紫音が…紫音ちゃんが…

 

今年の2月1日に「ママさん」から電話がありました

いつもは冷静な「ママさん」が取り乱していて

私も前日に愛息子の「空くん」を亡くしたばかりで憔悴しきっていたので

ママさん」が何を仰っているのか理解できなくて…

 

それでも、何とか会話を続け

紫音ちゃん」に起こっていることが理解出来た時は

 

あまりにも衝撃過ぎて、気を失いそうになりました

 

いびきをかくようになったと思ったら

食べなくなったので病院に連れていき診察をして貰ったら

喉に大きな腫瘍ができ赤ちゃん用のカテーテルさえも通らないほどで

 

手の施しようがないから

このままでは本猫さんが苦しむだけだから

明日に安楽死をと

 

だから今すぐ病院に会いに来てくださいと

ママさん」が電話の向こうで号泣されていました

その後、獣医さんから呼び出され一旦電話を切り

再度電話がきた時の「ママさん」の声は冷静さを取り戻していて

 

紫音ちゃん」は、治療に協力的な子だから

危険は伴いますがやれることをやってみましょうと

先生が仰ってくださったそうでそれにかけてみることにしたと

ご報告がありました

 

その危険を伴う薬を投薬したところ

紫音ちゃん」の喉の腫瘍は消滅してくれました

でも、それは完治ではなく

あくまでも応急処置でしかありませんでした

 

その後、食べなくなってしまい

ママさん」から電話をいただいた時は

紫音ちゃん」もそうですが「ママさん」の戸惑いを解消しなくてはと

諦めないで欲しいと思い、大きなホームセンターに走り

そこに陳列されている沢山の種類のちゅ~るを全種類と

体調が悪い子でも食べてくれそうなウェットフードを幾つも買い物カゴに入れ

紫音ちゃん」のもとへ行きました

 

 

紫音ちゃん」に

お皿に出したちゅ~るを差し出すも口をつけてくれず

でも諦めずに指につけたちゅ~るを差し出すと舐めてくれました

 

紫音が、舐めてくれた

 

久しぶりに食べ物を口にしたことに歓喜の声をあげる「ママさん」の姿を見て

紫音ちゃん」も私も嬉しかったし希望を持つことが出来ました

 

これが「紫音ちゃん」と

ママさん」と「パパさん」との病気療養生活のはじまりとなりました

 

紫音ちゃん」の体を蝕んでいる病気の病名

リンパ腫LGL型でした

 

リンパ腫の中でも色々と種類があるのですが

このLGL型は悪性度が高く

抗がん剤治療をしても存命は半年

 

ママさん」と「パパさん」は

寛解(かんかい)できるならしてあげたいとの思いは勿論ですが

紫音ちゃん」が苦しく辛くないことを第一に治療を続けてくださいました

 

そのお陰で「紫音ちゃん」は日増しに食欲も出て体重の減少もなく

毛艶もよくも良く病気をしているなんて信じられないほど元気になり

 

 

それどころか

部分的な寛解まで果たし

半年が限界と言われていた命だったのに

発病から8ヶ月に突入してくれ

「教科書にないことが起こっている」と

ホームドクターが驚き

紫音ちゃんの生命力を誉めてくれました

 

これは、衰弱していく姿は見せたくない

もしかしたらこれから衰弱が始まるかもと

元気なうちに会ってあげてくださいとご連絡をいただき

会わせていただいた8月3日のお写真です

 

▲お腹の毛が剃られているので、レディですから♡で隠しています

 

その後、食欲が落ちてきてたとご連絡があり

食べてくれそうなフードを持参した時は

紫音ちゃん」にストレスを与えたくないので

郵便受けにフードを入れて会わずに帰りました

 

 

そのカリカリを気に入ってくれたようで

紫音ちゃん」は食べてくれました

その数日後からは食欲がまた落ちはじめて…

 

それでも「紫音ちゃん」も

ママさん」も「パパさん」も生きることを諦めず

でも、無理はせず毎日を大切に過ごしました

 

でも、もう旅立ちの時が近いからとご連絡を頂き

8月31日に会わせて頂きました

 

 

酸素室の中の「紫音ちゃん」は

少し瘦せていましたがそれでも痛々しい体ではなく

ママさん」が毎日ホットタオルで綺麗きれいして下さっているから

毛艶がよく美しいままでした

 

ママさん」が少しでも動くと目で追い不安がる「紫音ちゃん

だから「ママさん」は、「紫音ちゃん」が安心して過ごせるよう

お仕事を休んでずっと傍にいてくれて

お家は愛に満ちていました

しかし…

 

紫音ちゃんは、

大好きなお家で

大好きな「ママさん」の腕の中で

9月2日の午後7時半過ぎ

に永眠しました

 

そのご連絡を頂戴し翌日3日に

Hママさん」と一緒に「紫音ちゃん」に会いに伺いました

 

 

紫音ちゃん」は、穏やかな表情をしていました

ママさん」と「パパさん」の愛をしっかり受け取り

安心し納得して逝った表情をしていました

 

・・・・・・・・・・・

 

無人となった福島・被災地

自身が生きていくだけでも困難なのに

お腹の子を守り立派に育てあげ

台風の中、暴風雨を一瞬止めて現れ保護させてくれ

"ずっとの家族"とのご縁を自ら引き寄せ幸せになり

病と闘い生きる事と諦めない事の大切さを教えてくれて

幾つもの奇跡を起こしてくれて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫音ちゃん」は、私達に沢山のものを残してくれました

 

 

紫音ちゃん、貴女に出逢えてよかった

生まれて来てくれて、ありがとう

幸せになってくれて、ありがとう

沢山の物を残してくれて、ありがとう

しばらくはお空で休んで

また「ママさん」と「パパさん」のとこに戻ってきてね

かぐや姫の紫音ちゃん、安らかに…

 

 

「ママさん」、「パパさん」、

紫音ちゃんを大切にして下さって愛してくださって

ありがとうございました

紫音ちゃんの魂は永遠です

これからも紫音ちゃん

紫音ちゃんの愛娘の花楓ちゃん彩愛ちゃんのことを

宜しくお願い致します

 

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*「紫音ちゃん」の今までの記事はこちらにリンク張られていますので、是非、ご覧ください

https://ameblo.jp/happycat-satuki/entry-12409511694.html

 

●紫音ちゃんの「ママさん」のブログ

https://ameblo.jp/misyo7732/

落ち着くまでしばらく更新できないかとは思いますが

今までの「家族の歴史」はご覧いただけますので、是非、ご覧ください。

 

 

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