中学生の生徒さんが
ラズベリーパイでPythonプログラミングに挑戦中です。
元にしているネタは日経ソフトウェア3月号に載っている連載記事です。
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日経ソフトウエア2017年3月号
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ラズベリーパイの純正OSについてくるテキストエディタはnano。でもnanoは使ったことがない。
Vimなら少しだけ触ったことがあるので、そちらをインストールすることにしました。
$sudo apt update
$sudo apt install vim
簡単ですね~。
100行程度のプログラムですが vim で一生懸命打ち込みました。
タイピングソフトでのタッチタイピングのスピードはかなり速くなりましたが
テキストエディタでコードを書くのは少々勝手が違うようです。
プログラムによく登場する英単語に慣れなければいけない。
if とか for とか range とか。
たくさんコードを書く必要がありますね。
よく登場するエラーメッセージにも慣れなければいけない。
"syntax error" なんて私は人生で100万回くらいは見てます(少しだけウソ)
コードを書く
テストする
エラーが出る
直す
テストする
エラーが出る
直す
テストする
エラー・・・
トライアンドエラーの繰り返しの末
ソフトウェアが出来上がります。
100行とは言え、そこから得られるものはとても多い。
黙々と打ち込み、書き上げた後ひとつひとつ丁寧にエラーをつぶしました。
2時間。
結局完成にはいたりませんでした。
100行の、出来合いのソースコードを打ち込んでいくだけとは言え、一筋縄ではいかない。
苦労の後に出来上がったプログラムは
とてもとてもシンプルなものだとしても
ただプレイして遊ぶだけの楽しさでない
もっと特殊な、楽しさ、喜び、輝きをもたらすでしょう。
動いた!!
ってね。
それだけで超ハッピーな気分です。
遊ぶだけがゲームじゃない。
使うだけが道具じゃない。
ブラックボックスの内部を知り
手を突っ込んで作り変えよう。
性能を向上させ
新しい機能を追加しよう。
壊れているところを直し
壊れにくく補強しよう。
そういう喜びは
コンピュータに限ったことではないと思うのです。
社会の仕組みにだって同じことがいえるでしょう?
それがプログラミング教育にたずさわる私たちの使命だと思っています。