虎の子の一品。
そんな言葉がある。
絶対に手放したくないものを、そういうのだが、この言葉は中国の故事から来ている。
「やっぱり中国か」等とは言わずに、読んでください。
その故事によると、トラと言うのは物凄く子供を大切にするという。
但し、トラが子を3匹産むと、その1匹はヒョウになるという。
そして、このヒョウは、親が目を離すと他のトラの子を食べてしまう。
だから、親としては目を離せない。
泳げない子供3匹を連れて川を渡らなければならない時は、大変。
この時、親は、まずヒョウを咥えて川を渡る。
次に、トラを咥えて渡り、ヒョウは一旦、戻す。
そして、トラのもう片方の子を咥えて渡り、最後に元に戻されていたヒョウを咥えて渡る。
そうすれば、無事に全員を渡し終わる。
いかがですか?
トラは、自分のトラの子を食われるかもしれないヒョウの子も見捨てない。
だって、このヒョウの子も自分が生んだ子供だから。
如風でした。