安全運行の重要性を再確認する場として
開設されました
後にJALグループの全社員に
同センターでの研修を義務化しています
今では研修に支障がない範囲で
一般公開もされるほどオープンになり、
私も参加することができました
安全啓発センターは新整備場駅から
歩いて2分のところにあります
毎月1日に翌月分の予約が取れますが
JALグループ社員の研修や
企業の見学が優先のため、
なかなか予約が取りづらいようです
ただ、私の場合はたまたま３日前に
キャンセルがあったために予約が取れたので
予約が取れなかった方も
諦めずにチェックしてみることを
オススメします
センター内は4つの部屋に分かれています
・過去の航空機事故をパネルや映像から知る部屋
・123便事故による飛行機の残骸など機体の一部を展示した部屋
・亡くなられた方が遺したものや遺族の悲しみが展示された部屋
・関連資料や本、JAL社員の直筆による決意や感想を自由に閲覧できる資料室
これを90分かけて
順番に回っていくのだけれど
心がギュッと締め付けられたことを
覚えています
1番はじめの部屋、
過去の航空機事故を
パネルや映像から知る部屋では
数々の事故の概要と
安全啓発センターを作るに至った経緯を
学びました
JALは羽田沖事故など
度重なる事故を重ねたのち、
遂にあの御巣鷹山の123便事故を
起こしてしまいます
520名の命と人生を奪い、
ご遺族に苦しみや悲しみを与え、
お客様の信頼を一瞬で失ったJAL
それでも、なお、
遺族の心を蔑ろにするかのように
事故現場に残された飛行機の残骸や
遺品の処分を検討し続けたそうです
後に重大な事故につながりかねない
トラブルが連続して発生
よって、国土交通省より
事業改善命令を受けます
加えて、
業績悪化に陥っていたJALは
根本から生まれ変わるため
外部の先生を招き、
安全アドバイザリーグループを設置して
プロの指導を受けることにしました
取りまとめた提言書より、
事故の教訓を風化させてはならない、
活かすのだ という指摘を受け、
企業の考え方や在り方そのものが
間違いであったことに
ここではじめて気づきます
この指摘がきっかけとなり、
事故の残骸や遺品の処分を取りやめ、
安全啓発センター設置に至ったそうです
この経緯を聞いて私が思ったことは
問題が起こした後の過ちは
現在も繰り返されていると
強く思いました
特に2023年は
旧ジャニーズ事務所や宝塚音楽学校などの
企業の在り方が問われた年になりましたが
初動対応は
被害者や被害者家族の感情を
踏みにじる対応と言わざるを得ません
知床遊覧船沈没事故や
漫画家の自殺も同様です
どうしてこうなってしまうのか、
企業の仕組みを説明できる力が
私にはありませんが
そんな私が指摘できることは
愛が存在しないってこと
まるで道具を扱うかのような、
無機質で冷たいものを感じます
あまりにも残酷
愛がないから
人が離れた、経営破綻した と私は考えます
制度やハード面、法律を整える事も
もちろん重要ですが
ルールや規則、制度を作る前に
ルールを守るための
心構えや在り方を示すことも
必要なことなのです
どんな謝罪や事後対応をしても
全ての人を納得させることは
不可能だとは思いますが
愛を持つことを置いていかない、
そんな社会に
変わっていけたらいいですよね
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またのお越しをお待ちしております
うめちゃんより