今回は、今年初めて「シミズさん」が活動に参加してくれました。

 

確か前回参加してくれたのは、昨年最後の活動だった12月28日。

その日にMさんのお蔭で保護できた茶白のカイ君」をお持ち帰りしてくれて以来です。

 

シミズさん」は、福島原発の30キロ圏内に取り残された"あの子達"の身を案じて、某団体に属していた頃から保護っ子のお世話支援、そして給餌保護とあらゆる面で一緒に活動してきた大切な同志です。

今年に入ってなかなか都合が合わず一緒に活動できずにいましたが、帰還困難区域の一部のエリアが閉鎖されることに胸を痛め、なんとか都合をつけて今回参加してくれました。

 

もし、閉鎖されてしまうのならば、最後は一緒に救い出してあげたい。

そんな想いで二人福島へ向かいました。

 

いつものように早朝から給餌を開始しました。

 

数か所目のポイントで猫さんに会いました。

細身の中猫の黒猫さんです

ここは、今後、給餌継続が微妙なポイントなので、その子を保護することにしました。

捕獲器を2台設置しその場を去ろうとした時です 「ガサッ!」 と物音が・・・

その音の主は「イノブタさん」。

普段はイノブタさんも大好きなシミズさん」も、この時ばかりは木の枝を持ち「イノブタさんを追い払っていました

その後は、中に入る時間になるまで黙々と給餌を続けました。

 

中に入る時間となったので、まずは閉鎖予定地区へ直行。

久しぶりにその地に来た「シミズさん」が驚いていました。

そのポイントの家屋の倒壊が進んでいたからです。

他の人にも言われますが、その家の倒壊は勢いが増しています。

いつ全壊になるか分からないから立ち入らない方が良いと言われますが・・・

猫さんは待っているから行かないわけにいきません

 

 

 

少なくともこの2匹はここのご飯を食べてを繋いでいるのだから

 

保護するまで通い続けます。

閉鎖されるまで通い続けます。

最後の最後まで諦めません。

私、「命」に関しては、あきらめが悪いタチなんです。

 

二人で手分けして捕獲器を5台かけました。

 

「さあ、ここに入って」
「頑張って生きてきたんだから、ここから脱出して幸せになろう! 」

 

捕獲器を設置してあとはすぐにその場を立ち去りました。

無人の町ですからただでさえ静かなわけですから、私達人間の気配がするだけで猫さんは警戒してしまいます。

捕獲器をかけたら回収まで絶対にその場に近寄らないのは鉄則ですから、速攻立ち去りました。

 

その後は、帰還困難区域内の給餌をしました。

 

時間になり捕獲器を確認しに行くと・・・

「ネズミさん」が入っている捕獲器が1台で、あとは何も入ってくれず。

そうしてあと少しで外に出なくてはならない時間に差し掛かったころです。

パラパラと雪が降ってきました。

すぐに止むだろうと思っていましたが・・・吹雪になってしまいました。

 

先月は大雪で帰還困難区域への立ち入りが2回ほど中止になったことがあったので、今回何かあってはいけないと思い住民様に、「この雪は大丈夫か?」「明日の立ち入り中止はないか?」などと電話をかけてしまいました。

もし、立入中止なんかになってしまったら、明日の捕獲器の回収がダメになってしまうから心配になってしまったので。

 

「この季節の雪は積もらないから大丈夫よ!」

そう言われ安心はしましたが、防寒のためのフリースなど多めにするなどし猫さんが寒くないように工夫をし捕獲器を4台ほど置いて、明日のMさんに想いを託しその場を後にしました

 

実はMさん、お仕事や保護っ子さんが体調を崩したりと、本来は福島に行けるような状態ではなかったんです。

なのに・・・閉鎖予定地の子達を助けてあげよう!
って、無理をして今回捕獲器の回収をしてくださいました。

「誰が」でなく、ただ純粋に"あの子達"を、助けたい。

その想いが、この活動を支えているんだと改めて感じました。

Mさん今回もありがとうございました!!!

 

閉鎖予定地の保護は出来ませんでしたが、給餌継続が微妙なポイントの捕獲器には猫さんが入ってくれていました。

 

 

朝、目撃した猫さんとは違う子です。

綺麗な黒トラさんです。

この子は・・・以前数回目撃している子で、いつか保護してあげたいと願っていた子でした。

 


やっと、君を保護出来たね。

待たせちゃって、ごめんね。

温かい寝床に、美味しいご飯に、心地よい愛情が、あなたを待っているから。

さあ、東京に一緒に帰ろう!
 

 

●仮名「タラちゃん」  ♂  2歳前後 白血病は陽性、エイズは陰性

 

 

 

 

綺麗な「黒トラ」で、瞳は「シャンパンゴールド」。

尻尾は、長くて真っ直ぐ。

とてもバランスが取れた体型で、毛艶が良く、健康体。

大柄な体型の子は、基本、おっとり系の猫さんが多いので、「タラちゃんもおっとり系だと思います。

緊張して固まっているせいかも知れませんが、保護後、ナデナデさせてくれました♪

タラちゃん」は、震災後生まれだと思われますので、「里親様」を募らせていただくかと思います。

 

今回は、閉鎖予定地区の子の保護は出来ませんでした。

届きそうなのに届かない「その命」。

どうしたら救い出せるのか、悩み涙する毎日を過ごしています。

 

実際、いつ閉鎖されるのか?
予定地区の住民様などに確認しておりますが、まだ行政からはしっかりした回答がないそうです。

ただ、今までの経緯からして、ある日突然と言うことはありえます。

4月まであとわずかではありますが、まだ私は諦めていません。

最後の最後まで諦めませんので、皆さまも、無事に保護が出来るよう祈ってください。

また、閉鎖日が延期もしくは廃止されるよう祈ってください。

宜しくお願いいたします。

 

今回も、私達に託していただきました「美味しいご飯」と「オヤツ」と給餌日だけの「ご馳走(ウェットフード)」を、皆さまに代わって"あの子達"に無事に届けてまいりました

 


これからも力の続く限り、皆さまの「温かい想い」と「美味しいご飯」を、福島の"あの子達"のもとに届けてまいります。

皆さま、いつも温かい応援とご支援をありがとうございます。

引き続き、"あの子達"の救出のためのご協力を宜しくお願いいたします。

 

 

【お願い】

私達と一緒に、福島で救出を待っている"あの子達"の「尊い命」を繋ぎ留め救ってくださいませんか?皆さま、ぜひ、ご協力をお願いいたします。里親さん」、「保護っ子預かりボランティア(フォスターホーム)さん」、「活動支援(物資や資金など)」についてはコチラ をご覧ください。

このままでは、給餌継続不可能になってしまいます。どうか「給餌用フード」のご寄附をお願いいたします!!!《SOS》 現在、給餌用フードが不足しています"あの子達"のために、何卒ご寄附をお願い致します。必要物資の参考商品例や送り先など詳しくは、下記のリンク先に記載してありますので、ご覧くださいなお、ご支援いただきました物資につきましたは、「福島被災動物レスキューRAIF」のブログにてご報告しております。●「猫さん用ドライフード」は、「総合栄養食」なら何でもOKです。1ヵ月で約2.5トン必要です。"あの子達"の「命」を繋ぐ「美味しいご飯」のご寄附をお願いいたします。●給餌日だけの「ご馳走」である「ウェットフード」は、現在湯煎して持参していますのでパウチだと助かります。こちらも銘柄は問いません。●給餌日だけの「オヤツ」、「焼きカツオ」と「ササミ」も不足していますので、合わせてご寄附をお願いいたします。《送り先》〒279-004千葉県浦安市東野1-18-29ヤマト運輸 035-124 浦安東野センター止め 宛名 RAIF 090-3406-8111上記電話番号は伝票用です。電話でのお問い合わせはご遠慮願います。過去に通販先URLに送付先を登録されている方は、住所が変更されていますので、登録のご変更をお願い致します。《活動費のご支援》●私(ディア・ママ)へのご支援は・・・私は、個人で活動していますので「高速代」・「ガソリン代」や支援物資で賄えない物資の購入費などは自己資金で賄っていました。ちなみに1回の活動で掛かる交通費(高速とガソリン)は、約25,000円です。2011年の震災から今までずっと自己資金でやってきましたが限界が近いこともあり下記の基金を立ち上げさせていただきました。もし、この活動に賛同して頂き、私を信用して頂けるのであればご協力をお願いいたします。私へのご支援につきましては、こちらのブログにて収支報告をいたします。【口座名】 心はいつも一緒基金〈ゆうちょ〉 からの振込の場合は【記号】  10170【番号】  39358001〈他金融機関〉 からの振込の場合は【店 名】〇一八【店 番】018【預金種類】普通預金【口座番号】  3935800●RAIFへのご支援は・・・なお、保護っ子の医療費と飼育費、活動に使用している車や倉庫の維持費と管理費、それらについてはが、負担してくれていますRAIFへのご支援は下記までお願いいたします。収支報告は、RAFIのブログにて行っています。【口座名】 福島被災動物レスキュー RAIF〈ゆうちょ〉から振込の場合【記 号】 18220【番 号】 26621521〈他金融機関〉から振込の場合【店 名】   八二八【店 番】   828【預金種目】 普通預金【口座番号】 2662152《急募》保護っ子の預かりボランティアさん 3月末で完全閉鎖されると言われている「双葉町(一部のエリア)」と「大熊町(一部のエリア)」の猫さんは、今しか救出チャンスがありません。しかし、保護っ子の「預かりボランティアさん(フォスターホーム)」が不足しております。どうか、"あの子達"に生きるチャンスをください!「預かりボランティアさん(FH)」についてはお問い合わせください。


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