「もし、彼女にふられてしまったら・・・?」

そういうと、彼は沈黙した。

 

このコロナ渦の中、彼らはデートは思うようにいってはいない。

とはいえ、なんとか2,3回は会っているようだが、もう半年以上になる。

 

この日、お相手のアドバイザーさんから、進展が遅いがどうなっているのか?という連絡がきた。

この連絡が来る前に、私は彼と電話で話し合っていた。

以前より彼女の仕事の都合で会えないこともあったというが、コロナ渦では尚更だという。

けれど、話の途中で飛び込んできた、相手アドバイザーのメールを彼にそのまま伝えて、そのうえで私はアドバイスした。

【ほら、お相手のアドバイザーさんも心配してメールしてくれているのだから、プロポーズするなら今なんじゃない?】

と私は彼にけしかけたので、

 

「もし、彼女にふられてしまったら・・・。」という言葉になった。

 

【どのみち、ふられるときはふられてしまうよ?早くスッキリしましょう!】という私の答えに彼は決心をしたようだった。

2週間後、彼はプロポーズを彼女にした。

相手の返事は、「・・・もう少し、待ってください。」だった。

それから3か月。

今もこのままの状態のようだ。

彼は、待つことにしているというが・・・。

 

少なくとも、お相手のアドバイザーさんにとっては、彼の努力は理解されているはずだ。

今度は、お相手が答えをもって動かなければならないはず。

彼女さん、担当アドバイザ^さん、

さあ、どっちにしますか?