防災活動は余りしておりませんが
最近も相変わらず教材を作成しています。

【そろそろ防災工作で終わるのはやめませんか?】
【ネットから集めた話を話す講座もやめましょう】

🟡これは啓発防災を含んでいます。
なので、レベルなどに関係なく、時間を追って警報が出た際にどこに退避できるかを過去と今から考えるものにもなります。

「小学生に向けて行う際に」
ある程度の災害の設定と警報を出すタイミング、移動手段をリアルなものにすること、バスを停めてもらい避難する自分であること、JRは自分の意思では停まらない(警報ができる時は運行停止が多いし、地震の時は停まるだろうが、大きな地震の時は降りてすぐ海辺の時には瀬戸内海には退避場所がない)などの設定が必要です。

その上で、地図と条件を大人が作ってあげて、すごろくのように進んでもらい、学区を意識して避難する大きな模造紙に印刷することが必要です。ちょいハードル高いよね。

今日は、
そのような新学期通学用防災啓発教材より紹介
【通勤防災】【通学防災】大切じゃない??



例えば

ミドリのグルグルから、水色の学校まで行く。


防災メールは、何ヶ所の学区からとるか?
簡単な学区の調べ方は?
川を何回渡るか、流域はいくつ通るか。
使う公共交通機関の運行停止雨量は?
通勤時間と警報の発令予想場所はどこか。

ここがお話のポイントです。
『危ないから逃げましょう』
『ハザードマップをみて早めの避難をしましょう』
も、無しじゃないですが、言ってて自分の脳が[それが無理な人も多いのに言い続ける矛盾]に麻痺しちゃいますんで、お勧めしてません。

人が動く言葉に言い換えましょう。
ハザードマップをみて✖️
ハザードマップの◯◯を見て家の近くの高低差を思い出しましょう。違う?赤い部分はもっと広い方が良い?そうです!機械が計算しているので、家を建てる時の高さは反映されてません。などですね。
ハザードマップは見るものじゃなくて、見て考えるためのグッズですから、、、。ラーメンも見るものじゃなくて食べるものですから。
はい、調理しましょう。

これは、実はですね。
調べ終わるのに高校、中学、小学、大人の順になります。大人遅い!!(遅い人は情報をとるより逃げる方は力を使いましょう)

この教材のポイントは、情報分析するためには、複数の地図があることを知る。
河川
地形
雨量
人口
交通
ハザード
それを組み合わせてマイマップを作る。
ただ、それだけです。
アプリもあるのですが、自分の欲しい情報がなかったり、たくさんの家族の通勤路、通学路の補足が難しいのが課題です。

実際には、何も無い時には防災!みんなで!逃げよう!早めの避難!って言いますけど、大雨の時、我にかえりません??

どこに?
パパ会社!
ママ、パート!
ママ、夜勤!!
みんなで!って言ってた地域の防災士さんどこ?
来てくれないの?
防災グッズ持って逃げるって、、。
新聞持って行ってスリッパ作ろう
ビニール切ってカッパにしよう

って思います??

それより、経路。
安全確保ですよね。

それは、知っておくといいのは
実は商圏でもあり将来役に立つ利点もある

引っ越し、転職などの度、経路避難訓練ができる
【自分でできる、又は作れる】
『おばあちゃんに作れる』
人のためになる

などの利点もあります
はい、なので、できる人はしっかり地図を作りましょう。紙の地図に書き込むのでもバッチリです。
電子地図でもいいし、自分の好きなようにされると良いです。
ただ、手法を考えるところで疲れてしまうので、私が作ったものでやってみている人もいる。という事です。

この次の段階もありますよ。
それは、潮位と遡上と経路の標高調べ。
だって、嫌じゃ無いですか。
バス降りて低い方に逃げ氾濫に巻き込まれたら。

内水氾濫もありますよね。
通学途中に靴が濡れるのは命取り。
なので
下水雨水配管、退避箇所の高低差調べです!

これをパソコンと自分だけで💻行います。
他には何もいりません。
小学生は切ったり貼ったりして大きな地図を作るのもいいですよね。

最後は歩いているとき、
乗り物に乗っているとき、
体感しにくい高低差を体感しながら追う。です。
毎日の経路で確認する。
確認を共有する。

そして、過去を調べて、
その地域で起きた災害情報を頭で再現します。
高低差を体感しながらね。
あ、ここで土石流が。
あ、ここで電車の脱線が。
あ、石碑がある。
そうやって、過去の災害が起きた箇所を
現在の町と串刺しにします。
エスノグラフィーと似てますね。

でも、ここからが大切!!
過去と今を比べて変えていくのが必須マスト!

『もうそれは工事で起きにくくなった』

『区画整理で変わった』

『河道が広がり変わった』

『逆にその下流で脆弱になっている』

『そのとき、山は活用されていたかいないか』
今の山と違うのは何か?
砂防が止めている渓流はどれか?

までがセット。
これを詰めて2コマでいきます。

1番のキモは、転職の度に考えれる頭をつくる!
人に作ってあげれる!!

『過去の今の地形と活用の違いによる被害』
学区を意識した移動により、
自分が他学区でも退避できる体育館を増やすコト

これね、パソコンが苦手な方や、高齢者さんは、5コマくらい必要でした。
もちろん、再現性が低くなります。
それがありまして、パソコンは難しい方には、こちらが地図をお作りしたあと、歩く。をお勧めしています。

さらに、これよりも『前日に一緒に避難してくれる人』『ホテル代』を用意するという方向をお勧めしています。情報がとれない人で避難所まで歩くのに15分以上かかる場合に、私は、レベル3での避難は勧めません。だって、危ないかもしれないじゃん。15分、自分の親を大雨の中歩かせたいです?

地図は国土地理院より