

7:30を過ぎたくらいに、また看護師さんが部屋まで食事を運んで来てくれた。

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スプーンでリンゴジュースを口に運んで飲み込んでみる。

なんとか飲み込めた!

でも、例の喉の痛みと舌の腫れで、少しずつしか飲み込めない。

しかも、手術した右側に行くと飲み込ができないため、スプーンであらかじめ左側に流し込む。

(「食べないと鼻チューブ・・・」)

それを避けたい一心でとにかく飲み込んだ。

手術前は何も考えずにできていた飲み込が、手術して舌が腫れたことによりかなり大変な作業になってしまった・・・

こんなに飲み込めないものか・・・と焦りと不安を感じる。

そんな中、7:45からの診察が始まった。

頑張ったが、診察に遅れるとまずいという焦りもあって、半分しか結局食べる?もとい飲み込めなかった。

8:30近くにやっと並べた。

最後から2番目くらい。

診察室には座席が3席ほどあり、順番に座る。

私は主治医のG医師が空いていたため、そちらに呼ばれる。

G医師 「食事は食べれましたか?」

私 「はい、なんとか半分・・・」

G医師 「お、食べれましたか!よかったよかった。凄いじゃないですか!このペースでいけば、鼻から栄養摂取しなくて済みそうです。それでは口を開けて下さい。」

よかった・・・

G医師 「舌はまだ腫れた状態ですが、手術直後はこんな感じです。」

G医師 「ちょっとファイバースコープで鼻から喉を見せてくださいね。」

私 「はい。」

何度やっても慣れない鼻からのスコープ挿入。

G医師 「あ、左の穴から送管してますね・・・右から入れます。」

G医師 「あー、と声を出してください。」

私 「あ”~~~~」

G医師 「胃へ送管した際にちょっと喉が傷ついてますね。」

私 「確かに、唾を飲み込む際にとても痛みます。」

G医師 「数日経てばよくなると思いますよ。」

G医師 「それでは、できる範囲で食事をしっかり食べてくださいね。食べれない場合には教えてください。」

いや、教えたら鼻からチューブでしょ・・・それは嫌なんですw

私 「歯磨きは、いつから、はじめていいですか?」

ゆっくりであればそれなりに話せる。

G医師 「今日から磨いて頂いて結構です。ただ、舌に刺激を与えたくないので下でスポンジブラシと低刺激なマウスウオッシュを買って、利用してください」

私 「わかりまひた。ありがとうございまひた。」

まだ舌が腫れているせいで思ったように発音できない時がある。

そういえば、舌癌の闘病記を読ませて頂いていると、初日は会話制限や食事制限があったりするのをよく見る。

私の場合には、その辺の制限がなく、逆にこんだけ舌を動かしていいのかよ、とちょっとだけ不安になった。



検診が終了し、少しすると部屋の清掃が入る。

役割が決まっていて、ゴミの回収専門の方と掃除専門の方がいる。

清掃が終わって少しすると、看護師さんが検温・血圧測定にくる。

今日は・・・・37.5度、上96。

ん、96????

こんな低い値、今まで自分の血圧で見たことない。

でも、看護師さんは慌てることもなく記録している。

(「あまり気にしなくていいのか・・・」)

相変わらず喉の痛さが際立っている為、バイタルあまり気にしないことにした。

10時を過ぎていた為、尿の壷も回収!


そうこうしている内に今日の昼食。

コーンスープと果汁、ブドウゼリー。

流動食ばっかw

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今回は後に何もないのでゆっくり50分くらいかけて完食しました。

午後になると嫁さんがお見舞いに来てくれた。

パジャマとタオルを交換してくれる。

それから、娘からの手紙を持ってきてくれた。

ほんと、娘はこういうコミュニケーションをとることについてはマメだ。

もらってばかりなので、返信を書いて嫁さんに託す。

話は、嫁さんのお姉ちゃんの旦那さんの実家からお見舞いもらったとか。

今年のお盆はどこに寄りながら私の実家に帰ろうとか。

他愛のないもの。

14:00の面談開始から1時間程度病室に居てくれた。

子供たちが小学校と幼稚園から帰宅するため、15:00には帰る。

嫁さんが帰って暫くすると夕食の時間。

なんと、アイスが出ているじゃないですか

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冷たいし、味もしっかりしていて食べ易かったぁ。

食事が終わり、少しして歯を磨こうとする。

すると、舌は縫ってあって、歯が当たっている部分は、縦に数か所白くなっていた。

(「あれ、これって・・・白板症じゃないよね
」)

気にはなるが、1日で簡単にできるものか疑問だったため、考えないことにした。

こんなスポンジ状の歯ブラシを使って歯を磨く。

ブラシ


左側は何も問題なく磨けるが、手術した右側は傷口に当たらないよう、慎重に磨く。

ブラッシングが終わって消灯までテレビをつけてみる。

ベッドで横になり画面を見ようとするが、首を曲げる事ができない。

身体を横にしようと思ったが、それもドレーンが動いて痛いし、傷口に負担をかけている感覚になったため、やめた

仕方がないので、仰向けのまま音だけ楽しむ。

そのうち21:00になり消灯。

夜勤のS看護師さんが挨拶に来る。

昨日はよく眠れなかったと聞いているが、眠剤は必要か聞かれる。

喉の痛みが継続している為、御願いする。

眠剤を飲んで、眠りに落ちるまでの間、一日を振り返った。

今迄の自分の身体との違いに苛立ち、身体の変化に不安を覚え、でも身体から管が取れるたびに気分は上向きになる、、、といった心身共に起伏が激しく長く感じた一日だった。