ハッピーコンピューティングでは
ある程度漢字が読めて自学自習できるお子さんには
専用のパソコンを貸与します。
持ち出しは禁止なので、ご自宅にお持ち帰りいただくことはできませんが
基本的にそのパソコンに触れるのはひとりの生徒さんと管理者である私だけになります。
専用のパソコンなので、
システムクラッシュしても他の生徒さんに迷惑をかけることがありません。
共有のパソコンを使っているとそうはいかない。
で、もっともっといろいろ知ってほしい。
壊してしまうリスクがあっても
経験したほうがいい。
そういうことも、できる限り経験させてあげたいと思っています。
先日、ハッピーコンピューティングのノートパソコンのメモリ増設作業を
中学生の生徒さんにおこなってもらいました。
ドライバでノートパソコンの裏側のねじを片っ端から外して
ガチョッとふたを開け
「うわっ!やべっ!かてぇ!壊しそう!」
とかなんとか、おっかなびっくりメモリ増設作業に集中する姿を見て
なんだか感慨深いものがありました。
そうそう。
このおっかなびっくりな感じ。
いいですね~(笑)
恐る恐る。集中集中。
いい経験してるなー。
そんな思いで
いつでもヘルプできるようにそばで見ていましたが
実際にやり遂げて
64bitのwindowsに16GBのメモリを認識させたときの達成感は
ただそばで見ていただけの私も
とてもうれしくなりました。
そんな経験をした彼が
先日来てくれた時に
「家のパソコンのメモリを増設した!」と
言ってくれました。
家のパソコンはご両親もお使いの共有パソコンで
壊したらいろいろと迷惑をかけてしまう。
そういうリスクも
彼の「やってみたい」という好奇心には勝てなかったようです。
許可したご両親の広い心にも感心いたします。
すばらしいですね。
コンピュータはデリケートで静電気に弱いから
ふたを開けて中を触る前にちゃんと金属に触れて放電しておくんだよとか
事前に指導してありましたが
そういうのを丁寧に守ってトライしたんだろうな。
リスクをとってチャレンジしてやり遂げた経験は
そのまま 「俺はパソコンの中に手を突っ込んで性能を改善したことがある」 という自信に直結するでしょう。
そういう経験を、どんどん積み上げていくといいと思います。
たまには失敗もあるでしょう。
「システムクラッシュしてブルースクリーンを見た」
とか
「ふたを開けてCPU外して、もう一回取り付けたらそれ以来パソコンが動かなくなった」
とかね。
そういう、ちょっとショックの大きい経験も積み上げろ!って思います(笑)
できるだけお金をかけずに、そういう経験を積ませてあげたい。
リスクが大きい時は
できるだけ安い中古パソコンで試すとか。
そういう賢い細工をするのが私の仕事です。
大切なのは
失敗した時は、相応に落ち込むべきということです。
失敗しても痛くもかゆくもないというのでは、失敗の意味がありません。
ハッピーコンピューティングのパソコンで、リスクのある作業を行う時は
「壊さないでね」 と伝えます。
それでも壊してしまったら
「他人のパソコンを壊してしまった」 と
ショックを受けてください。
私も一緒に「8000円で買った中古パソコンを壊された!!」 とか
ショックを受けます。もちろん声には出しませんが(笑)
リスクも、ショックも、成功の達成感も。
ハッピーコンピューティングは生徒さんと共有します。
ぜひとも素晴らしい経験を
ハッピーコンピューティングの教室で積み上げてもらいたいと思っています。