福島・被災地での活動報告が、遅れていて13日と20日の2回分が未だ出来ていません申し訳ございません、本日は13日の活動報告をさせていただきます。

 

13日の福島・被災地は、早朝こそ0℃と気温が低かったものの日が出てからは12℃まで気温が上がり活動しやすい1日となりました。

 

 

飛来する「白鳥さん」や「鴨さん」がいる池の水の凍りもこの日は直ぐに溶けたのでみんな気持ちよさそうに泳いでいました。

 

 

原発事故があっても毎年ちゃんとここに戻ってきているこの子達の姿を見ていると、さっさと避難し未だに原発事故の後処理が終えられていない人間の罪と愚かさを痛感し、自然を破壊したことに対し申し訳ない気持ちでいっぱいになります

 

福島・被災地では「ツバメさん」も

毎年ちゃんと戻って来て子育てをしています

ただ…巣を作っていた家屋の殆どが解体されてしまったので

これからは戻って来てくれるのか?

戻って来てくれても巣作りが出来るのか?は分かりません

 

 

そんな中、1箇所だけですが

給餌ポイントに毎年「ツバメさんが子育てをしている場所があったので

ここだけは解体されずに残って欲しいと思っていたのですが…

 

 

2018年の年末に解体準備に入ってしまい

年明けから解体が始まってしまいました

 

▲この場所に「美味しいご飯」を給餌していました

 

ここで保護した子は「ももちゃん」だけでしたが

くるみちゃん」もここに食べに来ていたはずですし


ももちゃん (今は里親さまのもとで幸せに暮らしています)

 

くるみちゃん (今は里親さまのもとで幸せに暮らしています)

 

2016年にこの給餌ポイントの周辺で大々的な工事があった時に

移動してしまった子達の命を繋いでくれた大切な給餌ポイントでした

現在は定点カメラには"あの子達"の姿は写っていないので

99%ここには来ていないだろう思いますが

被災地恐ろしい勢いで解体が進んでいるので

新たに給餌許可を貰えるお宅を見つけることはほぼ不可能なため

現在給餌可能なところには

移動してくる子がいる可能性があるためそのまま給餌は続けています

 

この給餌ポイントも、解体に怯え彷徨っている子が辿り着いてくれればと思い

給餌を続けていました

 

 

でも、とうとう解体されてしまい…

 

 

この一週間で更地になってしまいました

 

また1箇所大切な給餌ポイントが消えてしまった

怯えて彷徨っている"あの子達"が

辿り着ける場所がまた1つ消えてしまい

 

心沈んで活動を続けていた時でした

たまたま出逢った方が私の写真を撮ってくれたのですが…

 

 

 

この写真を見て、この言葉(禅語)が浮かびました

福島原発事故

奪ったもの、起こしたこと、残したもの、生み出したもの

福島原発事故関わった命

悲しみ、怒り、嘆き、叫び

それらを感じるような写真に思えました。

 

 

この写真を撮って下さった方が教えてくださったのですが、この日は、福島原発事故後はじめて成人式」が被災地で行われるそうなので、会場に行ってみました

 

 

会場には、晴れ着姿の新成人とその姿を嬉しそうに見つめる親御さんや関係者が沢山いらっしゃいました。

この日、昼近くになってから被災地に車が増え騒めきはじめていた理由はこれだったんだと思いました。

そのせいで"あの子達"が一層怯えて姿を見せてくれなくなってしまうのは悲しいけれど…

 

福島原発事故から

まる8年となるこの被災地で

福島原発事故当初はまだ幼かった子達が

こうして地元で『成人式』を迎えている

事故後 人が消えた町で

8年ぶりに『成人式』が開催された

 

そう思うとなんだか嬉しくなってしまいました

 

 


こうしてなんだかバタバタと活動していたところ、1本の電話が入りました。

楢葉町のとある場所にいる猫達を助けて欲しい

楢葉町被災地の方からの相談でした、詳しく聞くと…

 

原発事故後に被災動物レスキューで入った人達がTNRしその後給餌をするわけでなく放置して去っていった。

残された子達が哀れなので今まで餌を上げに行っていたけど、もう通えない。

その子達がいる場所にある建物は近く解体されてしまうので、雨風寒さを凌ぐ場所がなくなってしまうと思う。

このままだとそこにいる子達は飢死もしくは凍死してしまうので、助けてあげて欲しい。

 

楢葉町は、たぶん被災地の中でどの町よりも沢山の人が猫の救護活動に入った場所です。

記憶が正しければ、妊娠出産を繰り返し増えてしまうと保護が間に合わなくなるからと緊急処置とかで2012年に沢山の方が楢葉町の猫さん達のTNRをしたはずです。

(2012年以降も継続的にTNRされていた方も複数いらっしゃったはず)

そして、活動されていた方達が次々と去っていきました。

まさかその方たがTNRした子達が、その後このようなことになっているなんて

体にメスを入れられ、また野に放たれ、ご飯を運んであげず、あまりにも酷すぎます。

 

そこに置き去りにされた子達が可哀想で涙が溢れ怒りで震えました。

 

日が暮れてしまっていたのですが、急いでその場所に向かいその子達を捜しましたが見つけてあげられず、次回の活動時に再度現場に行って確認することにし、この日はこの地を後にしました。

 

 

ちなみにこの晩の気温は-5℃でした

 

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今回も「皆さま」のお陰で

全ての給餌ポイントに「美味しいご飯」を届けることが出来ました

ありがとうございました。

 

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※いつも"あの子達"にために応援ご支援をありがとうございます。

被災地で頑張っている"あの子達"のために、引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

この活動に関わる不足物資のご支援のお願いはリンク先をご覧ください。

https://happycat-satuki.amebaownd.com/posts/1799625

 

 

 

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