アボリジニというのはオーストラリアの先住民族の方々です。黒い肌に、大きな目、体つきは細いですが、声は大きい。、また子供たちの髪の毛は金色がかっており、大人になると濃い茶色になるようです。
そんな白人系オージーとは全く違った容姿を持つアボリジニの人々、オーストラリアに住んでいても都市部にいてはなかなか会うことはないのではないでしょうか。シドニーなどではハーバーブリッジのところでディジュリドゥを演奏している人を見かけるくらいですが、メルボルン、ブリスベン、アデレードなどでは全く見かけることがありません。
彼らは6万年以上オーストラリアの地に住んでいましたが、白人入植者がやってきて、多くは虐殺されてしまい、絶滅した部族もたくさんあるのです。しかし内陸部および北部の気候は白人には適していなかったため、何とかアボリジニの多くが生き残りました。
ダーウィンは豪州の州都の中でも一番気温が高い、ということでアボリジニの人口も多いのですが、しかしここに暮らす人々はすっかり西洋人の生活に飲み込まれてしまっています、、、、一番の問題はお酒ですね。アボリジニは一部の日本人と同じく、アルコールを消化できないのです。それでも、自分の土地を奪われてしまった喪失感を紛らわせるためか、それとも文化が失われていくのを見たくないのか、とにかくお酒を飲む人が多い。そしてもちろん下戸ですから、すぐに泥酔してしまって、警察の厄介になることに。
ダーウィンシティにいるとこのようなアボリジニの人々ばかり見ることになってしまうので、オーストラリアに来られた方は、是非ともアボリジニの人たちの本来の姿を見て帰ってほしいと思っています。
でもアボリジニの居留区はものすごく離れている、許可がないと入れない、許可を取るのには政府の仕事で行ったり、何らかのスキルがあって派遣される、または住民に正式に招待をしてもらう、などしないと入れないので、なかなか彼らと接する機会がないのですよね~残念。
そんななか唯一の接点がお祭り! ダーウィン近郊でもいくつかのお祭りがあるのですが、特に私がお勧めしているのがバランガフェスティバルです。主催がミュージック関係であるために商業化していると批判する人もいますが、生のアボリジニ居留区に入ったことがない人にはこれぐらいでも十分、カルチャーショックを受けること請け合いです。
2017年バランガフェスティバルに参加して by まちこ (札幌)
レオ君の方は、もともとアボリジニの文化が好きで、MYディジュリドゥをもち、アボリジニアートを収集している方ですので、思い入れもひとしおのよう。たくさんの写真からも熱意が伝わってきます。
そしてマコちゃんが体験したことをまさに多くの日本人に感じてほしいのです。怠け者の飲んだくれが、彼ら本来の姿ではないのです。
ぜひとも多くの人に足を運んでほしいと思います。
さてさて、ということで私はこれからハーモニーデーのイベントへ。多言語カラオケ部で裏方参加ですが、なんと参加を快諾してくれていたアメリカ海兵隊さんは出られなくなりました。そりゃあ北朝鮮があの状況ではそれどころではないですよね。金正恩氏もトランプ大統領も核戦争を意識しているようで、長崎出身の私としては心穏やかではありません。今ここで原爆の悲惨さを伝えなければならないのに、いつも騒がしい核兵器廃絶団体の皆さんの声は聞こえてこない、、、何をしているのでしょうかね。
私にできることといえば、小さいことですが、ダーウィンの多文化共生のすばらしさを体現し多くの人に伝えることでしょうかね。それからもちろん情報を広めること、「拡散希望~豪北部準州入札情報」 とかね。良し原爆関係の記事も書いてみよう。皆さん良かったら広めてくださいね~
それではイベント行ってまいります。いつも応援ありがとうございます。