大変遅くなりました。
TIOBE Indexが更新されています。
Java、Cの1位2位は相変わらず。
ヘッドラインに書かれているのは・・・
JavaがTIOBEのプログラミング言語オブジイヤーに輝きました。
人気の上昇率が圧倒的で、他の言語、VisualBasic.NETやPythonの上昇率とも大きな差がありました。
一見してすぐに驚くのは、Javaのような古い言語がこの賞に輝いたこと。Javaは10年前にもこの賞を受賞してます。
さらに考え得るのは、Javaはエンタープライズ(業務系)システムのバックエンド市場で今もNo.1であり、かつ成長するモバイルアプリケーション開発市場(Android)でもNo.1であること。
さらにさらに、Javaは近代的な言語の機能、ラムダ表現とかストリームとかを取り込んだこと。Javaの未来は明るいですね。
Javaの上昇はObjective-Cの下降を伴っています。AppleがObjective-CをSwiftで置き換えることをアナウンスしてからずいぶん経つけど、それがこの下降の主な原因ですね。SwiftがObjective-Cの人気を獲得することが期待されたけどそうはならなかった。これはつまり、TIOBEのカスタマーはまだそれほど熱心にSwiftに乗り換えてないということ。
Objective-Cを除いて、PHPやOracle PL/SQLがその地位を失いました。
ほかに興味深いのは、Groovy、Erlang、Haskell、Rustが上昇して、Go、Hack、ClojureがTop50に入ろうとしていることですかね。
2016年の展望は?Java、PHP(新しい7がリリースされます)、JavaScript、Swiftが2016にもTOP10に勝ち残るでしょう。ScalaがTOP20に長く残る地位を獲得するかも。Rust、Clojure,、Julia、TypeScriptもかなり大きくこのチャートで上昇するでしょう。
・・・てなことが書かれています。
今後Objective-CからSwiftへの乗り換えが進むのは明らかだからSwiftの上昇は確実。
でも相変わらず閉鎖的なAppleの開発環境(Swift)よりも、非常にオープンなGoogleのAndroid開発環境(Java)のほうがシェアが大きくなるのは当然と言えば当然です。