022 地区防災計画学会誌・計画策定プロセス(ここまで学会の発表をまとめたブログを何回か書いています)

ぜひ、トライ&エラーを繰り返すどこかに挟んでみて下さいね。

この学会の先生方は、どなたも熱心で研究事例を様々な町で行っています。

そして、市民の意思なき防災は命を助けない事を知っておられるからこその発表になるのだと私は思っています。

はい。では、書きますね。読んでください。

 

1.

伝え方まとめ方のデザイン

(地区カルテ、GIS、kj法、ファシリテーショングラフィック)

多様性、包摂性に迫る情報入手が決め手【ポイント:情報入手しましょう】

 

2.

主体、組織のデザイン

(まちづくり協議会とデザイン、まちづくり会社)

多様な参加をどこまで意識するかはリーダーの判断に任されている。

【ポイント】リーダーは自分の判断に気を付けましょう。

 

3.

計画、プロセスのデザイン(多くの人が参加)

海外で行われたVCA手法

1.二次情報のレビュー

2.コミュニティの基礎データ

3.半構造化インタビュー

4.フォーカスグループ協議

5.直接観察

6.地図づくり

7.まち歩き

8.季節カレンダー

9.地域の歴史の略歴、可視化

10.世帯、住民の脆弱性評価

11.生計と対処戦略の分析

12.制度的、社会的仕組み分析

13.住民、市民による組織能力分析

14.ベン図

 

女性が女性について書いた情報も読む

 

実際の避難訓練で避難が可能な人も避難を諦めていることがわかった

薬を多くもらえるか

ケアマネ電話がスマホに入っているか

助かるのは難しいと避難はどうしたらいいかを心で問うている

子どもの世話があるので避難訓練に行けない

防災イベントにこどもの遊び場があると行きやすい

地域の人が子どもひろばにきて防災の話をしてほしい

諦めにより潜在的な対応力を引き出すのが難しくなる人がいる

 

女性の外部指導者が地域の女性達の視点に立った形で情報収集や直接観察、ワークショップのサポート、女性リーダーや子育て中のママのインタビューを行うことの有効性も確認できた。

障害者へは社協などの力を借りた。

 

私見

ここまで、読んでくださった方には特に言及することは無いですね。

読んでなかった方で、興味がある方、防災を実行推進しておられる方、特にお若い方は遡って読んでください。

 

広島の防災士さんにも伝えたいのですが、全国どこでもインフラ整備が活発になったのは昭和です。

広島のこども防災においても、今日の話はしっかり伝えてほしいと思っています。

広島でも宅地災害、インフラ被害による災害時の罹災・被災が増えると思っています。

 

広島の防災士さん以外にも、全国で同じような環境にある方、防災士さん、防災に興味ある方がこれを読んで【おお!それはある。と思っていただけると嬉しいです】

 

まず、私も調べてみてハッとしましたが、元号が変わると昭和でいうと今は何年?

今はネット時代。2秒でわかります。昭和のままだと98年。なんと、そろそろ100年になるのです。

昭和中ごろから、今のインフラができて来たとしても50年。皆さんはインフラといえば何を思い浮かべますか?

橋・アスファルト・砂防・高速道路・擁壁などがパッと出てくる方が多いのでは・・・・。

では、それらの寿命はいつでしょうか・・・。橋は何年もつのでしょうか。

 

通常は、インフラの点検をして保守をすることで日本は継続しているのですよね。ありがたい話です。危ない所で暑い日も頑張ってくれる方がいるから成り立っているのです。

 

簡単に言うと、その皆さんが「コンビニバイトでいいわ!」「外国の農園で半年働く」「投資家になる」など言い出すと、日本のインフラは保守・工事ができなくなるわけです。よく高齢の方が「役所はなにをしとるんか!」とか、「また、さぼって」など子どもの前で言いますがやめたほうがいいです。

特に被災した後に怒る方が多いですが、ボランティア派遣するのは役所ではないですし、ご自宅の破損は役所の仕事ではないです。町の統率が取れない日も役所のせいではないです。子どもも、役所がやることだと勘違いして言います。(私の知る限り、よほど仕事ができない方もいますがそれぞれめっちゃ頑張って働いておられると思います)

 

さて、あと5年で補強するかどうか検査する時期になっている橋があるとします。今までにないくらいの雨が降るとします。今までにないくらい雪が積もって溶けない分の重さもかかったとします。今までにないくらい暑い日が続くとします。

 

そんな町に、過去にその地方で起きた災害と同じくらいの雨量、風速を伴う自然環境の変化が訪れるかもしれないとします。

ようするに、来週、物凄い雨が降るよと気象庁が発表する。6日後の台風が、大形です。猛烈です。今までで一番強い風速ですよ。という予測を気象庁が発表する。

 

当日です。みなさんはレベル3でその橋を渡りますか?レベル4にしますか?

次の正月に、運転免許を返納した方がいいと話をしようと思う親御さん、初孫を妊娠している妊婦さんを渡らせますか?そもそも、毎日通る道路がどのくらい古くなっているかわかっていますか?という部分が「逃げる」だと思うんですね。

 

レベル3だから避難して下さいが動かないのは、背景と自分の設定と違うと感じながら話を聞いてしまう防災になっているので、行動に結びつくことは難しいと私は感じているのです。(どこか私ではない人の話を聞いているような気持になっているのではと思うのです)

 

もちろん、1週間あればどこかに避難することはできます。(そのときに風水害とは違う原因で何かが壊れる事だってあるわけです)これを言い出すと全国どこでも危ないことになるのですが、人には、仕事に行かなくてはならない。子どもの学校がある。など様々なことが複合的に絡みますよね。

ですので、大部分の方はそこにとどまります。とどまざるを得ないのです。(将来は有給をとるとか、避難休暇など増えるといいですよね)

 

例えば、ここで【できることがないよね】という話になって、防災講義がおわる防災士さんいませんか?

こうなると今日の無意味を避けるために、【自分で考えましょう】【協力しましょう】【情報をとりましょう】という羽目になるんです。

 

今日の話はいったい何だったのかという顛末になります。まるで、テレビで衝撃のラスト!のはずに、地底人は見つからなかった。みたいな気持ちになるものです。もちろん、防災グッズや、小手先の防災の豆知識などを披露して盛り上げるのもありなのですが、警視庁のTwitterをみていても結構な技は入手できますよね。

 

講義の構成についてはおいておいて、では、どうするか?ですよね。

皆さんならどうされますか?

籠城できる町にする。各家の災害状況に応じて寝る部屋を決める。警報が出る前、気象状況がひどくなる前に隣三軒に声をかける。などが閃くでしょうか?誘致するスーパーがあれば避難できるスペースを作るとか?

さて、籠城する時に高齢者は買い物に行けるのでしょうか・・・。誰が誰に声をかけるのでしょうか・・・。

 

私を含む日本人は決まったことはきちんとできるのですが、逆に決まっていない事はやらない人が多いのです。

私見ですが、衝撃のラストを迎える防災の話を1時間も聞いているその講演で・・・。近所の人がたくさんいるその会場で・・・。【誰が誰に声をかけるか決めずに】「協力して下さいね。命を守って下さい。自分で考えましょう」と、最後に、謎のファシリテーターめいた無責任な発言でしめる人の話を聞いているだろう?と思うのです。

 

話す方も、どうして知識がある防災士なのに、「その町が動く防災」を勧めないのでしょうか。

もちろん、話をする側は「自分には実習は出来ない、机上演習もできない。話をする程度なら」と引き受けていることもあります。発注する側は、他に頼める人を知らないので「話だけでいい」と、なるわけです。しかし、講師が帰った後、会場を片付けて地域の方にお礼を言って、急いで町内会の会議に行く人もいるのです。翌日は体協のイベントかもしれません。

 

嫁には「町のこと、何年やるん?」と言われているので仕事もやめるわけにいかないかもしれません。そして物価があがっています。そうこうするうちに次のイベントがやってきて「町作り」の説明を聞くなんてことを繰り返されているうちに、防災のことはどうなっていますか?と聞いて「忙しいのにできない」と逆切れする人はいないんですよね・・・。

 

みなさんは、これで防災活動を進めていけますか・・・・。もし、1年で交代するタイプの役員だとしたら、できますか?「日本人はやらないのに口を出す」「後で文句を言う」「噂話は、あっているかどうかわからなくても、口コミで聞いことを、また、人に言う」ということをやる人が多いのです。

 

中には「やりたい」という意志だけで、具体的に自分がやることが決まっていないのに、資金も人脈もなく、または役員でもないのに「防災をしろ」という要求を、まるで願いのように伝えてくる人もいるでしょう。そんな中やりきることができるのでしょうか。(これは兼任という別の課題も持っていますが・・・。)

 

このように、防災活動の広がりというのは、ここの部分(誰がなにをやるか)の構築をしていないのに、言葉だけで助けよう。助かろう。と言ってしまっている事・それを言う時間をとりすぎて、聞く方が疲れて終わることだと思うのです。

 

様々な可燃性の液体があるから消火の方法と、火災を起こさない工夫を知るのを同じで、今、起きたらどう逃げる。その夜はどうする?を、学ぶべきなのに、延々と、火災が起きる背景・歴史・この火災はこう起きてこう燃えた。

 

だから命は守らなくてはいけない。みなさん、「消火器は自分で買ってね」「どの消火剤がいいか自分で調べて」「なんなら町内でそれ考えて」って言っちゃうようなものだと思うんですけどね・・・・。背景や災害の基礎知識は必要なのですが・・・。もう少しテレビに出ているようなことや皆が認知していることは少なくしていいのかなと思います。その残った時間を人の間で生きるための感情が飛び交うような話をする事かなと思っています。

 

本日は、Facebookグループも紹介します。

こちらでは、防災のイベントや発信をしていますので、広島の防災に興味のある方、全国で市民防災、子どもぼうさいに興味のある方はご覧ください。

イベントのお手伝いやプランナーも致しますので、お気軽にご相談ください。

 

地区防災計画学会誌2022 引用(何日か前からのシリーズです)

冊子を購入したい場合は地区防災計画学会に入って購入するとお安くなります。

では、今日も冊子のまとめでいきますね。

 

★足し算のダイナミックな運動である

ボトムアップ防災

   ↓

小さなことからステップアップする

(一日目の献立から)(玄関先までの避難から)

(町歩きから)(子どもと会話から)

例)アレルギーや一週間の食事も課題。

しかし、まず、一日目の食事を決める。

ここで、味噌汁と野菜サラダなら「味噌を持ってくる人」を決める。

ポイント:持ち寄らねば料理は出来ず!!

 

★玄関先までの避難を行う。

声をかける人、持っていくものなどタイムラインのあり方や、協働連携のあり方を考える事につながる。

町歩きは、ハザードマップを配ってリスクがわかるかというと、そうではない。

古老、災害経験者、教員経験者、子どもの目線が必要。

学校が変われば生徒が変わる、生徒が変われば親が変わる、親が変わればコミュニティが変わる。

子から親への逆方向教育が必要。

会話のツールを開発して親子で距離を近く取りながら機運を高める。

【ここポイントです。会話のツールにならないものはダメ】

 

まだまだ続編あり

ぜひ、ここまでのまとめ投稿『地域でそれは誰がやるか決まっているか確認』

『やりたいことを協力するのではなく「相手に必要な事をする」』

『知識を常に更新していない人は『教えてあげる」と、自分を過信しない』

『人とやる』机上のアリバイ事業にしない。ことを思い返してくださいね。

2022 地区防災計画学会誌より(防災関連の学会でどんなこと話してるの?)

 

今回は、事例が色々あります。皆さんは社協と連携しました。という話を聞いたら、すぐ、社協と連携できますか?

社協に入っている資金はどこからでしょうか・・・・・。

町に根付いている防災士さんが重くて腰を上げないというのは、何か理由があるのでしょうか。

そんなことを考えながら今日は事例もみていきましょう。

 

★事例が多かったので事例を

事例に至るまでの背景は、様々。

例えば、マンションと団地の方が同時に計画を進めない。

子育て世代の帰宅時間はレベル3を過ぎる。現状をガンガン提案する事が必要。

高齢の方がそれはできない。などと聞いてくれないならそれぞれあると思うが、味方を作って臨むしかない。

 

キーワード:地区防災計画は自主防災組織の防災計画ではない!

矢守先生からの【地区防災計画に役立つ】ヒント

こわがりヒーロー

もしものときのがんこちゃん

NHKデジタル防災クラス

まねっこ防災

 

事例)

シニアカーのスピード体感(いいですよね)

モデル地区に指定され意識が変わった

自主防の中で委員会がある

PTAが活動に実際に参加する

英語版冊子を作る

ワークショップYouTube配信

ラジオ放送に出た

町でデザインやってる所と協働

計画の文書化(変更できるていで)

マンションのトイレ排水課題提起

ナマハゲ手帳は防災手帳

自立生活圏確保

高知市潮江南地区が丁寧にしている

3地区で合同にしている

被災時に子育て世代に支援がない

高齢者にしか支援情報が届かない

内水氾濫リスクが増えている

LINEグループの活動が増えている

OODAループ活用(観測素早い行動)

マニュアル化

マッピング

警報チャート色を理解させる

避難シュミレーション

 

 

私見

これらは事例である。

『提案できる自分』でないと、進まないのは勿論のことである。

今まで町内に関わっていなかった防災士も、地域の自主防災会がスムーズに進むような役をすることはできる。

「講演資料を作る」「研修資料、事例集をつくる」「ネット配信係になる」

もしかすると、新しいやり方を考える事もできるかもしれません。

町内の企業を回る、寄付を集める。助成金を申し込む等、提案の仕方は変える事ができます。

 

「手柄をとりたい」防災士もいます。

ついつい、自分が講演してしまう。これもあるあるです。

自分が、自分が。俺がやった。俺しかできない。私はこれをやりたい。そう思う事もあると思います。

それが進まない・・・。安心して下さい。

 

       そうしないといけない。これがやりたい。皆の為になる。

            『だいたい勘違いです』             

 

仲間と進める防災しか成果はでません。

1人でやればやるほど成果を出さない活動になります。

このような方に限って、みんなに力を貸してなどと言います。

そのような方に、本当に力を貸して意見を言ってみてください。聞くでしょうか・・・。

いつの間にか、会長に言われることをやるだけになっていませんか?

気が付けば会長だけが講演して同じことを言っていませんか?

 

会長の下にいるなら、その人の求める防災をよく見ましょう。

防災したいのか、自慢したいのか、命を助けたいのか、それは何故なのか。

誰のことが好きだから誰が目立つように、誰が助かるようにしているのか。

 

自分?

大切な人?

会長?

 

そこがブレると人の心に響きません。防災の心を響かせましょう。

ちょっと知人と話していて思ったのですが、なにかと仕組みを知らない人が多すぎです。

敢えて、まとめさせて貰います。(偉そうにごめんなさい)

※例えば、広島県にも県防災アドバイザーという仕組みがあります。

ここですが、アドバイザーになったら「自分に依頼が来る」と思っていたり、高齢者の勧める防災に異論を唱えながら、『地区防災計画策定』への協力のお知らせも読んでいなかったり。

という若手にしか会わない事で、ガッカリです。

(まず、依頼が来るほど凄い講師なのか?管理課の協力要請はスルーして実績がないのに、課が何も言ってこない。という悲しい思考回路はやめましょう)

 

といった気持ちですので、県の先輩方にも、日本中の先輩方にも様々なご意見おありだと思います。

 

奥ゆかしさは減ってしまった我々なのかもしれませんが、自分を過信するのはダメです。

 

若手は、まずの自身の研鑽、協力して学ぶことからだと思っています。

【県のアドバイザーとしての活動はどうしているか?】聞いた若手の返事が「何も言ってこない」「防災計画?」「読んでみます」等の情けない返事でありました。

若手の皆さんにもご都合おありだと思いますが、依頼された資料はご一読の上、主旨と若手のアイデアが入れば町が変わる事を、今一度、腹に落として欲しいです。

 

ですので、地区防災計画 2016年から遡りますよ。

引用 地区防災計画学会誌

★地域のボトムアップで開始できる

内閣府のやり方や思いと、地域の実情やコミュニティは違うかもしれない。

が、あなた次第で飾りではない計画を作ることができる。【てか、作る】【作れ】

以下引用しながらまとめています。

本書が欲しい方は地区防災計画学会がサポーターを募集していますのでぜひ会員になって購入して下さい。

 

【ヒント】

総合性

◯マンション、福祉などコミュニティ全体の求める理想を考える。

◯着地できるかではなく、実施したらいいと感じていることを具体的に明確にする。

まとめているところに話す。例えば民生委員なら福祉や民事協に「目的」「意義」を話してから始める。

日常的要素が非常時に生きるようにする。医者や消防など。

 

★は私見です。

★防災活動のない地域では一部の人が始めた時に、支援する行政が「人が集まらない」住民の手で作れるのかと思っているΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)

行政も「アリバイ事業」的関わり方になる。

だいたい、一部でしか頑張っていない人の「やりきる」「ふりきる」力が疲れ果てていて、アリバイ防災に流されてしまう。

まず、応援してあげましょう!!

 

★地域の実力者と自主防災組織の長が仲が悪い時などに、地域の実力者の思いが行政に浸透してしまっている。

これ、意外と大きいんですよね。

これで、その人の意図しない事にささいな地域の整備が進まず、住民が自主防を頼れると思っていない事がある。

 

コミュニティに関わる活動を頑張って【実例】【活動例】を増やしている人やグループを応援して繋げる。

〜実際に自主防災組織を作れといわれ、数だけ増えて「魂」が入っていない事が多い。

これは、消防庁の手引きによりできているだけで、町内会=自主防災組織ではなくて良かったらしい。

  ↑

 これは知らなかった・・・・。となると、それで施策を広げた責任大きいですよね・・・。

 

 

地区(学区、連合学区、町内会単位はこだわらない)

やり方例)囲碁、地域料理、茶席のある防災計画討論会など

楽しい+めんどくさい事を合わせないと人はこない

 

大阪では、町内会から予算を集めようというと、連合町内会から猛反発があった。

港区が最初に地域に財布を渡し、地域活動協議会の中にあった「防災計画」と地域防災計画があった。

それをまとめる事で出来上がり、活動が広がった。(制度外で策定された計画を取り込む)

 

・・・・・・・・・・・

 

番外(ではないかな?)

 

無償の行為にも言及がありましたよ。

NPO.専門家.地域の人(ここに専門家ではない防災士さんが頼まれていない(または他に頼む人がいなくて地域の中から選ばれた等)講義をする、講師になる場合などは含まれないと私は思っています)

地域の方の受付や、人集め等に対しては無償でよいのか、と言う部分は、共通項かもしれません。

回覧板配布報酬などで行政から出ている資金もありますので。

町連から自主防へ資金が出ている場合は、ここでは運動会やマラソンなどの運営お手伝いと同じかなと思っています。

 

ともかく、ボランティア後進国日本は、これらの優れた頭脳や知識資源に対して無償が当たり前だと思っています。

 

(私見ですがたまに、無償はおかしい!と行政に言う人もいますが、そこは、反省するべきです)

無償がおかしいのではなく【きちんと料理できる人たちへの報酬がないのがおかしい】

【鍋を買ったばかり、または磨いてない鍋をもってで報酬がないというのはおかしい。】←私見です。

 

では、抜粋に戻りますね。

◯この点は行政が地域の活動を評価する視点を持っても良いのではないか。

 

これらのまとめ

(計画、実行のやり方)

1.地域活動の総合性を後押しする使い方をする。

【事業の総合性、地区の中をつなげる、計画と現場の総合性、日常と非日常をシステムにする】

2.地区特性に柔軟に対応する。

【限界がある前提で普及させる手立ての発明、地域の主体性を引き出す方法の発明、行政と連携して実際に地域の防災力を上げる、実際の活動ができる地区設定】

3.地区防災計画の評価の視点

【行政組織の中で通用する評価の視点、専門家や地域の方の無償の行為の評価の視点】

2016年からこのような情報は出ている。

災害が起きた時には、知恵や知識や力を出して支援してきたのか、そこからの教訓を町に落とし込んだのか。

 

 

それら熟読し、知恵に変えて町や地域、他地域で、しっかりこのあたり習得して、防災に挑んできたのか?と、講師の話とか、お手伝いの話すらこない、、。」と今まで、言ってきた方にお伝えしたい。(地区の防災だけしてるという方はスルーしてください)

あくまでも、私見部分はは、[やれる!]と立候補、または講師である事を引き受けた防災士さんへの私の意見です。

町内に頼まれて防災士になった。地域活動だけするなどの方への言葉ではありませんので勘違いしないでくださいね。

昨日の雨が気になっている方も多いですね。

もし、アプリを見ているなら、アプリに出てくる予想雨量と、現実に降っている量の違いに慣れましょう。(◯◯市 雨量 雨量計)などで調べると近くの本当の雨量【水位も同じように調べる事ができます】がわかります。(ちなみに、欠損していたらだいたい災害が起きます)

 

調べる気がない人は、最低限、地域で災害が起きた時の雨量を覚えておきましょう。続く雨。

昨今の被害がわかったものをシェアします。

ヤフー防災アプリやニュースダイジェストのマップを見るとよくわかります。

これは『雨がどこにどれだけ降るか』=被害がでる。

 

避難する。

避難しましょう。の時代から、どう決めたか?の時代になっています。

自主防の皆さん

民生委員の弱者避難の範囲は「役所から来た情報で家を回り、避難が難しい人で要支援以上で、デイケアに行っている方は比較的、福祉の避難に入りやすいので、福祉に繋げる。それでは漏れる人は自主防や町内会に伝える」のが、役目です。

民生委員が避難させる。

これは、間違いです。

もう一度書きます。

これは、間違いです。

もっと言っておきます。

※雨の中、車椅子の方を車に乗せて避難所へ連れて行ったり、そこから帰って家族を避難させたりしません。【命を失うからです】

※勿論、自主防、消防団の方、一般の皆さんも同様です。【行政職員もだと思いますけど】

危なくなる前に、どうするか決めて【当日は避難が進んでいるか確認する】のが役目です。

 

デイケアにいっていない人や、要支援がついていない人は、ご家族【アプリでホテルをとってもらい、前の日までに避難を完了など工夫しています】にしてもらう事もできます。「危ない所にいる家族へは、皆、しています」

家族がいない人は、町内で分担して連絡する。早く避難してもらう。(実際に弱者避難している町内会で、対象者が10人も20人もいる事は少ない)

ホテルに行けない人は、自主防や町内会が、行政に相談を戻す。【民間避難所を作ることはできますが、そこで怪我をした場合の補償が行政保険についているか確認します。そこに町民を派遣するにも、補償があるかないか、自治会保険に入るべきか、検討する必要があります。何かあったら、行ってと頼んだ人は、損害賠償請求される確率もあります】

🔴🟡🔵

最低でも、自分で考えることってあります。

警報や警戒レベルなど、大きな地域に対して人が出す【目安でしかない】ソフト。

これを主軸にするタイムラインではなく、渋滞する町や山道のことを考慮ししている地域の時間軸が重要です。

自分の町のハードが主軸なのです。「孤立、渋滞、避難経路が低地にある方、最も危ない地域にいる方は、警報は後から追いかけてくる位が当然です」

 

○さらに、警報が出なくても

危ない、渋滞する、備蓄がないのに孤立する、赤ちゃんがいる。などの場合には、苦痛から被害を増やさないために自分軸で逃げる。

そして、

その位自分で考える時代だと認識する

車で移動する人は、渋滞に巻き込まれないために、レベル2までに移動を完了しておく。🟡おむつを履く。

避難場所が遠くて歩いて行けない人は、🟡団地内に避難する。など、【工夫】を、自主防や防災士は啓発してほしいです。

行政がアバウトに「やり方」を伝えない。事例集も根本的なファーストアタックや根回しについて、人間関係前提の活動について伝えていない為、マニュアルが役に立たないので、難しく感じる事はあると思います。

役に立たないのは、マニュアルなのか?自分なのか?大きな人間の壁なのか?よく見定めて「やり方を変える」自分が疲れるだけなので「休憩」する事もありだと思います。

〜これから〜

◯◯町は危ない。ここは、大丈夫。の時代ではなく、世界中、降る雨による影響が、地質とインフラ老化により危なさアップしている。(離れて暮らす高齢者の親御さんに「引越しの準備を始めてる人もいるみたいよ」と、教えてあげましょう。逃げ方のわからない親御さんに「逃げてね」なんて無責任な事をいうのはやめましょう。

     逃がしましょう

数年、数十年先には、そこにいることは出来なくなっている事を、今から、少しずつ理解してもらいましょう。

あなたが相続する予定の土地が、レッドゾーンにある方は、もう、建て替えはできません。『頑張ってコンクリートで壁を建てることで住む事はできるかもしれませんが、多分、近所に人は少なくなりますので、衛生、上下水道、インフラ点検、草取り、1人町内会役員をするので一日が終わると思います』

実は、引越し費用や、土地家屋を買い取ってもらえる今があります。「その土地はいらない。近くに住もうor歩いて買い物に行ける所に住んで、孫にプラスの遺産を残して!等、誘導していきましょう。

親御さんの生活や命を守る事以外に、政府が薦める、悲しい「自宅介護当然」の時代に、いかに、支える中高年、若者の勤務に支障が出ないよう(危ない地域の家の管理、買い物してあげる、足腰悪くなり移動できない時の足になる)に過ごせるか。

そこを考えましょう。

伊丹 荒牧

https://twitter.com/yhari0428/status/1655299326439219201...

横浜 大黒埠頭 冠水

https://twitter.com/Gnabe1754/status/1655330746222141440...

長野安曇野 土砂流出

https://twitter.com/mlit.../status/1655334200290213888...

富山市 道路陥没

https://twitter.com/KISS_OF.../status/1655343963770081281...

5つの骨子案でています。今までに比較すると、ようやくそこが出てきたか!という題目になってきた感じがあります。国土強靭化計画。

『ちょっとこれは覚えておいて』インフラ老朽化

写真の足元をご覧ください。あと10年。

橋の足元危ない!砂防近くにあるところチェック。


今、骨子がでたところみたいですね。

こちら本文

資料は、↑からの抜粋


気になる豪雨をどう捉えているのか?

降雨量は増加。「これは言われなくてもわかる」

そして、人口も減る。管理できるのか?

地域を支える人材。

誰に白羽の矢を立てるんでしょうね。


線状降水帯がわかるとなると

【明るいうちの避難】が必要。

これは、国が言っているので、そのうち大きな市も明るいうちに避難所あけるかもしれませんね。


雪の為ですが、雨の時も感知してくれたら、もう逃げられない時間がよくわかりますよね。

昼から渋滞してたから朝から避難する。

とか、夕方はまずいから帰らない。とかね。

広島県施策

基本はDXですね。バラバラだったものをまとめる施策が多いですね。


浸水するところ、もっと具体的になります。

居住誘導は始まっています。

最近外国の方もよく使っています。


気になる盛り土。

とある市では、職員が過去のデータと照らし合わせて目視で大規模盛り土判定してるそうです。

昔の写真と見比べたりしてるそうです。


移転移転移転移転

これがガンガン出てくるようになりましたね。


1 人命保護→国民の財産を守る防災インフラ

2 国、社会機能維持→ライフライン強靭化

3 財産、公共施設被害最小化→デジタル防災

4 迅速な復旧、復興→官民連携強化

5              なし        →地域の力


★高齢者へ寄り添うデジタル防災

★防災チャットボット

★外国人への啓発グッズ作成

★青少年への防災を支援

★男女参画

★民間起用


↓これは凄い↓

起きてはならないこと想定はすごい!


〜緊急消防援助隊〜消防団の強化

【命を守る】防災教育←命を守るがついてきた

といった感じですね←

7月閣議決定予定



昨年の1月にトンガで噴火した火山。

あの時は、びっくりしました。

気圧変化が大きくて津波が来たわけです。

通常の人ではそんなに感じないのですが、例えば高齢者や聴覚が弱い方等は、気圧の変化で体調が悪くなったり、めまいがしたりするものです。

先日は、5気圧位下がった時に、お年寄りが目眩がひどいと言われていましたが、私は大丈夫でした。


目眩がする方がいたら気圧にも気をつけてあげると、外出先や避難先でしんどい思いをする前に何かできるかもしれませんね。


トンガで起きた大規模噴火で、『大気ラム波』という{波}が起きていたようですね。

これにより気圧変化と津波が観測されました。

津波が伝わる速度が今までの津波より速かったと聞いて、何を示しているのかな?と考えました。

が、全くわかりませんでした。笑

ただ、知ってる事ではない何か怖いことが起きている。と、思いましたね。




後で、大気ラム波と同じ速度で進んだ津波だったと知りました。研究しておられる国立研究開発法人の防災科学研究所と東京大学の先生が、大気ラム波によって駆動する津波のシミュレーションを行い、ラム波速度🟰津波速度である確認が出来たそうです。


ということで、ラム波という大気が津波を起こしていた!という驚愕の事実がわかったわけです。

津波は

地震で起こる

以外にも

起こる!!

ということが、分かったわけです。

これは、大きなことですよガーン


イベントバナー

これって
噴火🌋して、普通に進むなら地形の変化から起きる水の移動で津波がくる。
そこに、元々の大気と海の波があるから、更に大きくなり、ラム波が加わることでそれを追い越す速度になって津波を陸に近づけるということ??
どういうこと、、、??

日本にも火山があります。
日本の火山一覧


私は、最近、阿蘇山を気にしています。

石川県もながーく気になるんですけどね。

阿蘇山はこちらで詳細を見ることができます


気象庁サイトより

2023年4月10日に噴火警報解除につき情報更新終わりとなっています。

4月には熊本地震があったことを思い出します。

だから、気になるのかもしれません。


火山があると地熱も熱い🥵のでしょうか。

日本には地熱協会というのがあります。

地熱発電をしている地域を見てみましょう。

地熱発電が行われている場所


知っておられましたか?

地熱発電の仕組みを知りたい方はこちら


では、火山があるところと地表の温度ってどうなってるんでしょう。となると、衛星かな。衛星ならjaxaで見てみましょう!(ちょいデータ重いかもしれないので、直接リンクはしてません)

こちらのページから使いやすいサイトにどうぞ

データが面白すぎてこのページに返ってこないと思うので、今日はここまで。閉店ガラガラコアラ




これを待っていた。リリースが早い。

全国の地殻変動を一目で把握

年度末にリリースしてくれたというところがありがたい。

JAXAのだいち2号は知っていたんです。

地殻変動、隆起などは日本だけでなく世界で起こっています。

地表面の動きをずっと観測していたのです。

作成されたのが、日本全国の“地殻変動の地図”

国土地理院で3月28日に初公開されました。

だいち2号はALOS-2ともいうのですが、8年以上のデータを使っています。

 

LバンドSARのデータで時系列解析をしています。

もちろん、過去のデータがあってこそ。

衛星の追跡、維持運用、高精度の軌道と姿勢情報が必要なんです。

     時系列の解析結果(末尾の説明を読んだ方がいいかも)

 

              火山の解析結果はこちら(噴火しそうな雰囲気ありますよね)

 

ここで、JAXAと国土地理院の技術協力があって国民に開示できるようになったようです。

 

全国地殻変動(日本全国の大地の動き)を可視化できたのは凄いこと

 

これは、地理院地図 / GSI Mapsから確認できます。

で、何が見れるのか。

火山活動

地盤沈下による地殻の変動またその範囲

また、この観測を続けてくれるそうです。

 

後継のだいち4号 ALOS-4 が開発中だそうなので、期待できそうです。

どうやって計測するのか謎ですよね。

 

Synthetic Aperture Radar合成開口レーダ(SERと呼ばれます)の仕組み

人工衛星等から地表に向け電波を照射

     ↓    ↑(戻ってきた電波受信)

往復にかかった時間を計測(地表までの距離を面的観測します)

で、地球周回の時に同一の地点を観測!

山の多い日本は、森林を透過して観測可能なLバンド(だいち)の観測が有効なんです。

こちらから説明を読んだ方がいいですよ

 

例えば、知りたい場所の色を見るだけではわからない。

色が、周辺からどう変化したかを見るのがコツです。

色が何色かではなくて周辺色と知りたい所が、カラーバーのどの位置にあるか見る

みたいなやり方で判読します。

その説明はこちらにあります。

そこまで見ないよ。難しいという方が多いんですけど、防災士さんは頑張って下さいね。

高校の地理でこの判読による地元への貢献や、中学生ならマップに反映することができそう。

リクエストが多ければ判読の手順やコツをやっていきますが、慣れたらできると思います。

頑張って自力でスキルをつけましょう。

やり方がわかるようになったら、地域の方に教えてあげましょう。

 

 

よんなな防災会をご存知ですか?

公務員が集まって防災活動をしておられるのです。

各県の職員さんや消防関連の方、市町村職員さんなどがおられます。公務員の方いかがですか?

よんなな防災会Facebookグループはここ

そこのユニットで行動防災チームがあります。

ここは、ナッジ理論に基づいて活動している防災に特化したグループです。

↑行動チームへの参加は上のグループに入ってからリクエストしてください。

[公務員でない方もお入りいただけるようです]

※私は公務員ではありません。

2023年にお話させていただきました。

ポリシーナッジデザイン合同会社さんとの交友でお声がけいただきました。

日本のナッジ情報はコチラから

ナッジというのは、【ある行動をとってほしい人たちに】【理論によって使える手法で】

こうして欲しい方に行動してもらうための手法

だと私は思っています。


何年か前に広島県のポスターでもナッジを使ったものを印刷しており、大変良いポスターだと思っています。これこれ↓

このようなポスター pdf


気がつけば防災活動の中でナッジを使っておられる方は沢山おられます。

そのやり方を学ぶことは、後輩防災士さんへの伝承になるのではないかと思います。

『Z世代が働きたくない会社』などのネット情報を見ていると、体系化されていない事の伝承をしたくないとはっきり言える日本人が増えています。

やり方を体系化していくことは50代以下の防災に興味のある方々の参画を促すきっかけになります。

◯紙を読むだけの会議

◯zoomで済ませれば往復時間節約になる会議

◯やる事が決まらず集まるだけの会合

◯いちいち紙媒体を取りに行く行為

◯家事のある夕方の電話でのやり取り

これらは、すでに減っていると思いますが

ここに、まとまっていない会長の仕事や、なぜやるのかわからない地域の伝承の仕事などが入ってくる自主防災組織への参画は、厳しいものです。


そんなとき、ナッジで働きかけるやり方が少しでも伝われば、若い世代も興味を持ってくれるのではないでしょうか。

私は地域やさまざまな地区で防災活動をしてきましたが、できる地域は少なく、防災活動をしたいと思っていない自主防災会や、活動の難しさに呆れてやめたい防災士さんなどに会いました。

町内会自体が解体したいという場所もあります。

実際に被災地区で、自主防災組織が活躍する事がないまま復興していった町もあります。

そんなこんなの中で、『やるなら届けたい』『話すなら話した後に行動してもらいたい』この2つを念頭においてやったことをお話しました。


例えば、水を備蓄しましょう。

と、言おうとするじゃないですか。

(そこで、私は思うわけです)

「言わなくてもやってる人はすでにやっていて、やってない人がその言葉で備える確率は非常に低い」

ここでの私の目的は『水を買って家におく』人を増やす。

なので、工夫をしたいところです。

※水が無くて困った話(できるだけ汚い話も)

※備えた前提でどの水を使うか

※買うのはペットボトル入りの水なのか?

※無かったら毎日隣に頼みに行くのか?

※ほとんどの人は備えている

この辺りですよね。

これをこのような絵で、トイレ流さなかったら庭に埋めれる人!

逆流防止のやり方知ってる人!

のように攻めていくわけです。

また、避難経路を決めたり計画を作ったりするときにも、進行型災害と突発型災害を一気に見渡せ、1人ずつ別々のものを作る必要があります。


高齢者はレベル3というところでみんな、逃げれない。行くところがない。と言います。


混乱していくのですが、基本的に避難は1人で完了します。それができない人は、自分で誰かに頼みます。(ただ、それでは自分が危険かどうかわからない人も出てくるので、地域の防災士さんに危険かどうか教えてもらって、どうするか決める事ができます)その時に、自主防災組織が支援すると効果的です。という事なんですね。

しかし、私見を申すと、地域によってはレベル3では間に合わない事がある。

元気な弱者はレベル3でもいいけど、元気じゃない弱者はレベル2より前、または、前日にどこかに行く必要があります。

障害がある方や病気の方は、しっかり医療や福祉施設とつながって、その時にどうするか決めておくのが普通です。(決めてない場合には民生委員が訪れた時に【繋いでもらうように】頼んでください)


防災士さんもハザードマップを伝えるときに、武器が必要だと思います。

手持ちの紙のハザードマップでは伝えきれない事はネットで伝える事ができます。おすすめは、国土交通省の重ねるハザードマップです。

最近、過去の気象データをみることのできるアプリが出ていますが、ここで見る事ができるといいですよね。『実は見る事ができるようにもできるんですが今回は割愛します』

スケルトンハザードマップは、以前広大、城北中学の先生に教えていただいた透明シートで重ねていくというハザードマップです。

今回はOHPシートで重ねています。

それらの作り方をご紹介しているという話もいれました。(防災士の地域へ「やり方」を伝える講座というのが必要だと思います)

人の経験を聞いて地域へアクションを起こす時に、武器がないことは辛いものです。

また、それはハードル高いと思われる方は、県や市町村のサイトからどうやって啓発するかの勉強会をするのもアリだと思います。

なんていうか、法律が変わったよと言うのは簡単。どこが変わったから気をつけるとまで言うのも、誰でもできそうです。しかし、法律を変える為に、いつ、どこで、だれに、どの働きかけをするのか?それは何を使うのか?が、わからない限り、伝聞するしかないわけです。

変えていく為に、いつ、誰に、何を頼むのか。その時にどう説明するのか。というのは重要だと思います。

私のやり方が全てではないですが、防災しましょう。備えましょう。危ないよ。守りましょう。赤信号止まりましょう。と、言うだけではダメな気がします。横断歩道の手前のどこで待つのか、イレギュラーな押しボタン式はどこを押すのか、雨の日には停まるのが遅くなることや、高速道路の仕組みなどを知っているからこそ守れる命があるのと同じで、避難の仕組み(弱者避難やホテル避難、それを支援する人が怪我をしたらどうなるのか?)など、詳しく知ってみると、備えましょうというだけの防災とは違う観点からの話になるのではないかと思っています。広島市は、現在のところ、民間で決めた避難所に支援にいった自主防災組織や町内会役員が怪我をしても補償はしない。公的に決まった避難所への往復路での怪我の補償はしない。となっています。


また、今までの災害で民生委員が発災時に避難を手伝い亡くなられた場合の補償も、公務災害だとすぐには決まらなかった。というのもあります。


現実は、高齢者は、大雨の中避難を助ける人がいてくれる気になる事もあるでしょう。が、それは無理です。弱者が大雨になる前に逃げておく為の手段を考えるのは行政と福祉です。そこへ繋ぐのは民生委員です。


行政にも福祉にもできる事がない場合、家族や親戚、近所の方の手伝いもあるかもしれません。

でも、それは、大雨の降る前の話です。

そして、ガソリン代はどうするのか、そのような話をしておく必要があります。

家族とも疎遠になって、歩く事がままならない高齢者さんに「雨の日は避難してくださいね」なんて、普通は、言えないですよね。

それを言うのでは無く、そこを一緒に考えるのが地域なのではないかと思います。