こんにちは!
獣医師エリコです。
 
 
1月15日、
藤井寺市内の幼稚園でこども命の教室を行いました!
 
全校生徒20名ほどの小さな幼稚園で
講堂ではなく、保育室でアットホームなお話をさせていただきました。
 
 
もちろん、いつものペープサードも♪
準備中の舞台裏をご紹介(^^)/
 
 
今回は、以下のようにお話を進めました★
 
 

「先生は、動物のお医者さんです。

動物のけがを治したり、動物の病気を治したりするお仕事をしています。

 

動物のお使者さんと人間のお医者さん

同じお仕事に思うけど、

人間のお医者さんと、動物のお医者さんで、大きく違うのはどういうところかわかる?

 

動物はしゃべれないことです。

それじゃ

動物はしゃべれなくて黙っているから

ケガをしても痛くないのかな?

 

動物は

しゃべれないけど、私たちとは姿も形も全然違うけど

私たちと同じで、

嬉しいや悲しいや、怒ったり痛い

そうした感情があります。

私たちと、同じなんです。

そのことを皆に知ってほしくて、先生は人形劇を作りました。」

 

 

というところで、ペープサード、「みんなおんなじ」の人形劇(^^)/

人も、猫も、ご飯を食べたら嬉しいし、おもちゃをもらったら嬉しい。

叩かれたりいじめられたら痛いし、辛い。

大好きなお母さんとはぐれて迷子になったら悲しい。

人も、猫も、同じなんだよ、という内容のお話です。

 

 

「ここで、皆にクイズです。

猫さんは、ご飯をもらったらどう思った?

おもちゃをもらったらどう思った?

叩かれたらどう思った?

おうちの外で迷子になったら、どう思った?

猫さんは、お母さんやお友達のことをどう思ってる?

 

そうだね、

猫さんにも、皆と同じ、気持ちがあります。

生きているっていうのは、そうした

嬉しいや、悲しい、お母さんが大好き、そうした気持ちがあります。

生きているときは、必ず、何かの気持ちがあります。

それなら、生きているときは、嬉しい気持ちや楽しい気持ちがたくさんあるほうがいいとおもわない?

猫さんに、嬉しいや楽しいをたくさんあげられるのは

お世話をしてあげる私たち人間だけです。

猫さんだけでなく

おうちに動物がいるお友達はみんな、そうしてあげてほしいとおもいます。」

 

次に話題を変えて、食育のお話です。

 

 

「食べ物になるって、どういうことかわかる?

ウシも、ブタも、生き物です。

みんながおいしく食べて、大きくなるために

生きていたのに死んでくれています。

でも、生きていたんだから、もちろん嬉しいも悲しいもある。

牛や豚を育ててくれた人は、牛や豚にたくさんの嬉しいや楽しいをあげて、大切に大切に育ててくれています。

そうして育てられた動物たちは、みんなが大きくなるために、死んでくれて、自分の体をくれています。

だから、ご飯を食べる時には、体をくれた牛や豚にありがとうの気持ちを持って、

最後まで、残さずに食べてください。」

 

そして最後のまとめへ。

 

「さて

今日は、先生は皆に

動物達にも、みんなと同じ、嬉しいや楽しい、お母さんやお友達が大好きといった気持ちもあるし、悲しいや、痛いとかの気持ちもあることをお話しました。

お友達のおうちにいる動物たちは、皆のことをおにいちゃんやお姉ちゃんだと思っているし、みんなのお母さんのことを自分のお母さんだと思っています。

おうちに動物がいるお友達は、これからその動物達に、たくさんの楽しいやうれしいをあげてほしいと思います。

何をしてあげたいと思った?」

 

子供達、それぞれ

「ご飯をあげたい」

「一緒にあそんであげたい」

「金魚の水をかえてあげる」

など、たくさんの意見を言ってくれました(^^)/

 

 

「その気持ちを、大きくなっても、大人になっても、絶対に忘れないでください。

いまの大人の中には

今の皆の気持ちを知らないで、動物をいじめたり、おうちの動物を外に棄ててしまったりする人がいます。でも、そうしたら動物は悲しいよね、痛いよね。

ずっと、お母さんやお父さんだと思っていた人に、「もういらないから、あっちいって」って言われたらいやだよね?

先生は、そうしたいじめられたり、棄てられたりして弱ってしまった動物にたくさん出会ってきました。

皆、つらいよ、悲しいよって泣いていました。

本当に、本当にかわいそうでした。

そんなかわいそうな動物、そして新しい家族を探している動物は、実はたくさんいるのです。

先生は、そんな悲しい想いをする動物がいなくなって

皆がしあわせになってほしいのです。

 

今日の先生のお話を聞いたみんなは、もう、動物達にも気持ちがあることが分かりました。

だから、絶対に、動物をいじめたり、動物を棄てたりしないでください。

たくさんの嬉しいや楽しいをあげてください。

これが、先生と皆とのお約束です。

皆さん、お約束守れますか?」

 

子供達

元気に「はーい!!!」と良いお返事♪

 

「皆がお約束してくれたので

みんなが大人になる時には

動物をいじめたり、棄てたりする人がいなくなって

みんなが、人間も動物も、嬉しいと楽しいでいっぱいの世界になっていると思います。」

 

 

そして最後に、「手のひらを太陽に」を歌いました。

 

 

わたし、歌ってます(笑)

でも、私のへたっぴな歌をかき消すくらい、皆大きな声で歌ってくれました(^^)/

 

教室の後で、

幼稚園の先生が子供達に

「どうだった?感想をおはなししてください」

と問いかけて下さりました。

 

すると

「動物達も、自分たちと同じように痛みや悲しいがあるのを初めて知った」

「お寿司がお魚からできているのを初めて知った」

という感想も聞かせてくれました。

 

教育って、大切だな・・・と改めて思いました。

 

 

動物を飼っていないご家庭など、実際に動物に触れる機会の少ない子供達もおられると思います。

私も小さい頃は、金魚しか飼ったことありませんでした。

だからこそ、たくさんの子供達が集まる現場で、

そこに居るみんなが、学べるような機会をどんどん作っていきたいと思います。

 

 

この幼稚園は、実は残念ながら今年度で閉園するので、

こちらでの「命の教室」は、最初で最後なのですが

 

 

参加してくれた子供達の思い出に深く残り続けてくれることを祈ります。

 

いつも藤井寺市内の「命の教室」にボランティアでお手伝いくださっている

ピアノ演奏のH先生、

ペープサード、写真撮影の犬猫救い隊Sさん

ありがとうございました!

 

藤井寺市内では

今後さらにもう一校の「命の教室」

そして、小学校での「絵本の読み聞かせ」

イベントが決定しています♪

 

H先生、Sさんのご協力により、藤井寺市内での活動が拡がっています♪

ご縁をつなげて下さって、本当にありがとうございますラブラブ

 

子供達の道徳心を育てる{humane education]活動

いつも命に向き合う獣医師が行うことで、より効果的だと信じ、活動を続けています。

将来的に動物を棄てたり、虐待する人間を無くすことで、

社会は確実に変わると思います!

 

 

他の地域での教室も、どんどん活動の場を探していきたいと思います!

もし、開催地のご縁をいただける方がおられたら、いつでもご連絡ください爆  笑

日帰りで行ける距離なら、どこへでも馳せ参じたいと思います♪

 

よろしくお願い致しますベル

 

 
 
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絵本「お母さんのらねこのお話」
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