何事においてもそうですが、私はプログラミングスクールを開いているし、12年間プログラマとして働いたキャリアもあるので、やはりコンピュータの本質を伝えたいです。

写真は無料体験会で中古パソコンをバラバラにして、一番奥から取り出したCPUという種類の部品です。名前は Pentium III。
パソコンは道具だから、使えればそれでいいと考えているなら、それは本質を知ることにならないから、もったいないし、危ういです。
その本質は、人類の知恵と工夫、技術が詰め込まれていて、知的で創造的で、センス・オブ・ワンダーに満ちています。ぜひその面白さに触れてほしい。触れないなんてもったいない。
新しい技術やサーピスについて行けなくなるのは、本質を見ずにいるからです。それほど難しくないレベルの本質を知っていれば、新しい用語で煙に巻かれたりしません。
情報系の大学に入って専門的に研究するなら、確かに難しい内容もあるでしょう。
だけど、うわっつらでない本質に触れる、そういうレベルなら決して難しくはないんです。
隠された構造に手を突っ込んで、そうか、そうなってるのかと確かめるのです。
それはとてもエキサイティングな体験ですし、コンピュータという道具をストレスなく使うための一番いい対処法です。
私たちの次の時代を作る子どもたちに、コンピュータの本質を伝える。
それがハッピーコンピューティングのひとつの使命だと思っています。