どーも!名倉です(^o^)/
31歳で亡くなった、ある「鳥」が残した最後の【 言葉 】。
"マタネ、愛シテル"
『アレックスと私/アイリーン・M・ペパーバーグ』
これは、とある女性科学者と、彼女と共に家族として、
そして研究の日々を過ごした天才ヨウム(オウム科)、アレックスの物語。
「オウム返し」って言葉があるように、鳥は人の言葉を真似するだけで
そこに感情や思考は一切ない、というのが常識だった頃。
彼女はアレックスとの日々で、アレックスに2歳児の感情と、
5歳児の知能があることを発見し、苦難の末に証明した学者さん。
数ある苦難の中で彼女が闘った大きな壁は「偏見」でした。
「鳥に知性があるわけない」
という偏見。
研究費も思うように集まらず、論文の発表すらさせてもらえないこともあったとか。
それでも彼女は諦めずに研究を続け、アレックスとのコミュニケーションを取り続け
アレックスは色、形、数、感情の起伏、イエス/ノーの理解、
様々な知能の「証明」を行ったのだ!
そして何より強く、深かったのがアイリーン博士とアレックスの「絆」。
優れた科学業績だけではない、人間と動物の"つながり"を、
まさに"2人"で証明した軌跡が綴られています。
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アレックスと私
アイリーン・M・ペパーバーグ Irene Maxine Pepperberg 幻冬舎 2010-12-16 Amazonで詳しく見る by G-Tools |