結婚前、
私は鍵村美永子と言う名前でした。
幼い頃は、
父が栄一と言う名前なので
「栄やんの娘のみーやん」
母が信子と言う名前なので、
「信ちゃんの娘さんのみえちゃん」
と呼ばれたりもしました。
大学を卒業して中学の教員になったので、
「◯◯中学の鍵村先生」
「△△中学の鍵村美永子教諭」
と呼ばれるようになりました。
三年生の担任になって、
進路の書類を書く時には、
記載責任者氏名の欄に
「担任 鍵村美永子」
と少し緊張しながら書いたものです。
結婚して川村姓に変わりましたが、
教員を続けていたので、
「◯◯中学の川村先生」
「△△中学の川村美永子教諭」
でした。
夫は一級建築士で
中堅工務店の設計部長でしたが、
夫の会社の方と交流することは、
ほとんどありませんでした。
なので、
「川村部長の奥さん」
と呼ばれることはありませんでした。
子どもができなかったので、
「◯◯ちゃんのお母さん」
「△△ちゃんのおばちゃん」
と言われることもありませんでした。
「自分の力で生きているのだ」
「自分の名前で生きているのだ」
と精一杯の意地を張っていました。
でも、夫が急死し、鬱が悪化して、
退職せざるを得なくなりました。
今まで馴染めないとは言え、
学校と言う大きな組織に属していた私は、
急に宙ぶらりんになりました。
その年の国勢調査に
「無職」と記入するのが
とても辛く後ろめたい気持ちだったのを
今でも覚えています。
私は夫の死後、
ずいぶん長い間、自分を失っていました。
人生を投げていた時期もありました。
その後、信頼できる主治医の治療を受け、
熱心なアイアンガーヨガの先生に出会い、
インナーチャイルドカードセラピーの
セラピスト&指導者にも
出会うことが出来ました。
長い迷走の末に、
私は、書くことで自分を表現する、
作家になり、
作家として生きる決意をしたのです。
私の名前は、村川久夢。
作家です。
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