この日の福島・被災地は、被災者の「●●さん」が目撃した「白黒猫さん」の画像確認をするため朝イチで●●さんのお宅に行きました。
定点カメラの画像を確認すると、そこには確かに「白黒猫さん」が写っていました。
現在解体中の給餌ポイントに以前来ていた、この「白猫さん」と同じ猫さんかは、全身の柄の確認が出来ないので何とも言えないけれど…
今回写っていた「白黒猫さん」の画像を見る限りかなり瘦せているので早く保護してあげないと危険ですし、●●さんの被災地のお宅も9月に入ったら解体されてしまう予定なので、解体されてしまう前に保護しなくてはならないため、急いで捕獲器を設置していきました。
通常は、夏場は暑すぎて捕獲器に猫さんが入った場合はすぐに回収できないのであれば命が危険なので日中は捕獲器を設置しません。
でも、この日は比較的涼しかったことと、この後「●●さん」が来てくれることになっていたので捕獲器を設置しその場をあとにしました。
この日の福島・被災地は、晴天で湿度は高かったけど真夏の暑さはなく風が心地よい1日でした。
こころなしか、雲の位置も高くなり
柿の実も、どんぐりも、稲穂も、膨らみ
早咲きのコスモスも咲き
被災地に"9度目の秋"が
すぐそこまで来ているのだと感じる1日となりました
お盆休み明けから解体が始まってしまったとある給餌ポイントの母屋は大きなお屋敷だったのに、今回行ったら建物の半分以上が無くなってしまっていました。
こうして1つ1つ大切な給餌ポイントが消えていき、そこで命を繋いでいた"あの子達"が命の危険にさらされ命を落としていく子が出てしまうのだと思うと、悲しくて悔しくてまた涙が溢れてきてしまいました。
怯えて逃げ出してしまった子達が今この被災地で「美味しいご飯」を求めて彷徨いつづけていると思うと切なくて、早く他の給餌ポイントに辿り着いてくれるよう祈りながら給餌をしてまわりました。
※慌てていたため「ウェットフード」と「お水」の写真を撮り忘れていました。
今回も応援ご支援してくださっている「皆さま」のお陰で
全て給餌ポイントに「美味しいご飯」を届けることが出来ました
ありがとうございました!!
朝イチに設置した捕獲器は…
「白黒猫さん」が入ってくれました!!
よく頑張ったね
もう大丈夫だから、安心してね
さぁ、一緒に帰ろう
よっぽど空腹だったのでしょう…
普段は、日中は警戒して身を隠しているから
捕獲器を設置しても入ってもらえないのに
この「白黒猫さん」はお昼前に現れ入ってくれました
被災者の「●●さん」がすぐに気づいてくださったので
暑い捕獲器の中で苦しむことなく
すぐにケージに移ってもらえ涼しい場所で
活動が終わるのを待ってもらいました。
「白黒猫さん」は、思った以上に痩せていました
この日保護出来ていなかったら
この子はもうこの世に存在していなかったかもしれません
捕獲器の中に入れておいたご飯は完食していましたが
まだまだお腹が空いているはずなので
栄養と水分補給のために「a/d缶」を上げたところ…
一心不乱に食べていました、しかも２缶も
ちなみに、この動画は２缶目です
本当は一気に食べると吐いてしまうから良くないのですが
あまりにも飢餓状態だったので
先ずは食べたいという欲求を満たしてあげようと思い２缶上げました
尚、心配していた吐き気はなかったようでその後は落ち着いていました。
何処を見ても骨と皮で毛はパサパサで
本来は黒毛の部分は栄養不足のため茶色かがっていました
頑張ったご褒美に「●●さん」から「ちゅ～る」をもらう「白黒猫さん」
最初は怯えてしかも食べ方が分からないから戸惑っていましたが
嬉しそうに食していました
▲夕暮れ時の、常磐自動車
こんなに明るい時間に走るなんて滅多にないので感動的でした
衰弱している「白黒猫さん」を早く冷房がある部屋で休ませてあげたいのと
活動を終えた後に、どうしても行かなきゃならない場所があったため
この日は、夕方には活動を終え被災地をあとにしました。
「白黒猫さん」は、動物病院にて初期医療処置をしてもらうため
「Hさんご夫妻」が友部まで迎えに来てくださったので託させていただきました。
▲「Hママさん」にナデナデしてもらって安心した表情をしていました♪
「Ｈパパさん」、「Hママさん」、いつもありがとうございます
宜しくお願い致します!!
◆仮名「豆太郎」 ♂ エイズ・白血病共に陰性
・柄ー白黒、・瞳ーイエロー、・尻尾ー長くてまっすぐ
保護後、血液検査・検便・駆虫・去勢手術・ワクチン接種・シャンプーなど済み
血液検査の結果は特に問題となる数値はありませんでした。
ただし、体重が３キロしかなく極度の飢餓状態で貧血状態だったため念のためと、保護枠がいっぱいなので受け入れ先の調整もしなくてはならないため入院しています。
性格は、攻撃性がなくおっとりしていて、すでに甘えています。
仮名は、「豆太郎」にしました。
背中に３つの黒玉があるので、早くふっくらして豆大福のようになって今まで苦労した分これからは幸せがいっぱい詰まった猫生を過ごして欲しいと願いを込めて命名しました。
「豆太郎くん」は、推定年齢4歳位で震災後生まれと思われますので
体調が整い次第、里親様募集いたします。
頑張って生き抜いた「豆太郎くん」が
早く元気になって
う～んと幸せになれますよう
応援よろしくお願いいたしま～す
～・～・～・～・～・～・～・～・～
「豆太郎くん」の初期医療費は、本日まで入院しているので正確な金額は不明ですが入院費も発生しますので６～７万円掛かると思います。
「活動費」が不足していて、保護枠も厳しい状態なのに、新たに保護するのは無理が生じるため今後の活動継続する上で危険ではありますが…
「豆太郎くん」を今回の保護できなかったら、次週まで生きていられる保証はないため、この子の命を諦めることが出来なくて保護しました。
今「活動車」の修理をしていて、その費用も少なくとも６万円は掛かると連絡がきているので、「活動費」が本当に苦しい状況が続いています。
いつもお願いばかりで心苦しいのですが…
まだ助けを必要としている"あの子達"のために、ご無理のない範囲で「活動費」のご支援のご協力を何卒お願いいたします。
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