糖尿病薬でのダイエットが流行っています。
主にGLP1阻害薬とSGLT2阻害薬が使われています。
糖尿病の人に薬が行き届かないという件については、DPP4阻害薬などがあるので、どうしてもGLP1阻害薬やSGLT2阻害薬が必要かというと、そうでもないんじゃないかなと思います。
では、ダイエットに効くかというのはどうでしょうか。
GLP1阻害薬とSGLT2阻害薬は、脂肪細胞を分解して食欲を抑える作用があり、特にSGLT2阻害薬は尿に糖を出す作用もあります。
なので、エネルギー収支がマイナスになりやすいのでダイエットに効果はあると思います。
ただし、長期的にみると、エネルギー収支がマイナスというのは、筋肉も落ちますし、代謝も落ちるので、薬をやめればリバウンドしやすくなると思います。
薬を飲んでいる間に、食生活が慣れてくる……なんてことは、ほぼありません。そんななら、太ったりしませんし。
結局、痩せて薬の服用をやめれば、緩やかにリバウンドしてしまう可能性が高いです。
痩せて体型を維持するには、いつかどこかの時点で、生活を見直す決断が必要になります。
そのきっかけとして薬を使うのはありかもしれません。
薬価は高いですけどね!