こんにちは。長安知子です。
なかなか言い出せないでいたのですが…。
もしかしたら、ここが私の活動の根っこの部分かもしれないと思って。
今日は、私がずっと心にしまっていた、子育ての暗黒期について思い切ってお話したいと思います。
「子どもが自分の話をしてくれない」
「何を考えているかわからない」
と悩むママさんが多い中、中二の息子は学校の話を自分からしてくれます。
小6の娘も、ほぼ毎日「私って最高♪」と言いながら楽しそうに過ごし、自分やクラスメイトのいいところを話してくれる。
思春期になっても、適度な距離感を保ちつつ、お互いに話せる関係です。
「どうしたらそんな子どもになるの?」
と言って下さる方もいるけれど。
数年前までは、まるで180度違う、どん底の状態でした。
「ちゃんとした子育てをしなきゃ!」
親に認めるられるためには、賢くて礼儀正しく育てなきゃ。
そう思って、「いい子」を育てようと必死でした。
子どもの知性を育てるのにいい!というものを調べては買ったり、学んだり、あちこち連れていったり。
でも、お行儀よくしなかったらイライラしたり。
子どもに合わせてゆったり時間を過ごさなきゃと思いつつ、家事が気になって付き合ってあげれなかったり。
子育てで悩んだとき、素敵な学研の先生に出逢って、そこに行きたいといった息子。
勉強大好きで主体的に学ぶ子、成績優秀。
まさに、私の思い通りの子に育っていました。
かといって、机にかじりついて勉強させるのは嫌いです。
先生の紹介もあって、冒険学校や田んぼの学校に行かせました。
私も、高校~学生時代は、塾に行くより自然の中で遊ぼうぜ!という団体に入ってリーダーをやっていたほど。
自然の中は好きだったので、そういう遊びをやってくれる冒険学校は大好き!
息子も気に入っていました。
息子が小3の時、中学受験を目指すように。
尊敬する学研の先生のやり方を聞いたけど、先生は8割主義、私は完璧主義。
そこで息子を苦しめることになってしまいました。
小3の子どもに早朝から勉強をさせて、学校でも疲れて。
そんな息子の様子を見た学校の先生から、助言をいただきました。
「確かにそんな無理な勉強を今からさせても」と、やめたものの、気になっていました。
そんな時、テレビで取り上げられていた学校に目を奪われたんです。
「学校の授業で、冒険学校みたいなことしている!」
今思えば、県内の学校行って、今まで通り冒険学校に行けば変わりないのに。
親として、私に子どもを「素晴らしく」育てる能力はないと思い込んでいた私。
寮に入って、思春期の大事な時に素敵な子育てをそこでしてもらおうと思っていたのかもしれません。
でも、そこは最難関校。
小6からは難しいかもと思いながらも、受験勉強突入。
小6からの無理な詰め込み、やってもやっても終わらない課題。
難題をといてもまた次。
息子は泣き、その度に私も叱り。
相手にしてもらえない娘も、泣きわめく。
主人はどうせ何言っても私は聞かないと思って、黙ってため息つきながら見ている。
...あの時のことを思いだすと、今でも涙が溢れそうになります。
かんしゃくを起したり、親の顔色をうかがって、自分を抑えたりしていた子どもたち。
そんな子どもたちが、自分の存在を認めて幸せを感じながら、その日あったことや感じたことを話してくれるようになって。
私も、子どもたちのありのままを認められるようになったんです^^
私が変われたきっかけは…
「しつもん」を投げかけ、その答えを受け止めながら読書をするというスタイルに出会ったからでした。
ガミガミ言いながら読書感想文をさせたくなくて、学んだ方法。
読書感想文で、気持ちを引き出すための「しつもん」を、日常の子育てに取り入れたことがきっかけでした。
「どんな答えも正解」
それが、子どもたちだけなく、私の心も大きく包んでくれました。
本を読むときに自分に「しつもん」したり。
絵本の読み聞かせの対話の中に「しつもん」を取り入れたり。
そんなことを繰り返すうちに、イライラせずに親子のコミュニケーションも取れるようになりました。
必要以上に子どものことを心配しなくなったんですよね。
親の世界を、私の理想を押し付けて、子どもたちや自分を傷つけることは、申したくないって強く思っています。
褒められようとしなくていい。
親の顔色を気にしなくていい。
感じたことを自由に表現していい。
ありのままで、十分素晴らしい存在だから。
私は子どもたちに、そのことを伝えたい。
「そのままでいい」と親が認めてあげるだけで、子どもの可能性も才能も、想いを言葉にする力も無限に広がっていくから。
ママも、子どもも。
「どんな答えも正解」
「どんな自分も正解」
そんな安心できる環境があるだけで、毎日が180度変わっていきます。
私たち親子のように。
一人でも多くの子どもが、自分の価値を、未来の可能性を信じて生きていけることを、心から願って。
お子さんの心にも、ママの心にも残る、ステキな出逢いがありますように♡
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