そのうち1台、一番使っていたであろう1台が壊れました。
電源ボタンを押してもうんともすんともいわない。
回るべきファンとか、HDDとか、全然回っていない。
こうなってしまってはソフト専門の私にはどうすることもできない。
修理に回すしかなさそうです。
この1台は、毎週通ってくれている中学生の生徒さん専用マシン。
大切なデータとかは特にないので別にいいのですが
いろいろインストールしていたので、またそれらを別のパソコンにインストールしなおして
環境を作っていくのがちょっと大変かなーと思っていました。
ですが、ハッピーコンピューティングではこういうトラブルもいい経験と考えています。
だからできるだけ自分で環境の構築もやってもらいます。
別のパソコンをあてがって
いろいろとインストールしてもらおうと思った矢先。
なんだか動作が遅い!
よく考えたらメモリが2GBしかないのでした。
壊れたパソコンは生徒さん自身の手で16GBに増設済みだったから快適でした。
壊れたパソコンから大容量のメモリを抜いて新しいパソコンに移植。
もちろんこれも生徒さん自身にやってもらいましたが、その手際の良さにちょっと驚いてしまいました。
うちの教室でメモリ増設を経験したのち、自宅にあるパソコンもメモリを増設したのだとか。
経験を積んだ中学生はすごい!
あっという間に移植作業を終えてしまいました。
このくらい朝飯前といわんばかりです。
その後も
タイピングソフトを入れたり
pythonとか
vimとか
バイナリエディタとか
メールクライアントとか
かつてのパソコンに入っていたものをどんどん追加。
手際がいい上、まったく苦にしていない!
インストール中に待ち時間が発生したら
技術雑誌とか書籍とかに目を通しているといいと伝え
いくつかおすすめの本を紹介したりしました。
みるみるデスクトップの見栄えが開発者のそれに変化していきました。
プログラミングをしようと言っても
環境構築は絶対に避けては通れないものです。
こういうのは場数がものを言うと思います。
構築の途中でハマったなら、それはそれで糧になります。
最終的には 「楽しかった」 と言っていました。
分かる。分かるよその気持ち!
使いたい道具が揃っていく。
あの道具はOK。この道具もOK。
キャンプの前の荷造りが楽しいのと同じ感覚かも。
そうか。この楽しさ。分かってくれるか!
伝えたかった「楽しさ」がちゃんと伝わっている!
この仕事していてよかったなー!と思える時間でした。