今回も、2か所で保護を試みました。

どちら給餌ポイントの子も正直もうダメかもと思われる子ですが・・・諦められず今回も保護を試みました。

 

1カ所目は、「ガリガリな子」。

 

 

この写真は、昨年7月に定点カメラに写ったものです。

この段階でもかなりギリギリで生きていることが窺がえます

 

この給餌ポイントは、昨年より作業員さんの詰所や汚染物資の保管場所などが近くに出来てしまったので早朝から夜まで車の行き来が激しくなり、かつ何とこの給餌ポイントの目の前に交通整理のために人がずっといるという悪条件となってしまいました。

 

そのためこの子が一層警戒心が強くなってしまいなかなか姿を現さなくなってしまい、保護が困難となっています。

 

この約1ヶ月、定点カメラに写っていないのは1台しかカメラを設置出来ていないから写っていないだけと自身に言い聞かせ望みを捨てずに今回も保護を試みました

 

もう1カ所は、「アンジュちゃん」の子供の「黒白ちゃん」。

 


この「黒白ちゃん」の生存を最後に確認できたのは7月初旬です。

あれから2か月

歯は生えており給餌ポイントも把握しているので、なんとか生き延びてくれていればと願うばかりです

(現在は、定点カメラを3台設置して調査していますが・・・写ってくれていません)

 

諦めたら終わりです。

ですから今回も諦めずに保護を試みました

ただ・・・

 

 

なんとまたこの給餌ポイントに除染作業が入ってしまいました。

この給餌ポイントに関わらず、除染や解体作業が入ってしまうと、今までそこに来ていた"あの子達"が怖がってしまい移動してしまう傾向があります。

今まで沢山の家屋が解体されています。

そして、また多くの家屋が・・・

 

 

"あの子達"が身を隠す場所が減っています。

またこれから進む除染や解体作業で"あの子達"の生きる場所が減ってしまいます。

これから来る長くて厳しい冬が来る前に、なんとか1匹でも多く救い出されなければと気ばかり焦り苦しくなります。

保護してあげられるその日まで生き延びて欲しいと願いながら給餌していきました。

 

 

 

 


 

 


今回も「皆さま」から託して頂きました「美味しいご飯」を全ての給餌ポイントに届けることが出来ました。

これで飢えで苦しむ"あの子達"の命を繋ぐことが出来ました。
ご支援をありがとうございます、心より御礼申し上げます。

 

 

日が暮れたので捕獲器の確認に行きました。

先ずは「黒白ちゃん」の給餌ポイントは、どの捕獲器も蓋が閉まっておらず

新しいフードに交換しもうすこし粘ることに。

 

次は「ガリガリな子」へ

捕獲器の蓋が閉まっていたのですが、なんかの振動で蓋がしまってしまったのだと思いました。

念のため中を確認すると・・・

 

入ってくれていました!!
 
ありがとう !
生きててくれて、ありがとう!!
入ってくれて、ありがとう!!
諦めなくて良かった
信じて良かった
頑張ってくれて、ありがとう!!
待たせてゴメンネ
さあ、一緒に帰ろう!!!

 

 

も~う嬉しくて(この子を驚かさないために)心の中で大声で叫びました。

急いで捕獲器を車に積みこみました。

その時です、綺麗だけど寂しい日の入りが目に入りました。

 

 

 

「もうこの夕日や景色は見る事はないんだよ」

「苦しい思いをして歩いたこの道とは今日でさよならだからね」

 

この子と一緒にその夕日をしばらく眺め、その場をあとにしました。

今回もご協力者様のお宅をお借りして、猫さんに捕獲器からケージに移って貰いしばらく休んでもらうことにしました。

 

 

この子のシルエット・・・

想像していたよりも痩せこけていました。

本当によくぞ生きててくれたと涙が止まりませんでした。

 

◆仮名のぞみ ♀ 推定年齢3歳前後 エイズ陰性・白血病陽性

 

 


 


柄ーサビ

・瞳ーイエロー

・尻尾ー長くてまっすぐ

 

保護後、血液検査・避妊手術・駆虫・三種ワクチン・爪切りなど初期医療処置済み。

 

 

見ていて可哀想なほど、背骨も浮き出る程ガリガリに痩せていました。

保護時の体重は、2.6キロでした。

成猫さんは2キロを切ると危ないと言われていますが、本当にギリギリ生きていたのだと思います。

ただ給餌は毎週していたのでなんとか食べる事が出来ていたお陰で血液検査の結果はどの数値も問題なしでした。

 

この子の仮名は「のぞみ」としました。

この子自身が、生きる事を諦めず望みを捨てずに生き延びてくれ。

"あの子達"と「この子」の生命力を信じてくださった「皆さま」の望みの象徴ですから仮名を「のぞみ」としました。

 

捕獲器からケージに移って貰ったあとに、まずは落ち着いてもらうのと水分補給のため「ちゅ~る」を差し出すと舐めてくれました。

 

 


最初からウェットフードをあげると暴れて食べてくれない子が多いので、こうして最初は「ちゅ~る」をあげて様子見をしています。

  のぞみちゃん」は、暴れる事も無くかつ物凄くお腹を空かしていたので続いて「a/d」と「お水」をあげました

 


この「ちゅ~る」と「a/dはご支援していただいたものです、ありがとうございます!

 

 

 

のぞみちゃん」、一心不乱で食べてくれました。

その後私が活動の続きをしている間の数時間は「のぞみちゃん」にはこちらのお宅で休んでもらいました。

 

長くなってしまいましたので続きは

【9月4日の活動報告 (その2) 】「のぞみちゃん」を通じ"心はいつも一緒"を実感し感謝しました  

をご覧ください。

 


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