「私って晴れ女なのよね~」
と知人のAさんが言い切った。
「大事なイベントとか
私が行くと必ず晴れるの!
雨が降っていても晴れるのよね!
私ってホント晴れ女なの!」
確かにAさんと一緒に
オープンテラスのお茶会に行った時は、
晴れていた。
快晴で気持ちのいい時間を過ごした。
「ほらね言ったでしょ!
私が行くから必ず晴れるって!」
Aさんは自信たっぷりに言った。
ところがある時、
Aさんと一緒にみんなで
庭園の散策に行く予定だった日に
雨が降った。
「ええ~ありえないわ!
きっと雨男か雨女がいるのよ!」
Aさんはみんなを見回して、
一番気の弱そうなB君を見て言った。
「B君、あなた雨男でしょ!
あなたのせいで雨が降ったのよ!」
気の弱いB君はすまなさそうな顔になり、
Aさんは雨が降ったのは
さもB君のせいであるかのように
不満げな様子だった。
私は頭の中に
「?」がいくつも浮かんだ。
B君はオープンテラスであった
お茶会にも参加していた。
私も参加していた。
だからB君は晴れ男、
私も晴れ女であるはずだ。
当日参加していたみんなが、
晴れ女晴れ男と言えるのだ。
また庭園散策には、
AさんもB君も私も参加予定だった。
ということは、
3人とも雨女であり雨男なのだ。
参加予定だったみんなが、
雨女、雨男とも言えるのだ。
Aさんは押しの強い人で、
「私って~な人なのよね~」
「私が~したの」
「だから私は~なの」
といつも「私が!私が!」と言っている。
いつだったか、
こんなことも言っていた
「私ってどこまでもポジティブなのよね~」
でもね思うんですが、
それってポジティブっていえるのですか?
それって自分勝手なんじゃないんですか?
晴れ女的発想は要注意だと思う。
少なくとも私は晴れ女的発想が嫌いだ。
*鬱・夫の死を克服した作家
&インナーチャイルドカードセラピスト
村川久夢(むらかわ くむ)
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