これは、今年の1月4日に"2回目の命日"を迎えた
ウィンちゃん (仮名のぞみ)の
里親さまの「Uママさん」が綴ったメッセージです
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ウィンちゃんの命日。
2年経ったなんてちっとも感じないし、
毎日挨拶しているし、
不思議と寂しさはなくなってきました。
でも、
冬になるとお膝の温もりと重みを思い出して、
少しだけ寒くなります。
いつまでも、愛しているよ。
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ウィンちゃんは
亡くなってしまいましたが、幸せです
だって、
保護されずに福島・被災地(福島第一原発20キロ圏内)で生きていたら
誰にも知られず誰からも愛されずに消えていたはずだけど
保護され「Uさん」と出逢え愛し愛することが出来たから
亡くなって肉体は滅びてしまっても
愛する人の心の中で永遠に生き続けられています、今も、これからも
保護するまで苦労し時間を要したのに
保護してからは
「Uさん」に迎えて頂き
トントン拍子で幸せになったウィンちゃんが
お空に旅立ってから、2年になりました
保護前のウィンちゃんは
全身の肉が削ぎ落ち動くミイラのような痛々しい体をしていました
これは、初めて定点カメラに写った時の画像です
定点カメラの台数に限りがあるので
ウィンちゃんが通っていた給餌ポイントに定点カメラをやっと設置出来たのは
今から8年前の2014に入ってからでした
定点カメラに写ったその姿を見て驚き
保護を急ぎましたたが、保護できず
その後、ウィンちゃんは
定点カメラに写らなくなってしまいました
極度に痩せていたので
間に合わなかったのかと気を落としました
でも、定点カメラは100％ではないから
たまたま写らなかっただけの可能性もあるので
生きていることを信じ、給餌を続けました
その結果、給餌ポイントの定点カメラに
半年ぶりにウィンちゃんの姿が写りました
早く保護しないと、間に合わない
焦りました
でも、この給餌ポイントは立地条件が悪く
捕獲器の設置や回収がとても大変困難でした
それでも、ウィンちゃんの命を諦めることなんで出来なくて
何度も何度も何度も何度も何度も何度も
諦めずに保護を試みました
そして、最初に姿を確認してから2年が過ぎた
2016年9月4日にやっと保護することが出来ました
ウィンちゃんが入ってくれた時の喜びと
捕獲器を待ちあげた時の軽さに驚いた衝撃は
今でもはっきりと覚えていますし一生忘れることないと思います
やっと会えたね、待たせてごめんね
もう大丈夫だから、幸せになろうね
そう誓ったのに…
初期医療処置での検査の結果
ウィンちゃんは、白血病キャリアだと判明しました
どんなにいい子でも
白血病キャリアの子は
なかなか里親さまとのご縁が繋がらないので
もっと早く保護してあげられていたらと自身を恨みました
でも…ウィンちゃんは、保護してすぐに
是非、うちの子に
と「Uさん」にお申し出を頂きました
▲「Hさんご夫婦」のもとで大切にケアして頂いていた時のお写真
▲お見合いで「Uさん」にご挨拶しているウィンちゃん
保護して2週間後にお見合いをし
全ての医療ケアが終わった10月22日にトライアルに入り
▲「Uさん」のお家の長男エド君とご対面
エド君も福島・被災地で保護した子で白血病キャリアでした
「Uママさん」と「Uパパさん」だけでなくエド君とも仲良くなって
ウィンちゃんは、無事にトライアルを終え正式に家族として迎えて頂きました
ウィンちゃんは持っている子だと思うと同時に
Uさんのお家の子に、エド君のお嫁さんになるために
「Uさん」がエド君のお友達を迎えようと思ってくれるタイミングを見計らって
私に保護されたように感じました
その幸せがずっと続いて欲しいと
みんなが願いました
でも…
2019年9月27日に、エド君がお空に旅立ち
エド君の後を追うように
2020年1月4日にウィンちゃんは
お空に旅立ちました
ウィンちゃんは
2016年9月4日に保護してから
亡くなる2020年1月4日までの、3年と4か月間に
惜しみなく愛情を注いでいただき
欲しいものをすべて手にして幸せな猫生を送り
抱えきれないほどの楽しい思い出を抱え
お空に旅立ちました
それから、2年
欲しいものを全て手に入れお空に旅立ったウィンちゃんは
1月4日に"2回目の命日"を迎えました
2022年の最初の活動となった1月2日に
ウィンちゃんが通っていた保護してあげられた給餌ポイント跡地に
献花と祈りを捧げてきました
ウィンちゃん、貴女が旅立ってからもう2年なんだね
毛皮を着替えて戻ってきているように感じるせいか
「ママさん」も「パパさん」も元気が戻ってきたみたいだよ
ウィンちゃんは、何から何まで凄い子だから
いつも驚かされてばかりだよ(笑)
ウィンちゃん、生まれてきてくれて、ありがとう
幸せになってくれて、ありがとう
毛皮を着替えて戻ってきてくれて(?)、ありがとう
これからも、ずっとずっーと
「ママさん」と「パパさん」の傍にいてあげてね
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ちなみに毛皮を着替えとは…
2020年1月4日にウィンちゃんが天使になった後の
2020年3月29日に保護してUさんのお家の子にしていただいたひなたちゃんが
鏡反転したかのように
そっくりなんです
▲上かウィンちゃん、下がひなたちゃん
更に、そのひなたちゃんから
生まれた子供の七宝くんと麻呂くんが
エド君とアル君と色合いが一緒で
▲(左から) 七宝くん、ひなたちゃん、麻呂くん
▲「Uさん」に迎えて頂いて白血病キャリアだったけど幸せな猫生を過ごせた子達
まるで
ウィンちゃんとエド君もアル君が一緒に
「Uさん」のもとに舞い戻ってきたように感じています
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※「Uさん」に迎えて頂き幸せになった
エド君とアル君とウィンちゃんの今までの記録
※「Uさん」が守り育てて下さった
"ひなたちゃんファミリー"の今までの記録
(Uさんのお家の子にして頂いたひなたちゃんと七宝くんとかごめ君)
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