柿食う客 【俺を縛るれ!】を観て | 小宮凜子のリン♪RIN♪りんブログ

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柿食う客を観てきた。

俺を縛れ


柿食う客 第13回公演

「俺を縛れ!」

前回見たときに衝撃を受けたのでまたまた見に行ってみました。






正直半端ない!。


今回のテーマは時代劇。

でも古臭くなくめちゃめちゃ現代ワードを多様しているあたりが新鮮さを追い求める柿らしい。



スピード・テンポ・セリフ回し、すべてが心地よくて完成されている世界観。
一瞬にして柿ワールドに引き込まれる。


柿の舞台はなんというか音楽のようにセリフが並び、

日本の歌舞伎に通じる独特のセリフ調がある。


決して歌舞伎のようなものではなく、

現代のこのスピード社会に住む人間だからこそ心地よく感じるハイスピードセリフ回し。

王子小劇場のフェスティバル参加劇団ということで王子小劇場でやっていたが役者のパワーが小劇場レベルを裕に越えている。まるで青山劇場でやっているのでないかのごとく声のでかさ、演技のパワー、発散されるすべてがダイナミックだった。
魅力的な個性を持ち合わせる役者たちから放たれるパワーは観客全員を魅了したことだろう。



めまぐるしく展開する劇中、たまに気を抜ける素のようなシーンを挟むなど客を疲れさせない心使いも感じられた。決して粗削りではない計算されたその舞台が作られた今この瞬間にこの劇場にいられたことに感謝したい。



とにかく全てが完璧でまた見たくなる芝居だった。非の打ち所がないとはこのことだろう。



なぜかモーニング娘。の「抱いてhold on me」を全員で大合唱していたが、

歌がうまいので一曲丸ごと聴いてもいやな感じはなく、むしろ楽しめた。



私の好きな劇団No.1キラキラになりました。


次回8月公演も見に行きたいと思います。