いつも読んでいただきありがとうございます
ずーっとお茶碗を探してる。
うっかり割ってしまったのだ。
だけど、気に入ったものを手に入れようとすると、これがなかなか見つかない。
いいな、とは思うんだけど他にもあるような気がして、別に慌ててないから今度でもいいか！となる。
そんなある日、運命の出会いをした。
マグカップの…。←おいっ！
お茶碗を探して入ったお店でマグカップを気に入るという…。
ちょっと下膨れの形が可愛らしく色も私好みの藍色。
いやいや、探してるのはお茶碗ですから！
自分でツッコミを入れるも、どうにも気になってお茶碗のことはどうでもよくなった。
そしてさらに、同じタイプで横に長いお皿も欲しくなった。
お値段を見ると決して安くない。
でも手が出ないほど高くもない。
迷う。
欲しいのはお茶碗なのに…。
迷った末にマグカップだけを買っ
た。
お皿もそのうちに欲しいなぁと思いつつ…って探してるのはお茶碗ですけど。
お店の人が、そのマグカップを包みながら作家さんの話をしてくれた。
もう高齢なので辞めると仰ってるのを、周りの人達が引き止めて、なんとか作ってもらっているらしい。
それを聞いて途端に貴重な物に思えてきた。
その作家さん、いつまで作ってくれるんだろう？
以前にも、フラッと入った帽子屋さんで気に入った帽子が、たまたまその作家さんが作る最後の帽子だったことがある。
やはり高齢で引退されるそう。
その人が作る最後の帽子。
大切に使おうと思ったっけ。
物との出会いもご縁ってあるのかな？と思った。
そういえば、このお店に入った時にお店の人が私に「あ！この前の…。」と言った。
この前って、私、初めて入ったんですけど…。
どなたかと勘違いしたのか、前にも会ったことがある気がしたのか？
初めて会った気がしない…えっ？それってドラマとかでよくある運命の出会いみたいな？
ちょっと浮かれる。
出会いって不思議だなと思った。
余談ですが、家に帰って包みを開けてみて、その作家さんがいろんな賞を受賞されてる方だと知った。
割らないように注意しなければ…。
別に賞は関係ないけど、でもやっぱりさらに大切に使おうと思った。
そして
お店の人が見せてくれたその方の写真を思い出した。
何かの証明写真？で使うから、胸から上の写真を撮ってくれとその方の奥さんに頼まれて撮ったとか。
にかっと笑う屈託のない笑顔のその方は有名な方だったんだ。
…って言うか、その満面の笑顔で証明写真っていいの？
まだ使ってないけど、益々愛着が湧いた。
最後まで読んでいただきありがとうございました💕
