福島にi向かう前夜25日、保護っ子「珊瑚ちゃん」を「浅草ねこ園さん 」にお届けに行き自宅に戻る時に銀座を通過しました。
煌びやかなネオンと途切れなく行き来する人と車・・・
そこには都会のあたり前の景色がありました。
それは・・・これから向かう福島とは真逆の姿。
26日も「シミズさん」が一緒に活動してくれました。
今回も、"あの子達"を保護するため朝いちで捕獲器を設置しました。
温かくなったとは言え、この日の日の出前の気温は4℃。
福島は、まだまだ朝晩は冷えます。
朝日が昇りゆっくりと気温が上がりはじめます。
捕獲器を設置し終えたころに、朝陽が被災地を照らしはじめました。
人が消えた被災地には、ネオンも音楽もありません。
無人となった町にあるのは、太陽と月と星の光と、風の音と、花・・・
慌ただしい都会の生活では気づく事が無くなっていた季節の移ろいを、この地が教えてくれます。
それと同時に・・・
水が抜かれ土が痩せてしまったかつては水田だったその場所に連なる「黒い袋」
町のあちこちに立てられた「除染作業中」のノボリ
除染のために汚染された土壌を削りとられたばかりの現場。
この削り取った土もあの「黒い袋」に詰め込まれ撤去されていきます。
この日の線量、相変わらず変化はなし。
毎週通ってこの現状を見ているからこそ原発事故の恐ろしさと人間が犯してしまったこの罪を忘れずにいられますが・・・
まだまだ何も解決していない福島のことを、原発再稼働をした場合のリスクを、多くの方にいま一度考えて欲しいと思います。
全ての給餌を終え捕獲器の確認をしました。
先ず1か所目。
綺麗なサバ白さんが入ってくれていました。
お腹空いていたんだよね・・・
これからは美味しいご飯もオヤツも沢山たべれるからね。
安心して暮らせるトコロに、一緒に帰ろう !
◆仮名「ハリー」 ♂ 推定1歳未満 エイズ・白血病共に陰性
・柄ーサバ白
・瞳ーイエロー&グリーン
・尻尾ー真っ直ぐ
保護後、血液検査・去勢手術・検便・駆虫・爪切りなど初期医療処置済み。
毛艶が悪く、骨格はしっかりしていましたが痩せていました。
まだ若い子なので環境と人に慣れてくれると思います。
この子を保護してエリアの仮名は「宝石シリーズ」にしています。
「守ってあげたい、幸せにしてあげたい」
この子の美しい容姿とその不安そうな瞳を見て感じた思いから浮かんだのが「玻璃 (はり) 」。
「玻璃 (はり) 」とは、最強のパワーストーンと言われるている「水晶」のこと。
これからは幸せに満ちた猫生を送って欲しいと願いを込めて、仮名を「ハリー」といたしました。
「ハリー」を保護したポイントでは「のん」・「ちー」・「チョコ」と、少し離れた所では「マリン」・「ジェム」・「マーブル」を保護しています。
少しずつではあのますが確実に保護を進められているエリアです。
獣医師による見立てで「ハリー」は、推定1歳未満。
震災後生れとなりますので体調が落ち着きましたら里親様を募らせていただきます。
「ハリー」に ビビッ! と運命を感じた方がいらっしゃいましたら、ご連絡をください
次のポイントの捕獲器を確認しに行くと・・・
何者かによって横倒しにされた捕獲器の傍に見覚えのある柄の猫さんがいました。
しかし私達が現れたので逃げてしまいました。
まださほど遠くに行っていないはずだし出来れば保護してあげたい。
「シミズさん」と相談して、少ししか時間がないけど再度捕獲器を設置して待つことにしました。
そして、一旦は去って行ったその子は・・・
戻ってきて入ってくれました。
捕獲器が閉まる音が聞こえてすぐに関わらず、鼻と爪から流血していました。
恐かったはずです。
ごめんなさい・・・必ずあなたを幸せにするからね。
もう二度と空腹の苦しみも不安な夜もない生活を約束するから許してね。
今まで待たせてごめんね さあ 一緒に帰ろう。
◆仮名「ラピス」 ♂ 推定1歳未満 エイズ・白血病共に陰性
・柄ーハチ割れ
・瞳ーイエロー&グリーン
・尻尾ー長くて真っ直ぐ
保護後、血液検査・去勢手術・検便・駆虫・爪切りなど初期医療処置済み。
はやり毛艶が悪く痩せていました。
まだ若いので環境に慣れ落ち着いてくれれば人馴れは大丈夫だと思います。
ここのポイントでは「ルチル」・「アンバー」・「シトリン」・「シェル」そして「珊瑚」を保護しています。
今回保護したこの子は、先週19日に保護した「珊瑚」と兄妹だと思います。
(「珊瑚ちゃん」の記事は コチラ ← クリックしてください)
このエリアで保護されている子の仮名は「宝石シリーズ」になっています。
「珊瑚」と兄妹という事もあり、「七宝」の1つである「瑠璃 (るり) 」から仮名を「ラピス」としました。
これからの猫生が穏やかな幸せに満ちたものであるよう願いを込めてそう名付けました。
獣医師による見立てで「ラピス」は、推定1歳未満。
震災後生れとなりますので体調が落ち着きましたら里親様を募らせていただきます。
「ラピス」に ビビッ! と運命を感じた方がいらっしゃいましたら、ご連絡をください
「ハリー」と「ラピス」は、「ケビン君 (仮名:くろまめ) 」の里親様である「Sさん」が後日動物病院に連れて行ってくださいました。
「Sさん」、いつもありがとうございます!
今回も、皆さまから託していただきました「美味しいご飯」をこんなに沢山"あの子達"に届ける事ができました。
温かいご支援をありがとうございます。
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【SOS】 現在、「小袋入り」のフードが不足しています !!
*福島・被災地での活動に関するご支援のお願い・里親様募集中の猫さん情報についてはコチラをご覧いただければ幸いです。
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