沖縄県の石垣島からこいろちゃん(♂ mix)を迎えて3週間近く。
10歳過ぎたシニア犬なので、航空機から車という長旅が心配でしたが、体調を崩すこともなく元気に過ごしています。
お迎えした日のこいろちゃん。
人懐こく穏やかです。
こいろちゃんは先天的に上顎が短く、歯も半分ほどありません。地元の獣医師の先生の話では元から生えなかったのかもしれないということです。そのため食事に難があり、地元のボランティアさんには時間がかかるとお聞きしていました。
それでも本人はその状態でここまで生きてきているので、何とかなってきたのだろうと思います。ボランティアさんもお腹が空けば食べますから、とおっしゃいます。
あまり気にせず本人に任せようと思ったのですが、いかにも食べづらそうでぼろぼろこぼすし、途中で疲れるのか食べるのをやめてしまいます。食器を見ると、半分以上も残っています。フードをふやかしたら食べやすいかもと、柔らかくしてみてもあまり変わりません。いくら本人に任せるといってもこのままで大丈夫かなあ・・・とだんだん心配になってきました。
ある日、スタッフが持ってきてくれたフードの中に小型犬用くらいの小粒のものがあることに気がつき、試しにあげてみたところ、これはこぼすこともなく時間もかからず普通にきれいに食べてくれました。
食事は命をつなぐ基本。「食べる」問題がなくなり、ひと安心しています。
左上の歯茎が盛り上がり、犬歯がありません。
話しかけると小首を傾げるのがかわいい!
人にもたれかかるのが好き。
口を閉じると犬歯がむき出しに。
一見怖いけど、見慣れると八重歯みたい!