こんにちは。
スタッフ浜﨑です。
今日は、TNRのNeuter(ニューター:不妊手術)
についてお話させていただきたいと思います。
猫に避妊・去勢手術をすることについて、
「健康な猫にメスを入れるなんてかわいそう。」
「自然に反するのでは。」
というような意見もあります。
「自然」とはどういうことなのかな、と考えてしまいます。
今、私たちの周りにいる猫は、野生ではありません。
飼い猫の起源は、紀元前4000年頃だそうです。
人間が飼っているという時点で、
いわゆる「自然」な状態ではないと思います。
例えば、
病気のときも、動物に対する治療をどこまでするかについて悩みます。
そのとき、動物なのだから、自然のままで・・・
というような発想もあろうかと思います。
しかし、治療をせずにそのままにしておくのが自然なのかどうか、
という疑問を、私はずっと持っています。
(手の施しようがないような場合を除きます。)
痛みが強いであろう状態のときは、
その痛みを緩和するような治療をするのが自然なのではないでしょうか。
また、避妊・去勢手術は、発情期の大きな声や雄猫のスプレー行動、
生殖器系の病気を防ぐことができるというメリットもあります。
それに、なんといっても、猫の繁殖力はものすごいのです!!
簡単に言うと、
一組のカップル猫ちゃんから、
1年で65匹も子猫が増えるのです!・・・
(詳しくは、Happy Tabby ClinicのHPに
エリコ先生のイラスト付きのわかりやすい解説が
ありますので、ご覧ください)
http://happy-tabby.pepper.jp/index.html
ハピタビでは、生後3か月頃から、体重が1kgあれば、
手術をしています。
こんなに小さい子猫に手術、という感覚をもってしまう方も
いらっしゃるでしょうが、
早く手術した方が傷が小さくて済み、
負担がかかりにくいという面もあります。
TNR猫ちゃんや、
保護猫ちゃんでも庭で飼っていますというような場合、
麻酔をした状態で、片耳の先を小さくV字カットします。
これが桜の花びらのように見えることから、
この猫ちゃんたちのことを、
「さくら猫」といいます。
通常、男の子は右耳、女の子は左耳が
さくら耳になっています。
(2020年4月にハピタビで避妊手術をした保護猫チビちゃん。生後約6カ月です)
このように、さくら猫になって、
地域猫ちゃんの場合は、
元の場所に返されることになります。
さくら猫は、耳を見ると、
不妊手術が済んでいるということがわかり、
再度捕獲されて手術台にのることはまずありません。
この、
Return(リターン:元の場所に戻す)、
については、
次回以降にしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました
<お詫び>土曜日の猫の交流カフェですが、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため
しばらくの間、お休みさせていただきます。楽しみにしていただいていた皆様には申し訳ありません。
再開が決まりましたら、お知らせさせていただきます。
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【猫の避妊手術・去勢手術に関することはHappyTabbyClinicのホームページをご覧ください】
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猫の交流カフェ※しばらくの間、お休みさせていただきます。申し訳ありません。毎週土曜日 13:00-15:00 開催(^^)/
皆様是非、お気軽にお越しください★
(予約制ではありませんが、駐車場や一度に対応させていただける人数に限りがございますので混雑具合をお電話でご確認ください<m(__)m>)