任天堂の携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」が35周年を迎えました。1989年の発売から、ゲームボーイはゲーム文化に大きな変化をもたらし、持ち運び可能なこのデバイスは、その後のゲーム業界に多大な影響を与えました。ゲームボーイは、当時のキッズたちにとっては、自由にどこでもゲームを楽しむことができる魔法の箱でした。特に「テトリス」や「スーパーマリオランド」といったタイトルは、多くの人々に愛され、ハードの普及に一役買いました。
また、ゲームボーイの登場は、ゲーム&ウオッチの携帯性とファミコンの交換可能なカートリッジシステムを組み合わせたことにより、新しい遊び方を提案しました。これは、ビデオゲームが家庭用テレビの枠を超えて、どこにでも持ち運べる個人的なエンターテイメントへと進化する一助となったのです。
ゲームボーイは発売から約7年後には、新たなブームとして「ポケットモンスター」シリーズがリリースされ、再び市場を席巻しました。その後もゲームボーイファミリーは、色の付いた画面のゲームボーイカラーなど、進化を続けながら多くのゲーマーに愛され続けています。今回の35周年は、そんなゲームボーイの歩みを改めて振り返る良い機会になったと思います。