3月に埼玉県の動物指導センターから引き出した黒柴のはるちゃん。

とても穏やかで人懐こく、どこを触っても嫌がらず、お散歩でも引っ張ることのないいい子です。

保護犬はそれまでの過酷な生活の影響か、あるいは環境の変化なのか、初めのうちは下痢する子が多いのですが、はるちゃんはそんなこともなく、食欲も旺盛で、健康に問題はなさそうでした。

ところが、初めて動物病院に連れていった際、両足ともパテラ(膝蓋骨脱臼)であることがわかりました。

右足がグレード2で膝のお皿が外れやすい状態、左足がグレード3でお皿が外れている状態だというのです。

それまで関節を気にするようなそぶりはなく、お散歩でも不自然な歩き方など見られなかったので、青天の霹靂といっては大げさかもしれませんが、それくらい驚きました。

 

今すぐ手術をしたほうがいいのか、スタッフ一同悩みましたが、手術をしたからといって完治するとは限らない、手術なしで今のまま落ち着くかもしれない、はるちゃん自身は(膝に違和感があるにしても)痛みは感じていないという先生のお話を聞き、今後どうするかは里親さんに委ねることにしました。

今のまま落ち着くとはいっても老後は悪化する可能性もありますが、それは健康なワンちゃんにもありえること。そういう一切合切を受け入れてくださるご家族とのご縁があることを信じてお世話することにしたのです。

 

預かり中に気をつけることとして、太らないよう体重管理をする、室内での滑りに注意するなど、膝に負担がかからないようにしていこうと思っています。

というわけで、これからこの「はるちゃん日記」を綴っていきますので、どうぞよろしくお願いします!

 

引き出し初日のはるちゃん。

ちょっぴり緊張してる?

 

お散歩では右に行ったり左に行ったりでしたが、

上手に歩けるようになりました!

表情も変わってきたかな?

 

歩き方に問題はなさそうでしたが・・・