戦争の暗示 | 頑固爺”如風”コースケのブルース

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八太郎の日々VOL51https://hatinohibi.livedoor.blog/最終話まで更新しております。

 

日本には多くの集落がある。

大昔、それらの集落は全て「国」だった。

日本は多くの国が乱立していた島だった。

天照大神の孫と日本書紀に記されている神武天皇は日向の国から日本を統一すべく大和に向かい朝廷を建てた。

その後、12代・景行天皇の時、皇子である日本武尊に命じ九州征伐に続き蝦夷地の征伐を遂行させて日本の統一を計る。

征伐には成功したが、完全なものではなかった。

平安時代に入り国司が各地に赴任するが、名目上のもの。

鎌倉時代では、守護地頭に任せる分権国家。

室町時代では、主語の力が弱まり大名が力をつけて戦国時代に入る。

戦国時代をある程度収めた織田信長の死後、豊臣秀吉が天下を統一。

最後まで抗う東北をも武力で制圧した。

そして、徳川家康による幕藩体制。

政治は各藩の大名に任せられる、。

そして明治維新。

ここでは完全に天皇を頂点とする中央集権制度が確立し、150以上あった国は半分以下の「県」になった。

そして、他国との戦争が始まる。

歴史は、中央集権化は、戦争が近い事を知らせてる。

2000年4月。

地方分権一括法で国と地方自治の関係は、対等・協力に改められた。

ところが、最近になって、地方自治法改正案が計画され、再び国の「指示権」が表面化してきた。

戦前の政治に近づいた様に感じる。

中央集権化は、近い将来の戦争を暗示させる行為。

老婆心なら良いが。

 

如風でした。