この日の福島・被災地は、久々に晴れましたがとても寒くまるで冬のような1日でした。
早朝は4℃、日中は14℃まで気温は上がりましたが、夕方になることろには5℃になっていました。
たぶん深夜には0℃前後になっているのではないかと思います。
まだ11月に入ったばっかりなのに…冬のような寒さでした。
年々秋が短くなっているよういるように感じます。
じっとしていると手がかじかむ程寒く、とうとう"あの子達"の命を奪う恐ろしい冬がもうそこまで来ていると感じました。
冬は、体温を温存するためにエネルギー源をかなり必要とします。
そのため、毎日ちゃんとご飯を食べれない子達は冬に命を落としてしまっています。
現在の被災地は、解体が進み"あの子達"の寒さを凌ぐ場所が減ってきています。
そのためにも今から沢山食べていっぱい脂肪をつけ体力温存し寒さで命を落とさないよう、この時期は給餌する「美味しいご飯」を増量しています。
今回も「皆さま」のお陰で、全ての給餌ポイントに無事に「美味しいご飯」を届けることが出来ました、ありがとうございます。
被災地は人が住めない町ですから、飼い主さんもいなければ餌やりさんもいませんし、生ゴミもでません。
ここで生きる"あの子達"の命を繋いでいるのは、この週1回の給餌のみです。
それなのに、その給餌用フードの「美味しいご飯」のストックがあと僅かとなってしまいました。
今まで必死に生きてきた"あの子達"の命を繋ぐために
保護してあげられるその日まで命を繋ぐために
どうか「美味しいご飯」のご支援を宜しくお願い致します。
※不足物資や送付先などはこちらをご覧ください → ★
今回、被災者さんからご相談がありました。
その方は、被災地での活動を今までずっと支えてくださっている楢葉町の「Mさん」で、被災動物のために、被災地のために、被災者さんのために、尽力していらっしゃる方です。
(私だけでなく多くの人が助けていただいています)
ご相談はというと・・・
この2匹の仔猫さんを助けて欲しいというご依頼でした。
この子達は、兄妹ではなく別々の場所で別々方が保護され「Mさん」に相談されてきたそうです。
2匹ともまだ幼く保護が1日でも遅れたら命を落としていたでしょう。
優しい方達に救いの手を差し伸べてもらえて本当に良かったと思います。
保護された被災者さんはお二人とも既に猫さんを飼われていてご高齢ということもあり、また「Mさん」も多頭飼いされていますので、この子達を飼うことが出来ないので…
この子達を幸せにしてくださる里親様をと願われていました。
そのような経緯があり、この度、広野と楢葉の被災者さんの"命のリレー"によって救われた子達の"命のバトン"を受け取らせていただきました。
◆仮名「ひろ」 ♂
・柄ーキジ
・瞳ーまだキトンブルーなので不明
・尻尾ーまっすぐで中くらいの長さ
オス 推定生後6~8週 体重740g エイズ・白血病共に陰性
保護後、血液検査・検便・駆虫・爪切りなど初期医療処置済み結膜炎と猫風邪の症状があったのでお薬を出してもらいました。
なお、まだ幼いため去勢手術はしていません。
「ひろ君」は、母猫とはぐれたかおいてきぼりにされてしまったのか広野に1匹だけでいたそうです。
仔猫さんの鳴き声がしたので探してやっと見つけ保護できたそうです。
風邪をひいていますがとても元気です。
でも、まだ赤ちゃんなので母猫さんの温もりが恋しいようで洋服の中で抱いてあげると安心して眠ってしまいます。
人馴れは問題なしで「ひろ君」はとても愛らしい子です。
◆仮名「なな」 ♀
・柄ー白
・瞳ーブルー
・尻尾ー長くてまっすぐ
メス 推定生後2ヶ月 体重960g エイズ・白血病共に陰性
保護後、血液検査・検便・駆虫・爪切りなど初期医療処置済み
結膜炎と猫風邪の症状があったのでお薬を出してもらいました。
なお、まだ幼いため避妊手術はしていません。
「ななちゃん」は、楢葉で母猫と一緒にいたそうです。
母猫は捕まらなかったので後日TNRされる予定で、仔猫さんは兄妹はたぶん育たなかったのだと思いますこの子1匹しかいなかったそうです。
風邪をひいていましたがとても元気です。
突然現れた人間に驚き保護時は少し怯えていましたが、人馴れは問題なしです。
ブルーの瞳の「ななちゃん」は、絶世の美猫さんになると思います
この日は綺麗な満月でした
「ひろ君」と「ななちゃん」を車に乗せ福島を出る時には、気温が5℃まで下がり北風が強くなっていました。
こんな寒さの中ではよっばどのことが無い限り仔猫さんは生きていけません。
被災者さん達による"命のリレー"に感謝し福島をあとにしました。
今回は途中までのお迎えはご都合で無理でしたが、「Hさんご夫妻」が「ひろ君」と「ななちゃん」の保護っ子預かりボランティアさんになって下さいました。
そのため今回は私が「Hさんご夫妻」のお宅までお届けに伺うことになりました。
「ひろ君」と「ななちゃん」は、まだ赤ちゃん猫ですし風邪もひいていますから福島から神奈川までの約400キロの長距離ドライブが負担にならないよう寒くないよう車内の気温を上げました。
ただ暖房を入れると乾燥してしまい粘膜を傷めてしまいますから・・・
加湿器をガンガンに炊いて湿度50%をキープしました。
途中、ご支援物資でいただいた「仔猫さん用 ちゅ~る」で水分補給もしてもらいました。
「Hさん」のお家に着いたのは深夜になってしまいましたが喜んで迎えてくださいました、本当にいつもいつも感謝です。
早速「Hママさん」が「仔猫さん用フード」と「お水」を出してくださり、2にゃん共喜んで食べていました。
その後「ひろ君」は・・・
楽しそうに遊び始めて
「Hママさん」が出してくれたおトイレでおちっことうんPをしていました。
かたや「ななちゃん」は
私達がいる間はケージの中で固まっていたのですが
少しだけ別の部屋にいって戻ってみると・・・
ケージから出て探検していました(笑)
「ひろ君」も「ななちゃん」もやんちゃなお年頃なので色々と大変かと思いますが「Hママさん」「パパさん」、どうかケアを宜しくお願い致します。
なお「ひろ君」も「ななちゃん」は、震災後生まれなので体調が整いましたら里親様募集をいたします。
ビビッと運命を感じましたら下記までご連絡ください
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【ご報告】 「ひろ君」と「ななちゃん」の医療費は、33,930円でした。
「心はいつも一緒基金」を使わせていただきました。
【口座名】 心はいつも一緒基金
●〈ゆうちょ〉 からの振込の場合は
【記号】 10170 【番号】 39358001
●〈他金融機関〉 からの振込の場合は
【店 名】 〇一八 【店 番】 018 【預金種類】 普通預金 【口座番号】 3935800
「皆さま」がご支援してくださった「心はいつも一緒基金」のお陰で、保護後に十分な医療処置を施してあげられました。
ご支援応援してくださいました「皆さま」に深く御礼申し上げます。
*福島・被災地での活動に関するご支援のお願い・里親様募集中の猫さん情報についてはコチラをご覧ください。
*~*~*今日の「きこちゃん」*~*~*
きこちゃん「ひろ君とななちゃん、助けてもらえて良かったです」
私「ホント保護できなかったら・・・良かったです」
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