私達家族は2年前、14年勤めた会社を退職し、約20年過ごした東京を離れ、沖縄に引っ越ししました。
〜前回〜
沖縄に引っ越ししてからは私の実家にお世話になっていた。
5ヶ月経過した頃、内覧に行ったアパートの管理会社から入居審査が通りましたよ!いつから入居希望ですか?と連絡が入った![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
やっとだ、やっと少しだけ前に進んだと心底安堵したことを覚えている![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
やっと地獄の生活から抜け出せる。。
同居なんてするもんじゃない![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
必ず嫌な思いをする。
みんながみんな嫌な思いをするのだ。
一人ひとり悪いわけでもない、ただ生活スタイルも毎日の時間の動きも違う。
性格だって環境だって全部が違うのだ。
ストレスがたまらないわけがない。
合わせようったって無理なのだ。
すぐに引っ越しの手筈を取り、日程を決めた。
家を追い出されたような気持ちが強い旦那さん。
同居が子どもたちにとっては最高の環境だといった旦那さん。
私自身、何を言われようがどうなろうがとにかくどうでも良かったのだ。
みんなが自由に誰にも気を遣わず自分たちの空間を作れることだけでとても満足だった。
自己満足だと旦那さんと口論になり、苦しい環境から逃げたいのはお前だけだ〜なんて後に言われたのだが、それでもいいのだ、なんでもいい。
苦しい環境に身を置くほど無駄な時間は私にはないから。
「楽しい、嬉しい、心地よい」が基本の人生にこれは過酷すぎた。
同居を解除することできっと旦那さんもいつかはこれで良かったと思ってくれる、その日がいずれは来るんだと信じて自分の思うように進めた。
旦那さんはその頃、4社ほど面接を受けていました。
フランチャイズを反対され中止となり、個人事業主として登録していたのだが、就活を始めたのだ。
もう雇われたくなかったのに、折角のチャンスを潰したんだと毎日毎日たくさん言葉をかけ続けられましたが、全てをまるっと受け止めた。
想定内だ、私だって逆の立場なら嫌なはずだ。
自分のことは1番わからない。
どうして応援してくれないんだよ、わかってくれないんだとなる気持ちが痛いほどにわかった。
でもタイミングでどうしても応援できなかった。
ここはどうかな、ここはどうかなと受ける会社と二人でにらめっこしながら進めた。
いくつか受けた中でびっくりした事が。。
ほぼ採用だったこと。
それもそのはず。
同じ会社で何十年と勤め上げ頑張ってきたのだから。
落とされる理由がまるで見当たらない。。
棚に上げてるわけではなく、私が面接官ならお父ちゃんは絶対に落とさない。
結局は家族手当や子供に関しての手当がとてもいい会社に決めたのだった。
配属先は思いも寄らない部署となり、なんでこんな時にそうなるんだろうと思わざるを得ない部署。
これは。。と思いましたが、旦那さんはやることにした。
その会社に入ること自体が結構難しい。
私には出来ない。
旦那さんの良いところでもあり、悪いところでもあるのだが、頑張りすぎるところ。
1年ぶりの出社だ。
すぐに体調が悪くなるのではと腹をくくっていた。
ストレスが物凄くたまるのだろう、疲れも半端ないのだろう。
会社の環境が良いのかはわからない。
始めは物凄く八つ当たりをされていた。
毎日の暴言。
心臓がバクバクするほどの暴言を10カ月余り。
想定内だったはずなのに。。
心は思いの外、ズタボロだった。
形だけは取り戻したのだが中身は全く変わらない。
産後5ヶ月。
私は旦那さんが働き始めて1ヶ月後、企業一体型の保育園があるところか、認可外に預けて働くことにした。
タクシー会社や保険会社。
給与を見なければ仕事は結構ある。
ふと15年以上も前に放射線治療でお世話になり、末娘の出産でも散々お世話になった病院の求人を探したのだ。
私がやりたいことは医療関係だった。
あまりにも早く働かなきゃと必死になり、ハローワークで勤務体制と保育園のことばかりに執着しすぎて全く見えてなかったのだ。
旦那さんはここに居る間に看護学校に通うことを勧めてくれた。
自分が働けているうちに私にはやりたかった看護師を目指して学校に通い、資格を取ったらいいのではと声をかけてくれたのだ。
お互いやりたくないことをやってしまうとまた振り出しに戻ると言う理由からだった。
今はそんなことを言ってる場合ではないと私は反対。
とにかく失った分を取り戻さないといけない。
末娘だってまだ生後半年にも満たない。
そこで看護学校はきついものがあると。
実習だってあるだろう。
そんな簡単ではない。
その上働かなかったら、一人分の給与が何年も入らない上に生活費だってかかる、学校代は免除になっても厳しいとの話をした。
旦那さんはその答えに猛烈に反対し、環境のせいにするのではなくやりたいことをしてほしいと話してくれたが、またもや振り切ってお世話になった病院で働くことを選択したのだ。
結局お互いとても頑固で全く言うことを聞かないところは夫婦の共通点なのだ。
採用されて2週間後、無事に勤務につくことができた。
給与がもらえることは私にとっては100歩近く進んだ出来事。
ようやく、夫婦無職だった長い日々にピリオドを打った。
給与から三万近くの保育園が引かれ、アルバイトみたいな給与になってしまうが気にしていられなかった。
半年ほど経ち、末娘は次女と同じ認可の保育園へ。
長女は1年生となり、目まぐるしく日々は過ぎていく。
沖縄に引っ越ししてきたあの日の顔から旦那さんも長女も少しずつ元気を取り戻していった。
長女はしばらく聞かなかったことを再び聞いてくるようになった。
おかあさん。
なんで東京からここに引っ越したの?
もう東京には戻らないよ。
どこにも引っ越せないよ。
友達はおいてはいけない。
そう話す娘に、濁すわけではないが、
お父さん、たくさんつらい思いをしたから、お母さんとお父さんお仕事辞めて、始めはお父さんが生まれた所に行こうとしていたんだよ。
でもそうすると病院が遠くて産むのが早いお母さんは赤ちゃんを生むことはできないよ、紹介状がかけないんだよってその時お医者さんに言われてここになったんだよ。
どうすることも誰にもできなかったよ。
ごめんね。。
すると娘はいいました。
でもね、ここに来て良かったと思う。
なんでかって?友だちができたんだよ!
大好きな友達が3人いるから!![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
赤ちゃんも無事に生まれたしこれで良かったんだよ。だからおかあさん、心配しないでね。
旦那さんには言いませんでしたが、長女はしばらく何回も聞いてきました。
きっと友達にもどこの保育園に行ってたの〜?なんて言われたのかな。
長女は感がとても鋭いです。
笑うことを忘れていた私の様子、お父さんの様子を見てとても気になってしまったんだろうなと、今となっては思います。
ひょんなことから最近、友人家族の話になり、旦那さんと急にその話題になりました。
俺も子どもたちにつらい思いをさせたんだよな。。
悪いことしたなぁ。。
と最近はとても寂しそうな顔で言うのです。
いやいや、お父ちゃんは頑張ったよと。
一言話しましたが聞こえてない表情。
子どもたちと同じく私達も新しい環境で奮闘し始めました。
![注意](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/111.png)
これは私から見た私だけの言い分。
旦那さんは旦那さんなりに思うことはたくさんあると思います。
いつも温かく見守ってくださりありがとうございます。
パートナー、夫、家族が急に鬱で倒れてしまった家族、たくさんいると思います。
少しでも何かヒントや希望を感じてもらえたらいいなと記録しています。
家族のためにと踏ん張りすぎて自己犠牲にする方が殆どでは?と思います。
どうか公の機関への相談、家族への相談、助けての声をできるだけ出して一人で抱え込まないでほしいと思っています。
病気になりたくてなってる方は居ないはず。
支える方も支えられてる方も同じ、日々、これが嫌だったあれが嫌だったと声に出すことはとても大事だなと思います。
私たち夫婦は口論がとても多いなと思いますが、それでもお互いの落とし所を見つけながらこれからも進んでいく予定です。
たくさん喧嘩をして相手を知り、自分のことを知る。
受け止めること、認め合うことは大事だなと思います。最初から合うはずはないのだから。
不調の時、余裕がないときほど思いやりがなくなってしまいます。
その時はしっかりと反省をして翌日に進めたらいいな。。と思う日々。(意固地になり、できてないと思うけど
)
![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
これからも生きてる限り、たくさん喧嘩をしようと思います![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/042.png)
![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/042.png)