(毎年この時期に投稿しています)
夏休みもそろそろ終わり。学校がスタートします。未成年の自殺者が年間通して一番多いのが9月1日だそうです。
中学三年間いじめを受けていた私も休み明けの月曜日、連休明け、長期休暇明けの登校日は憂鬱でした。
暴力的な手足、軽薄な口元、そして私の存在を無視する多くの眼、眼、眼
いじめを誰かに特に大人に相談するって言うのは本当に本当に勇気のいることです。
いじめの加害者達は小突いた後、脅した後必ずこう言います「先生に言ったら死なすからよぉ~」「チクったら許さんからなぁー」って。先生とただ立ち話をしていただけなのに、それを奴等に見られると「なに話していた!」なんて言い掛かりを付けられる。トイレは教師用を利用するか我慢するか、一人になるのを待つか…
小中高校生の保護者の皆さんへ
あなたの大事な子どもと普段話をしていますか?子どもの好きなことや嫌いなこと、将来の夢やいま夢中になっていること、友達のこと、先生とのこと、部活や塾のこと…どれだけ会話のキャッチボールをしていますか?一方的に話すだけになっていませんか?
「いじめに負けるな」
「応援するから立ち向かえ」
なんて言っていませんか?
いじめられているのに学校に行っているだけで「負けていないし、立ち向かっています」。ここぞとばかり自分の武勇伝なんか伝えていませんか?お父さんお母さんの過去より今の我が子の現状を把握することが大事です。
お子さんを授かった時、初めて抱き上げた時、「この子を一生守ろう」って誓ったでしょう。
「初めてあなたを呼んだ時」
「初めて笑った時」
「初めて歩いた時」
その子の初めてを母親になることで、父親になることで共有してきた幼き頃と学校に行っている今もあなたの愛する我が子であることになにも変わりはしません。
『いじめから我が子を全力でなんとしてでも守りましょう』
いじめを受けているあなたへ
決して自殺はダメです!あなたをいじめている奴らはあなたが死んでも痛くもかゆくもありません。涙なんか流しません。まさに無かったことにしてのうのうと日々を過ごしていきます。
そんな奴らのために「たったひとつのあなたの大事な命をこの世から消してはいけません」
相談出来そうな信頼出来る大人は周りにいませんか?
お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、担任の先生、保健室の先生、図書館の先生、教頭先生、校長先生、部活の顧問、塾の先生、児童センターの先生、学童保育の先生、ボーイスカウトの隊長、ガールスカウトの隊長、スポーツクラブの先生、子ども食堂の人、子ども会の人、近くの教会の神父さん、近くのお寺の住職さん、近くの神社の宮司さん…
あなたの周りに信頼出来そうな大人はいませんか!
あなたの命に変わるものなどありません!
あなたの命は一度失えば二度と元には戻せません。
いじめに立ち向かおうと思っているあなたもいるでしょう。でも万全の準備が必要なんです。
行き当たりばったりではいじめを受けて傷付いたあなたの心や身体は持ちこたえることができません。まずは傷を癒し、一緒に二人三脚で歩いてくれる人を見つけ、しっかり準備をしてからでないと行動できません。
あなたの命は奇跡の結晶なんです。
たくさんの必然の上にあなたはこの世に生まれてきました。
自殺は絶対にダメ🙅♂️
子ども達の味方をしている皆さん(私も)へ
子ども達に命の尊さを命の重さを伝えましょう。何度も何度も。
例え「耳タコ」って言われも伝えることを辞めてはいけません。
子ども達の微妙な変化をキャッチするアンテナは常に磨いておきましょう。似たような日はあっても全く同じ日は二度とありません。
そして私達自身も誰かに危害を与えてはいけません。多様性を認め、自分の思い通りにならないからといって排除したり、おとしめたり、 尊厳を傷付けることはやめましょう。特になんらかの権限を持っている人や役職者は気をつけましょう。自分と同じ人なんてそうそういません。自分の都合ばかりではコトは動きません。
子どもの味方を自負している人は特に自分自身を律することを考えましょう。
「きれいごとだけではコトは進まない」と考えるのではなく「きれいごとでコトを進める」場を子ども達に提供し、子ども達に夢ある未来を提供する努力をし続け、子ども達の「命」を守るお手伝いを一緒にしていきましょう!
命(ヌチ)ドゥ宝
何をおいても命は宝である
城間剛 「いじめ根絶推進宣言」2016.11.28公開
一、いじめを許さない
[互いを尊重し、互いを想い合い、互いを助け合い、命を大切にする社会をつくる]
一、いじめをしない
[他人の体や心を傷つけるすべての言葉や暴力、心理的な嫌がらせをしない]
一、いじめを見過ごさない
[何もしない傍観者も加害者、いじめを止めれば加害者をも救うことができる]