私が毎日の中宮のお話をさせてもらうのは、最初は皆さんの気学活用の参考になればと思っていましたが、今は、ちょっと違います。

気学の活用は確かに大事なのですが、活用活用と言わなくても、気の循環さえしっかり感じれば、冬になれば人は自然に防寒具を着込むのと同じように、自分の状況に合わせて考え、自分で最善の方法を選ぶことが出来るもの。

ちなみに皆さんはカレンダーはあって当たり前に過ごしている人がほとんどではないかと思います。

でも、今日が11月何日だということがわからなければ、例えば農家の人は冬野菜を植える時期かどうかわからなかったりするのかもしれませんし、去年の同じ時期はどうだったかとかの比較も出来ないことにもなりかねない、ということです。

ですが、それこそ、11月何日と聞いても、人それぞれ、立場も違うのでやるべきことは違うはず。

ただ今日、という日がわかることで、その日を踏まえた上で、自分の立場での動きを自分で考える、ということが出来るはず。

だから、私も今日は九星で言えば何の日か、それはどういう特徴のある日か、ということをお伝えし、そこから先は、それを踏まえてご自身の生活に合わせた過ごし方を計画してもらえれば良いのではないかと考えるようになりました。

同時に気の循環をお伝えすることが、気の正しいリズムを無意識のうちにでも感じてもらえれば、自然に気のリズムが整うことにもつながると思っています。

気学というものは気の根本的な仕組みのお話なので、特徴さえわかれば、プログラムで言えばオープンソースみたいなもの。
自分の生活の中でいかようにでもアレンジ自由。

気学がわかると、成功した人の話などを聞いていても、気学で学ぶ考え方と同じだと思えるところがいっぱい。

もし成功するまでの過程に、その気の仕組みにたどり着くまでの時間がかかっているのだとしたら、答えを先に見ちゃう感じで最初に気学を知っておけば、その原理原則を踏まえた上で、もっとより発展的なものへと力を使うことが出来ると思えます。

特に研究開発などをされている方が気学というベースを知った上でお仕事に取り組まれたら、どんな発想につながるんだろうと思うと、ワクワクします。