こんにちは！
スタッフ小西です
今年も残すところあと５日となりました。
朝晩の冷え込みも厳しく、お外の猫たちにとっては過酷な毎日で、どうしているだろうかと胸が痛みます。
私は、２年くらい前から、時間がある時に、ウォーキングをしています。
きっかけは健康維持のためでしたが、
気付けば、お外のニャンコチェックに目的が変わっていたりして
うちの近所に神社がありまして、
そこにはさくら猫がたくさんいます。みんな丸々として、ごはんを持っていない人にもスリスリ。
みんなに可愛がられている幸せなさくら猫たちだと思います。
私もウォーキングの帰りにさくら猫たちをなでながら、お茶を飲んで休憩したりして、ちょっとした屋外猫カフェを楽しんでいます。
だいぶ前のことですが、いつものようにさくら猫をなでていると、観光に来たと思われるご家族が近付いてきて、お母さんが言いました。
「この猫、耳かじられてるやん。かわいそうに…。」
すると、お子さんが、
「でも、あの子もあっちの子もおんなじ耳やで。なんかの印ちゃうん？」
鋭い！
思わず、私から声をかけました。
「こんにちは〜。このお耳ね、不妊手術がしてある猫です、っていう印なんですよ。桜の花びらみたいだから、さくら猫って呼んでいるんです。ボランティアの方が手術して、その後も見守ってくれているんです。」
まだ、私がまちねこさんの活動もクリニックのお仕事もする前のことです。今思えば、すごい勇気
でも、その時は自然に、口が動きました。
きっと、そのご家族が理解してくれそうな温かい雰囲気を持っていたからかなぁ。
私と話したあと、そのご家族は、嬉しそうに一緒に猫をなでてくれました。
「知らんかったわぁ。教えてくれてありがとうございます。」
と、おっしゃってくれました。
猫の活動に関わるようになって、啓発の大切さ、必要性を感じることがとても多いです。
でも、啓発というと、セミナー、勉強会、パンフレット作り…と少し堅苦しいイメージもあります
でも、さっきのご家族とのやりとりを、ふと思い返して、これも立派な啓発ではないかと思いました。
そうやって小さな入り口から、大きな広がりとなって、お外の猫への理解が進んだら、こんなに嬉しいことはありません
温かい気持ちで猫を見守ってくださる人が一人でも多く増えて、お外の猫たちが寒さに負けず、無事に冬を乗り越えられますように…
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