香港の1国2制度が引き起こしている諸問題。
香港は19世紀に起こったアヘン戦争で、清朝がイギリスに負けて植民地に為った。
そして21世紀を目前に中国に返還された。
その時に中国政府から民主主義を守る為に、
「50年間は外交と国防を除き政治や経済の仕組みを維持する」
という取り決めである。
あれから、まだ23年。
折り返し地点を過ぎたばかりの今年に、香港は中国政府に取り込まれた。
若者達は、自由と民主主義の保持の為に、闘いを選んだ。
俺たち日本人、アメリカ、英国から見た時、正義は若者に有る。
そう見える。
50年間保証された筈の物が、国の独断で奪われた。
と、見える。
確かに、其処に正義が有る。
此処で、角度を変えて見ると、「暴力」という手段に出た彼等に非は無いのか?
これも、違うのではないか?
そうも、見える。
正義と言うのは、2つある事に気が付く。
どちらも、その立場に立てば、それが正義と為る。
果たして、正義とは何なのであろうか?