学びから考える日本の健康事情のこと | 笑顔で世界を歩く・愛され姿勢美人の魅力研究♪

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愛され姿勢づくりの専門家・みちのえみこ オフィシャルブログ

恵比寿の姿勢美人のここだけの話。姿勢科学に基づくからだの話、
日常のできごとや気づき、などを綴ります。



私、自分が興味をもったことをググるのが結構好きなんです。

最初の大学卒業の時に大学院の道を選ばなかったのは日本文学研究では食べていけない(実質人の役には立たない)ので趣味に止めるのがよいと思ったからです。

今やってる姿勢科学の分野はラッキーなことに興味あることを調べることが人の役に立ち、自分の生存戦略(経済活動)ともマッチしているのがありがたいです。
  

たまに大学の姿勢科学の専門課程の講義サポートを担当することがあるんだけど、昨日は「病理学」の講義でした。
  

病理学は、体に起きるあれこれの定義や、何がどんな順序で発生してどうなるのか、というマニアックな内容なので、専門用語が多くて戸惑う人も多かったようです。
私自身は子どもの頃から家庭の医学の本を愛読してたマニアで、割と好きな科目です。


今朝、何か虫に刺されたのか「体に発疹が出てかゆい」と学生の一人から相談があったのですが、
「せっかくだから炎症の項目読んで、復習しましょう!」とテンション高めに返してしまった。笑


テキストに、
「疾病とは生命維持の基本である生体恒常性から逸脱した状態である。生体は、内外の変化に対して、内的環境を一定に保とうとする働きがあり、そのコントロール範囲を超えたことにより起こる状態のことをいう。」
という定義があります。


体が変化に対応できる範囲にある状態が正常で、
対応できない範囲になると異常。

姿勢をよくすることで、体が自分の体内環境をコントロールできる正常な状態でいられるように助けるのが、私たち姿勢調整師の仕事。


体が自分のコントロールできる範囲を超えないようにしておく、って案外たくさんの人ができてないんだよなぁ。


日本では、
そもそも体がコントロールできない状態になっていることに気付いていないか、
どうにもならないほど悪くなるまで待つことを選ぶ人がまだまだ多い、
むしろ自分で悪くなる選択をしていくことが多い、
ということを改めて考えました。


日本だと健康や体についての考え方って、
立証された事実や知識よりも、
肩書きや誰を信じるかという信仰心的なものからくるのがまだまだ根強いから、
どうにもならないこともある。
  

でも、せめて、体や姿勢の事実や知識を知りたい人には、
それに触れる機会や間口は用意しておくことが、今の自分にできることなんだろうなー、
と思いました。
  
  

姿勢と体の基礎知識を一日でお伝えする講座。